ぴのらぼおいしい虫さんたちみんなでやりたい虫クイズとは (ピノラボオイシイムシサンタチミンナデヤリタイムシクイズとは) [単語記事]

ぴのらぼおいしい虫さんたちみんなでやりたい虫クイズとは、世界初のバーチャルYouTuberによる児童向け書籍である。なお、ここでいう「おいしい」とは、「すごい」という意味である。

発売日: 2019年03月26日
出版: 株式会社KADOKAWA
著者: カルロ・ピノ絵: 八重沢なとり
発行者: 三坂泰二
編集企画: MF文庫J編集部
担当: 大竹卓
デザイン: 百足屋ユウコ + 豊田知嘉（ムシカゴグラフィックス）
印刷・製本: 株式会社癀済堂
判型: B6判
商品形態: 単行本, フルカラー
ページ数: 128
日本図書コード: C8045（児童>単行本>生物学）
ISBN-10: 4040656628
ISBN-13: 978-4040656625

概要

著者はアイドル部所属でバーチャルYouTuberのカルロ・ピノ。イラストは、カルロ・ピノと同じアイドル部所属でバーチャルYouTuberの八重沢なとりが担当している。
なお、バーチャルYouTuber自身が商業向け誌をすべて執筆・イラストすることは世界初である。
デザインは、デザインスタジオ『ムシカゴグラフィックス』の百足屋ユウコと豊田知嘉が担当している。このスタジオに所属するデザイナーは皆虫に関する名前を持っており、担当したお2人も例外ではない。普段は別に虫の本を担当しているような様子はないが、本書ではばあちゃるなどのスタッフによりナイスマッチングになった。

本書では、「人間にとっておいしい」「生きざまがおいしい」「見た目がおいしい」の3つの項目に分けて27種類の虫とコラムに3種類の虫の合計30種類の虫を紹介している。虫一種類に生息地、特徴、解説、3択問題が書かれている。本文はカルロ・ピノが書いたため、特徴の記述がお茶目な内容になっていたり、彼女らしい内容となっている。その一方で、本書はVTuberが書いた本とウェブ上で扱われることはあるが、表紙に彼女たちが描かれることがなく、万人にも愛されるような虫クイズ図鑑のようになっていることはあまり本人たちが言及することは殆どなかったが、.LIVEやバーチャルYouTuberの存在をする者にとって本書を読むうえでとても大きな特徴と感じているものも多い。また、書内にも彼女たちは多くは描かれていないが、ファンにとってわかるくらいに書き方がピノ様らしい本になっているのでぜひとも手に取ってほしい。

本書は、彼女らが所属するプロダクションである".LIVE"のTwitterより2019年2月14日に発表された。

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 https://twitter.com/dotLIVEyoutuber/status/1095972240003235841

この発表ツイートがされた14日以降、一時Amazonデイリー売れ筋ランキング（カテゴリ: 本）で国内1位を獲得していた。
そして、どこで見つけたのか公益財団法人日本自然保護協会のTwitterアカウントが透かさず引用RTをした。

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 https://twitter.com/NACSJ/status/1096215506258845696

本書は販売前に増刷決定した児童書としては異例の書籍であり、児童書なのにアニメイトやメロンブックスなどのショップでも扱われる不思議な本にもなっている。販売前に増刷決定した際には、「『販売前に増刷決まっちゃった』記念購入キャンぺーン」を開催。アニメイト、ゲーマーズ、とらのあな、メロンブックスにて名前つきお礼メッセ―ジが当たるプレゼントキャンペーンを開催していた。

カルロ・ピノは、現代の「虫愛づる姫君」ともいえる、生き物が大好きなVTuberである。普段から大好きな虫のことを「虫さん」と呼び、「ぴのらぼ」と称した虫や生き物に関する雑学を披露する配信を行っている。今回の書籍はその「ぴのらぼ」の事実上の書籍化にあたる。
普段の「ぴのらぼ」では、生き物に関するクイズを出す場面があり、今回の書籍でもその「ぴのらぼ」で出されるようなクイズをまとめた形になる模様である。
普段はカルロ・ピノが自ら生き物のイラストを描いてリスナーにその生き物の様子を伝えることが恒例となっているが、虫クイズの項目については今回は八重沢なとりが担当する（ピノ様曰く、「わたくしの画力では三択クイズができない」ため）。八重沢なとりはカルロ・ピノが誕生日の際に絵本を送ったり、Twitterでリプライを送りあうなど交流があり、カルロ・ピノにとってアイドル部の「お姉ちゃん」の1人。普段より、自分の配信に使うサムネイル画像を自ら描いたイラストで飾るなど、美術の才能に長けている。