ばんえいアイドルマスター記念とは (バンエイアイドルマスターキネンとは) [単語記事]

ばんえいアイドルマスター記念（－きねん）とは、2011年（平成23年）11月20日帯広競馬場でおこなわれたレース、及び、当時行われたレースに関する動画に付けられたタグである。

概要

※「冠協賛レースシリーズ」の記事も参照。

この企画は、「リアル765プロ企画」のひとつとして、ばんえい十勝（オッズパーク・ばんえい・マネジメント株式会社）がクライアントとして実現した。過去にも、帯広競馬場をはじめ他の公営競技場で「アイマス冠協賛レース」が実施されていたが、全て個人協賛レースであった。今回、初の公式がらみのレースとして、発表当初から話題となった。

当日のメインレースは第11レースの重賞「ばんえいオークス」であるが、アイドルマスター記念はその1つ前の第10レースに組まれた。直線200メートル、9頭立て、A1決勝(所謂オープンクラス)で行われた。1着本賞金は9万円。副賞として騎手にはPS3本体と「アイドルマスター2初回限定版」のソフト。他関係者にも多数のアイマスグッズが用意された。

当日は、下田麻美さんがCVを担当した^[1]案内映像が使用されたり、ファンファーレに通常のものではなくアニメ「アイドルマスター」のオープニングの映像と音楽「READY!!」が使用されたり、第2及び第10レースにて実況アナに「とかちつくちて」と言わせるなど、「リアル765プロ企画」ならではの演出が行われた。

またこの日の帯広競馬は、メインレース「ばんえいオークス」と「ばんえいアイドルマスター記念」の他に全国のプロデューサーが個人協賛レースを申請して、第１レースから第８レースまでアイマス関連のレース名が付けられるということになった。^[2]

＜当日の帯広競馬の番組表＞

Ｒ	レース名	パドック映像	勝ち馬
１	中村繪里子さん誕生日記念	春香	ブラックスーパー
２	SprouTカップ	雪歩	ブルーパワー
３	ありがとうばんえい！道民Ｐ記念	あずさ	テルシゲ
４	いつまでもいっぱい魔法をかけて	律子	アローコトブキ
５	プリンセス伊織新曲記念	伊織	ブラックボス
６	真（まこと）冬の十勝でドッキドキだよぉ杯	真	ホッカクヒメ
７	如月千早Happiness杯	千早	ホクショウバルト
８	やよい賞	やよい	タイソンキング
９	第２４回南北海道産駒特別	響	タケノキクヒメ
10	ばんえいアイドルマスター記念	亜美・真美	カネサブラック
11	ソメスサドル杯ばんえいオークス	美希	アグリコトブキ
12	第２４回市役所サポーターズ記念	貴音	グランドペガサス

尚、公式発表によると当日の帯広競馬場の来場者は4310人。
（ばんえい十勝の過去最高入場者数は7098人、昨年のばんえい記念の開催日で3522人とのこと）

1日の馬券売得金額は6594万4900円。第10レースのアイドルマスター記念の売上は680万9400円。

記念馬券

この日のレースは全国から帯広に集まったPが記念馬券として購入したのか、馬連単の「7→2」。3連単の「7→6→5」の組み合わせのオッズが下がる現象が起こった。

ばんえいアイドルマスター記念においてはそれが顕著で、3連単の7→6頭の組み合わせはいずれも1620倍～19350倍。7→6→4に限っては1票も売れていないという状況でありながら、7→6→5の組み合わせが57.1倍という異様に偏ったオッズとなる。3連単の売上が262万2000円であるため、3万円分以上は記念馬券として購入された計算となる。

1レースと3レースは馬連単2→7で決着。ばんえいアイドルマスター記念は3連単9→1→6という決着であり、1レースと3レースは7番。ばんえいアイドルマスター記念では6番がもう少しだけ頑張っていれば全国のP歓喜という展開になるところであった。

なおこの日の4レースでは、全国から集まったPの熱気に奮起したのか、穴馬2頭が激走し、3連複と3連単でダブル特払い(的中者ゼロのため、100円あたり70円を払い戻し)という地方競馬でも珍しい現象が起こった。