「莫迦め、新刊は完売したわ」
ウス異本(Yiuth variants of manuscripts)とはクトゥルフ(クトゥルー)神話における魔道書の一つ。ただし厳密に言えば「一つの魔道書」ではなくそれぞれが独立した書籍として完結した魔道書群の総称である。
魔道書としてその名を意識され始めたのはここ数十年の比較的新しい時期ではあるが、その中では異形の神々ですら冒涜し凌辱するがごとき正気の人間が想像するあたわざる振る舞いすらも描かれており、閲覧するものを不定の狂気に導くとも賢者へと至らしめるとも言われている。
日々、熱に浮かされたがごとき衝動に突き動かされた作家たちによって日に夜を継いで書き継がれており、こうしている今もその数は増え続けている。その全貌を網羅することは人智を超えた業であろう。
かくもおぞましき書物ではあるが、ある種の人々の間ではけして正規の商業出版にのることのない取引の相場が成立しており、一説によれば定期的に開かれる即売会場において一般の人々が知ることとてない符牒を取り交わす作家と閲覧者の間で不浄なる取引が大々的に行われるとも言われている。
キーパーによって設定は様々であるが、一つの例としては
というものである。研究に必要な時間は異本の種類に応じてキーパーが設定するが、短いものでは一日(もしくはそれ以下)であることもある。ゲーム内に様々の、異なった効果を持つウス異本が存在することは珍しくない。
ゲーム内におけるウス異本の特徴的な傾向としては、その内容の表現において、文章よりも図表・挿絵に多くの部分を負っているという点が挙げられる。そのため、不注意にウス異本を開いてしまった閲覧者が「言語」ロールに成功しなくても「アイデア」ロールに成功したばかりにSANチェックのダイスを振るはめになる事態がしばしば出来する。
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最終更新:2025/12/07(日) 20:00
最終更新:2025/12/07(日) 20:00
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