やくもとは、列車名である。
1965年10月に東海道新幹線新大阪駅と山陰本線浜田駅を結ぶ特急として誕生した。この時は福知山線経由であり、「まつかぜ」の増発的な意味合いもあった。使用車両はキハ80系。
その後山陽新幹線岡山開業に伴い、それまでローカル線の一つであった伯備線を陰陽連絡線として本格的に活用する事となり、1972年3月に「やくも」は伯備線特急となった(それまでの「やくも」は「まつかぜ」に改称)。
1982年の伯備線全線及び山陰本線伯耆大山駅~知井宮駅(現:西出雲駅)間・境線米子駅~後藤駅間の電化に伴い使用される車両がキハ181系から振り子式車両の381系に変更された。また、1994年12月には速達列車を「スーパーやくも」として区別したが、2006年3月に「スーパーやくも」は廃止され「やくも」に統一されている。
その他、瀬戸大橋が開業した1988年には臨時列車として瀬戸大橋線を経由してJR四国・高松駅を発着する「マリンやくも」が設定されたが、こちらは1991年に廃止されている。
(※伯備線電化の際に当初は上越新幹線開業に伴い「とき」運用から外れて余剰となる183系を伯備線に転属させる案も国鉄にはあったが、地元がこれを察知して電化工事に積極的に協力した為381系が投入される事となった)
ちなみに、現時点においてこれといった置き換え計画のない「やくも」用381系は大規模なリニューアル工事が行われている為向こう10年は活躍する予定。なお、リニューアル工事が行われた編成は「ゆったりやくも」編成と呼ばれている。
この「ゆったりやくも」の色は白が大山の冠雪を、赤が出雲大社の巫女をイメージしたものになっている。
(※この381系リニューアル工事の関係で日根野の381系が充当された事もある)
陰陽連絡特急のエース格の列車であるが、最近では対抗する交通機関の攻勢もあって苦境に立たされている。この事もあって山陽新幹線「のぞみ・みずほ・さくら」との接続を強化している。
その他、県境にある分水嶺・谷田峠トンネル通過時や伯耆富士・大山付近走行時にはアナウンスが流れる場合がある。
なお、2009年6月1日の禁煙化に伴い一部にあった喫煙ルームは廃止された他、車内販売は現在行われていない。
また、保守部品確保の関係上2011年4月2日~7日は全列車4両での運転となった。
駅名 | 岡 山 |
倉 敷 |
総 社 |
備 中 高 梁 |
新 見 |
生 山 |
根 雨 |
伯 耆 大 山 |
米 子 |
安 来 |
松 江 |
玉 造 温 泉 |
宍 道 |
出 雲 市 |
▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ | ▲ |
1号車 | 2号車 | 3号車 | 4号車 |
グリーン | 指定席 | 指定席 | 自由席 |
381系特急 「ゆったり八雲」 |
山陰地方(鳥取・島根)へ向かう特急 |
スーパーおき─スーパーまつかぜ─スーパーいなば─やくも─はまかぜ─スーパーはくと─サンライズ出雲 |
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最終更新:2024/04/19(金) 08:00
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