アグモンとは、デジタルモンスターに登場するデジモンの一体である。
主人公として再起用されたり、マスコットとしてマイナーチェンジされたりと、デジタルモンスターの象徴的なデジモンとなっている。
主にデジモンアドベンチャーとセイバーズについて解説する。
成長期の爬虫類型デジモン。しかし外見はむしろ小型の恐竜のような姿である。そのため2006年以降は恐竜型デジモンとなっている。
アニメで二度も主役を張ったこともあって高い人気を誇る。亜種としてウイルス版のブラックアグモン、X抗体版などが存在する。なお、恐竜型とされたのはX抗体版が初。また、ユキアグモンやトイアグモンなどの種類もいる。
2006年版ではデザインが変わり、指が三本になって赤い革ベルトが装着された。アニメではサイズも大きくなり鼻もでかくなっている。
よく食べるという性質は昔から変わらない。
本作品では2体存在する。
太一と最初に交流を深めたアグモン。声は坂本千夏で、後述のパートナーデジモンとしてのアグモンと同じキャストだが、別個体とされている。
唯一自我を持って会話したのがコロモンの時であり、この際にそう名乗ったことから一貫して「コロモン」と呼ばれる。
その後アグモン→グレイモンと進化して、現実世界に現れたパロットモンと戦闘した。なお、アグモンは信号機ほどの大きさであるなど後のセイバーズのアグモンよりもでかく、おまけに本能で行動するようになる。
八神太一のパートナーデジモンとして、コロモンの姿で登場する。デジモン達の中心的な存在。声は前述の通り坂本千夏。
性格は太一に似て猪突猛進であるが、普段はとてものんびり屋で人懐っこく、太一とも友人気分で接しているなどとても仲が良い。ちょっぴりドジで、よく食べる。
02にも登場するものの、当初はダークタワーの影響で進化出来なかった。デジモンカイザーに捕らえられ、実験でスカルグレイモンに強制進化させられたり、イービルスパイラルの効果でメタルグレイモンのウイルスバージョンに進化させられてしまうなど散々な扱いだったことも。
一人称は僕だが、終盤は脚本家のミスか、長年の付き合いでちょっぴり立ち位置が変わったのか、一人称が俺になったり太一に敬語を使うなどして物議を醸し出した。
02の最終回では太一とともに外交官に。「どーもどーも」とか照れくさそうにしながら蝶ネクタイ姿で登場していた。
なお、後年の作品でも誤った進化は登場するが、この作品のアグモンのみ完全体の時点で誤ちを犯している。非行に走るのが早かった分更正も早かった……と思いきや続編では強制的にワルにされてしまった。
選ばれし子供達の中で一番最初に進化した成熟期の恐竜型デジモン。
これは他の進化体も同様だが、最初は進化に慣れてなかったせいか、声にエフェクトがかかっている。
怪獣のような姿をしているため、現実世界では、太一の母親に酷く取り乱された。(太一が恐竜に捕まっていると勘違いされていた)
勇気の紋章の力でグレイモンが超進化した完全体のサイボーグ型デジモン。
初対戦ではエテモンと交戦し勝利するが、この戦いが原因で太一は一時的に現実世界に戻されることになる。技には原作ゲームではありえない解釈が存在する。
必殺技は「ギガデストロイヤー」と「トライデントアーム」。トライデントアームはアニメ独自の設定として射出可能。
原作ゲーム初登場の際は青い肌のウイルス版として登場しているが、これはアニメでは02にてデジモンカイザー支配下のものとして登場する。
余談だがアニメ版でオレンジカラーでワクチン種のメタルグレイモンが、大活躍した為に青色でウィルス種の元祖メタルグレイモンの存在が一気に薄くなり、メタルグレイモン=アニメ版のオレンジ・ワクチン種と言う印象が定着してしまう結果になってしまった。
それ所か02ではデジモンカイザーに操られた青いメタルグレイモン(元祖メタルグレイモン)が大暴れしたのでテレビの前の子供達に青いメタルグレイモン=悪い奴と言う印象を与える結果になってしまった。
完全体のアンデッド型デジモン。太一の誤った勇気によって進化してしまった闘争本能の塊。
骨だけの姿に核があるだけという奇妙な姿で、背中に必殺技となる「グラウンド・ゼロ」を背負っている。
味方をも傷つけるなどして暴走したため、「間違った進化」とゲンナイは当初言っていたが、それは選ばれし子供に求められていた進化ではないという意味で、進化に良いも悪いもない。
02でまさかの再登場を果たす。
アドベンチャーの劇中での活躍はエテモンが操っていた別のグレイモンをグラウンド・ゼロで一撃で吹き飛ばし、それだけではあきたらず今度は他のパートナーデジモンを攻撃しだし、最後はエテモンのコロシアムから逃げ出してエネルギーが切れてコロモンに退化した。
02ではイービルリングを付けられたアグモンがその場で暗黒進化し、グラウンド・ゼロでダークティラノ数体とダークタワーを消し飛ばすなど攻撃力はアドベンチャーよりも大幅に上がっている印象があった。そのあまりの凶暴さにデジモンカイザーも手を焼いた。
クロンデジゾイドと呼ばれる材質で作られた鎧を纏い、勇気の紋章のモールドがあるブレイブシールド、そして両腕の爪ドラモンキラー(通常技でもある)を装備した攻防一体の戦士。
