もっとがんばる町江別市まで約40000km 単語

モットガンバルマチエベツシマデヤクヨンマンキロメートル

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もっとがんばる町 J
A
江別市まで
約40000km

もっとがんばる町江別市まで約40000kmとは、北海道江別市豊幌美咲町に立てられた看板に書かれていた、謎のフレーズである。

概要

看板が立てられていたのは、国道12号沿いのJR函館本線・豊幌駅すぐそば、岩見沢市との市境まで約1.7kmの地点である。市町村境によく立てられている、「また来てね」的な内容の看板なのだが、そこはデッカイドウ、やはりスケールが違った。というか、江別市に立ってるのに「江別市まで約40000km」とは、これ如何に。
ちなみに、看板の裏側には絵日記風のイラストが描かれていた。

看板を作成したのはJA道央青年部江別ブロック。この団体は他にも「喰え」とだけ書かれた謎看板や、「問題3 ハルユタカとは何でしょう?」とクイズで問いかける看板など、ユニークな看板をいくつか作成している。

この看板が設置されたのは2008年~2009年頃で意外と新しい。それ以前は、同じ場所に「食べられる大地[1]」の看板が立てられていたが、こちらもJA道央青年部江別ブロックが手掛けたものである。

残念ながら、この看板は2024年5月ごろに撤去された模様。

江別市から約40000kmの地点は本当に江別市なのか?

まず、メートルという単位の定義をおさらいしておこう。

現在は色々あってより厳密な定義がなされているが、元々1メートルとは北極点から赤道までを結ぶ子午線を1/10,000,000(千万分の1)した長さとして定義されたものである。逆に言えば、北極点から赤道までの距離は約10,000,000m=10,000kmということである。その4倍の距離となる40,000kmとは、つまり地球一周の距離に概ね等しい[2]。なので江別市から同じ地点を2度通らないという条件の下での直線距離で40,000kmの地点は、地形を無視すればだいたい江別市を含む道央圏に収まるということになる。

要するにこの看板が言わんとしているのは、地球一周してでもまた江別に来てね、というちょっとしたジョークなのであった。戻ればすぐだろ

看板までのアクセス

  • JR函館本線 豊幌駅から約160m(徒歩約2分)
  • 道央自動車道 江別東ICから約6km
  • 江別市から約40000km(車で約1ヶ月[3]、徒歩で約1年[4]

関連動画

この動画の5:32あたりで、現在の「江別市まで約40000km」になる前に立てられていた「食べられる大地」の看板が確認できる。

関連リンク

関連項目

脚注

  1. *言うまでもなく、試される大地のパロディである
  2. *後年の調査により、地形の起伏を無視した地球の形状は完全な球体ではなく、赤道付近が膨らんだ回転楕円体であることが判明している。そこで地球の形状に最も近似した回転楕円体のひとつ「GRS80」を基に考えると、赤道の周長は約40,075km、両極を通る楕円の周長は約40,009kmとなる。どちらも、この文脈においてはほぼ40,000kmとみなして差し支えないであろう
  3. *国道12号の法定速度(時速50km)で計算すると33日16時間
  4. *不動産情報の表記ルール(分速80m)で計算すると347日5時間20分
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