びっくり熱血新記録!はるかなる金メダル

『びっくり熱血新記録!はるかなる金メダル』とは、1992年6月26日にテクノスジャパンによって発売された、FCゲームのことである。ジャンルは現在で言うところのパーティーゲームに近い。ダウンタウンシリーズの作品であり、『ダウンタウン熱血行進曲　それゆけ大運動会』の続編に当たる。

発売一年後の1997年７月16日には、GBでもリメイク版が発売された。一部競技などが異なる。
ここではFC版のみについて記述する。

余談だが、この作品はタグの表記ゆれが激しい（単に「熱血新記録」だったり、「！」が省略されたり）。タグ検索が困難な作品である。

概要

前作『ダウンタウン熱血行進曲　それゆけ大運動会』と同じく、4人プレイが可能なパーティーゲームである。ただし、4人同時プレイの競技は無く、コントローラーを使いまわしてプレイできるようになっている。

5つの競技で勝敗を競い合い、メダルの数が一番多いチームが優勝である。ただし、勝利した場合メダルは1枚ではなく沢山貰うことができる。（1位：金メダル15枚など。）また、メダルは競技中に拾うことも出来る。

このメダルを使って、アイテムを買い、競技を有利に進めることも出来る。効果はしょうもない物からバランスブレイカーまで、多彩なものがそろっている。

参加チームは、前作の4チームに加えて、黒幕・とうどうが海外から連れてきたチーム「オクラホマチーム」が存在する。オクラホマチームは強力であるが、プレイヤーが選択することは出来ない。

競技一覧

400メートルハードル

1対1のトーナメント形式。ハードルはジャンプで越えなくても良い（タックルで破壊したり、スライディングで避けたりしてよい）。破壊したハードルの破片や、旋風脚によって相手を攻撃することが基本である。

ハンマー投げゴルフ

個人競技。820ヤードのゴルフ場を、ハンマー投げで進むという競技である。ボタンの連打により、飛距離が増す。実は、1位になるより道中のメダル獲得を狙った方がはるかに効率が良い。

水泳バトルロイヤル

1対1のトーナメント形式。プールで泳ぎながら戦う。現在だとCERO指定になりうる残酷競技である。

ビル超え棒幅跳び

個人競技。棒高跳びの要領で、ビルの屋上を次々と飛んでいく競技である。落下しても3回まではトランポリンが使える。初心者殺しの競技である。

はちゃめちゃ柔道

1対1のトーナメント形式。組み合った状態でボタンを連打し、相手の気力をゼロにすると、必殺技の使用が可能。技はキャラごとに異なる。

このゲームの問題点

 良作ではあるが、前作『ダウンタウン熱血行進曲　それゆけ大運動会』ほどの人気は無い。その理由は、

1. 4人同時プレイ競技が無くなり、未プレイの人間の待ち時間が増えた。
2. 個人競技に、他のプレイヤーが介入する余地が無い。
3. ボタン連打競技が3つもあり、腕が疲れる。
4. アイテムが強力すぎる（ピラニアなど）。最初の競技に勝つと、最後まで優位が揺るがない。

等である。

関連動画

▼TAS動画。通常は役立たずの「どくやく」が大活躍。

▼はちゃめちゃ柔道全技集。

関連項目

• くにおくんシリーズ