アク役◇協奏曲とは (アクヤクキョウソウキョクとは) [単語記事]

アク役◇協奏曲〜オインゴとボインゴ〜とは、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険スターダストクルセイダース」で披露されたオインゴ・ボインゴのキャラソンである。

概要

それは第27話で起こった。
熱いバトルとハードな展開、そして不意に襲いかかる強烈な笑いが魅力の「スターダストクルセイダース」にて、屈指のギャグ回である『オインゴ・ボインゴ編』。当然人気も高い。しっかりアニメ化頼みますよ……というファンからのアツい期待に対し、アニメジョジョ製作スタッフは脚本にふでやすかずゆき、絵コンテにディレクターの津田尚克というガチな布陣を配置し、「ギャグ回にも全力」という「覚悟」で応えた。

そうして放送された第27話は、OPをカットしてまでも尺を確保する気合、丁寧な原作再現、承太郎のキャラ崩壊、声優の熱演などの高クオリティで視聴者の腹筋を破壊。夜中なのに爆笑してしまう被害が絶えないまま、オインゴとボインゴの「チャンチャン」で物語は締めくくられた。そして視聴者はPat Methenyのしっとりとしたエンディングを聴きながら興奮を冷ます…………はずだった。

信じてるぜ信じてるよオインゴボインゴブラザァ～ズ♪

（　゜Д゜）（　゜Д゜）（　゜Д゜）！？
まさかの特殊ED。その衝撃たるや、「オインゴボインゴ」という単語がTwitterのトレンドワード 1位に4時間ほど君臨し、放送終了から半日が経ってもトレンドワードランキングに居座り続けるほどであった。（国内最速放送のTOKYO MX放送直後、2015年 1月24日の出来事。）
本編だけでもお腹いっぱいなのに、これでもかと食後にサーロインステーキを叩きつけるような徹底。放送時間の約24分間を1秒残らずオインゴボインゴ兄弟で染め上げる狂熱。「ギャグ回にも全力」どころか「ギャグ回でK点越え」というアニメジョジョ製作スタッフらの底無しの原作愛が、ジョジョの長い歴史に「キャラソン」という新たなページを綴ったのだった。

本話について津田尚克は、放送前の「オラオラジオ!」にて「（27話には）いろいろと仕込んでるわけです。テレビを見てる方はこいつらバカだと思ってもらえるはず」と笑いながら語っていた。

詳細

曲名：『アク役◇協奏曲〜オインゴとボインゴ〜』
作詞：田無夢太郎　作曲・編曲：菅野祐悟
歌:オインゴ（CV:保村真）ボインゴ（CV:くまいもとこ）
EDアニメーション絵コンテ・演出：ソエジマヤスフミ

それ単独で書籍にまとめられるほどの人気がある「トト神の予言マンガ」がついにフルカラーで動き回った。注目したいのは、そのコミカルで独特な映像と、やけに歌がうまいオインゴ兄の熱唱。中毒性が非常に高い。
ちなみに、27話Bパート冒頭、ジョセフたちの車にさり気なく近づくシーンで、オインゴがこの歌を口ずさんでいる。

TOKYO MXで披露された直後、アニメロミックス、iTunes storeで配信が始まり、後者では初登場にして総合ランキング40～50位に踊り出るほどの反響を呼んだ。一時は20位代までのしあがったとか。

作詞の「田無夢太郎」は、本曲の発表まで存在しなかったこと・david productionが西東京の田無にあることなどから、おそらく楽曲制作に関わった誰かのペンネーム、あるいは虚構の作詞家なのだろう、と想像できる。その正体は我々視聴者はおろか、ジョジョ SC 作画班にさえ知らされていない模様。一体何者なんだ…。

ところでこれは筆者の勝手な想像だが、サブタイトルの「～オインゴとボインゴ～」、これはまるで他の二人組による再来がありそうな………

関係者のツイート

ジョジョの今週放送の27話はラッシュを見てるときから爆笑でした。音楽の使い方が面白いので津田さんにどうやって音楽発注しているのか聞いちゃいましたね。EDもやたらと歌がうまいオインゴがさらにグッドです。
— 光田史亮 (@hair aito78) 2015, 1月 23　スタンドデザイン・アクション作画監督

ジョジョ27話、ご視聴ありがとうございました。屈指のギャグ回！この話数のアフレコ現場は腹かかえて笑いました。特殊EDの作詞は大御所、田無夢太郎先生によるものです。
— 野口拓人 (@ngc tkt) 2015, 1月 23　david production 制作部

ジョジョの話。オインゴボインゴの歌の評判が良いようで嬉しいです。ituneでも販売開始したようです。今みたら総合ランキングで54位。番組を観ていただいた皆様、ダウンロードしていただいた皆様ありがとうございましたm(_ _)m
— 菅野祐悟 (@yugoka nno) 2015, 1月 23　ジョジョ SC 音楽担当

ジョジョ、オインゴボインゴ回視聴。シナリオ段階でばっちりの音楽を作っていただいた菅野祐悟さんと、まるでカートゥーンアニメのように映像とシンクロした音楽編集をしてくれたミキサーの山口さん、お二人の才能と技術に感謝感謝のお話でした。いや〜面白かった。エンディングもサイコーですね。
— 岩浪美和 (@nami suke 1073) 2015, 1月 25　音響監督