シアラーとは、イングランド代表FWのアラン・シアラーである。
アラン・シアラー OBE(Alan Shearer OBE、1970年8月13日 - )は、イギリス(イングランド)・ニューカッスル出身の元サッカー選手、指導者。ポジションはフォワード。1990年代のイングランドを代表するストライカー。イングランド代表ではキャプテンも務めた。
マークについたDFの裏を取ったり、マークを外すのが非常にうまい。ゴール前でのパサーとしてのセンスも備えている。 足元の技術は世界のトップレベルのストライカーの中では目立つほどのものは無いが、ポジショニングの巧みさ、左右どちらの脚からも確実にゴールマウスに向かう強烈なフィニッシュ、相手ディフェンダーを跳ね飛ばすパワー、一瞬のスピードを持っている。また何よりも重要なのは、彼が鋼のような強靱な精神力を備えていたということである。シアラーは単なる点取り屋ではなく、絶大な存在感でチームを引っ張るとともに、ここで1点欲しいという状況では何が何でも1点もぎ取って来るという勝負根性の塊でもあった。また身長がそれほど高い訳ではないが、空中戦でも非常に強かった。プレーとしては、「華麗」よりも「泥臭い」タイプと言えるが、並みの「華麗」など足元にも及ばない、世界最高の「泥臭さ」であり、言わば古き良きイングランドのセンターフォワードの一つの理想型であった。
サウサンプトンのユースチームを経て、1987年にトップチームに昇格。デビュー戦となったアーセナル戦でいきなりハットトリックを達成する活躍を見せた。以降、ゲーリー・リネカー引退後のエースストライカーとしてファンの期待を集め、イングランド代表にも招集。1992年2月19日のフランス戦で代表デビューを果たす。同年プレミアリーグに昇格したばかりのブラックバーン・ローヴァーズへ移籍すると、1994-95シーズンにクラブを優勝に導くとともに自身も得点王に輝き、このシーズンでリーグ通算100ゴールを達成した。
その後活躍が認められ、ビッグクラブからのオファーが相次いだ(マンチェスターには家まで買っていたという)が、故郷であるニューカッスル・ユナイテッドでプレーすることを決意。自らが尊敬する元代表フォワード、ケビン・キーガンが監督を務めていたことも後押しとなった。ニューカッスル移籍後も順調に活躍し、3年連続プレミアリーグ得点王の快挙を達成した。1996年に地元開催となったEURO1996では、チームはベスト4に終わったものの得点王に輝いている。
キャリアの中で度重なる故障に見舞われたが、1998年のフランスW杯ではキャプテンを務め、チームの柱として活躍。2000年、EURO2000を最後に代表を引退したが、長らく代表復帰を望む声が根強かった。
2002年、プレミアリーグ創設10周年を記念して国内最優秀選手に選出。また2004年には、国際サッカー連盟(FIFA)創設100周年記念式典でペレが選出した、“偉大なサッカー選手100人” 「FIFA 100」のひとりに選ばれている。
2004-05シーズンでの引退を一度は発表していたが、ファンの強い要望からこれを撤回しもう1シーズンプレーすることを決意。2005-06シーズンはマイケル・オーウェンの加入により、新旧イングランド代表フォワードの2トップを形成した。2006年2月6日のポーツマス戦で、ニューカッスルの往年の名選手、ジャッキー・ミルバーンの持つ同チームでの通算200ゴールの記録を更新(但しミルバーンの記録は第二次大戦中のものが加算されていない)。同年5月11日、本拠地セント・ジェームズ・パークで引退試合が盛大に開催され、多くのファンが愛するストライカーとの別れを惜しんだ。
クラブで通算651試合出場、283得点。イングランド代表では通算63試合出場、30得点。
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最終更新:2024/04/25(木) 19:00
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