イカとは (イカとは) [単語記事]

イカとは、海生軟体動物の一群で、軟体動物門頭足綱十腕形上目に分類される動物である。漢字では『烏賊』。

概要

イカの特徴として、まずタコとは違い10本の触手を持つ。一般に『足』や『ゲソ』と言われる部分である。タコと同じく、墨を吐くが、タコ墨とは成分が違う。イカ墨は美味で、イカスミスパゲッティなどによく用いられる。

夜行性のイカがほとんどを占め、光を求めて集まる習性があり、イカ漁はこれを元にして行われる。八戸や石巻、呼子などが有名な漁場である。釣りでもイカが獲れる方法があるが、主に疑似餌を付けてイカを釣る『エギング』というものが主流。

食用になるイカが多く、コウイカ、ヤリイカ、スルメイカなどが刺身などで食され、ホタルイカなどが煮物として食される。スルメイカは干して『するめ』にして食される。触手部分は『イカゲソ』として様々な調理方法がある。

分類としてはコウイカ目、ダンゴイカ目、トグロコウイカ目、閉眼目、開眼目などに分かれる。アオリイカ、ヤリイカは閉眼目、スルメイカ、ホタルイカは開眼目に分類される。ツツイカ目に体長2mを超す最大のイカ、『ダイオウイカ』が存在する。

イカの数え方は生きている状態だと『匹』だが、漁獲されたイカは『杯』などが用いられる。

佐賀県唐津市呼子町では、イカの知識などを問題集にして出題し、難易度によって級を生じる『唐津・呼子イカ検定』なるものが行われる。

英国国営放送(BBC)作成の未来生物予想番組フューチャイズワイルドにて、2億年後には人類に匹敵する知性を進化させたイカが進化し、地球上にイカ社会が発達していると予測された。侵略するのも時間の問題じゃなイカ?