メタルグレイモンにあったサイボーグとしての生々しさはほとんどなく、騎士のように纏まったデザインとなっている。グレイモンの最終進化として未だに人気の高いデジモン。02でも登場してウォーグレイモン対決が行われるなど、続編でもその人気は根強かった。
必殺技は「ガイアフォース」。ボールを使ってこの技を真似したという青春時代を過ごした人もいるのではなかろうか。劇場版第二作目では小型にして連射したこともある。
02劇場版第2段ではほとんどオメガモンのパーツ扱いになるなどしていて、ちょっと可哀想な扱いになっている。
大門大(以降はややこしいのでマサルor兄貴と表記)のパートナーデジモン。声は松野太紀。
赤い革ベルトをしており、鼻の穴がデカイ。というより無印のアグモンより体が二回りほど大きい。
ラプター1と名付けられDATSに追われていたが、マサルと出会って殴り合いの喧嘩に興じた。お互いぶっ倒れたものの、これを負けと見たアグモンは、マサルの子分になると進言し、パートナー関係となる。
無印のアグモンに輪をかけたようなのんびり屋で、よく食べるうえに図々しい。普通居候キャラと言えば主人公の親を「パパさん」「ママさん」とか言うのが普通だが、あろうことかマサルの母を「小百合」と堂々と呼び捨てにして、いつもマサルに怒鳴られている。
しかし大門家にはアグモン専用の枕があるなど、妙に可愛がられており、愛称はアグちゃん。好物は「小百合の玉子焼き」。
一度デジタマに戻るが、本来引き継げないはずの「記憶」を引き継いでコロモンとして転生する。この際、マサルの頭にかぶりつく姿はデジモン映画一作目の構図がオマージュされたようになっている。(明言は一応されていない)
グレイモンの亜種であり、グレイモンとの違いは顔にたくさん赤い線が入っていることと、甲殻部分や肩にトゲが生え目がより鋭くなったこと。
完全体に迫る戦闘力を持つと言われているが、劇中では完全体のガルダモンに成す術なく負けている。
ジオグレイモンが「デジソウル・フルチャージ」によって進化した、完全体のサイボーグ型デジモン。
ガルダモンとなって暴走したピヨモンを救えないことを不甲斐なく思ったマサルが「もっと強い男になりてぇ!」という思いを爆発させ、新たな進化が発現した。
メタルグレイモンとは対照的なコンセプトとなっており、まず体の半分が機械になっているのが特徴。
トライデントアームなど格闘武器のあるメタルグレイモンとは違い、こちらは左手が巨大なリボルバーキャノンになっていて、羽までも完全に機械化され、その分巨体を制御できるほどの機動性を持っている。
必殺技は「ライジングデストロイヤー」と「トライデントリボルバー」。
アグモンに「デジソウルチャージ・波紋疾走オーバードライブ」を行うことで進化する光竜型の究極体デジモン。
メタルグレイモンのシルエットが見えるライズグレイモンとは異なり、ウォーグレイモンとは似ても似つかないデザインとなっている。
腕には特に武器はなく、必殺技はいわゆる気弾系となっており、この形態に限ればこの身一つで戦うデジモンと言っていいだろう。シャインと言うだけに尻尾の先端がそれっぽくなっているのも特徴。
マサルがデジヴァイスバーストに呼びかけることでジオグレイソードという武器を扱うことが出来るが、この武器は折れるのが仕事である。ファンからはスグオレルソードなどと呼ばれ親しまれている。ぶっちゃけかませ犬。
だが劇中襲ってきた究極体のバイオダークドラモンを簡単に切ってるあたり脆くてなまくらと言うわけでも無さそうだ。でも切られた本人(バイオDドラモン)はよっぽどショックだったのかその事をかなり嘆いていた。
さらにシャイングレイモンには、二つのパワーアップモードが存在する。
シャイングレイモンに「チャージ・デジソウルバースト」を行うことでさらにパワーアップさせた姿。
「力は借りたり与えたりするものではなく、合わせるものだ」ということに、パートナーから気づかされたマサルが到達した真のバーストモードである。
この身一つで戦っていたシャイングレイモンとは異なり、真っ赤な炎によって形成された剣と盾を使い、灼熱の羽を持つ。
この炎の剣と盾は自在に変化させることが可能で、例えば二つあわせて巨大なシールドにしたり、二刀流や巨大な一振りの剣にすることが出来るなど、とても万能。
初登場回と劇場版でその活躍の頂点を見ることが出来る。
トーマの裏切り(といっても演技)に怒ったマサルが憎しみの心をシャイングレイモンに与えたことで発現した、セイバーズ版の誤った進化。
外見の違いはバーストモードが少し黒々しくなり、炎が全てどす黒くなっている点。
暴走して周囲を破壊しつくしてパワーを使い果たし、アグモンがデジタマに戻る原因となってしまう。
アグモンがシャイングレイモンバーストモードのような炎の光を、鳳凰の如く纏った姿。
兄貴を乗せてどこまでも飛んでいき、そして兄貴に神をぶん殴らせた。
デジモンセイバーズフラッシュバックのジャケットにも描かれた。
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最終更新:2024/04/17(水) 03:00
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