エイジャックス(アズールレーン) 単語


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エイジャックス

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「いい目つきね……いいわ、じゃああなた、私の新しい子豚になりなさい。拒否権なんてないですわよ?」

エイジャックスとは、STGアプリゲーム「アズールレーン」に登場する、第二次大戦時のリアンダー級軽巡洋艦〈HMS Ajax,22〉をモチーフにした女王様キャラクターである。

概要を教えてあげます…耳を貸して…フーッ!くすぐったい?

KAN-SEN
エイジャックス
HMS Ajax,22
基本情報
所属 ロイヤル
艦種 軽巡洋艦
レアリティ R→SR
CV 中条智世
イラスト 夢咲楓
艦歴
イギリス
出身地 カンブリア州
バロー=イン=ファーネス
艦級 リアンダー級軽巡洋艦
1934年3月1日
就役 1935年-1948年(イギリス軍
備考

    ロイヤル所属の軽巡洋艦。竣工順ではリアンダー級姉妹の末妹、つまり5番艦にあたる(ただし、改造型のバース級軽巡を妹にするなら、下にあと3人いることになるが)。本人は3番艦と言っているが、それについて史実の節を参照されたし。

    ピンクのヘアピンを付けた銀髪をツーサイドアップにし、不敵な笑みを浮かべている紅い瞳の少女。服装はリアンダー姉妹でほぼ同じ、ウェスト周りのチェック柄と黒ストッキングが印象的な制服。ただ、姉妹で上着は異なっており、エイジャックスは胸元に黄色いリボンを配したケープを纏い、左肩には金色の鎖(これは飾緒(しょくちょ)と呼ばれるもの)を付けている。頭にはベレー帽を被っている。

    性格は一言で言えば「女王様」。指揮官(プレイヤー)のことを「こぶたちゃん」と呼んで跪かせることを楽しみにしている。もっと踏んでください。時には敵や味方さえも子豚ちゃん呼ばわりしている模様。子豚ちゃんと呼ばれるのは指揮官の特権じゃなかったのか?

    ただ、別に指揮官や仲間を嫌っているわけではない。その本心は、指揮官への親愛度を上げると聞くことが出来る。彼女の一面だけ見て嫌うのではなく、是非育ててみて欲しい。で、新しいメニューって?ハァハァ

    なお自己紹介で彼女が言及している「ラプラタ川の素晴らしい記憶」とは、史実のラプラタ沖海戦のことを指す。2018年4月にはこのラプラタ沖海戦をモチーフとしたイベント「アドミラル・グラーフ・シュペー追撃」が実装され、ただの女王様ではなく切れ者である一端を見せてくれている。

    近代化改修まで改造を進めてエイジャックス改になると、新しい立ち絵になる。そこまで彼女を育て上げた真のこぶたちゃん指揮官のみが到達出来る至福の姿である。さぁそのおみ足で踏んでください

    エイジャックス

    2018年9月14日のアップデートで、1周年記念の着せ替え「パーティークィーン」が実装された。うれしいことに期間限定ではなく、通常販売である。もちろんこぶたちゃん指揮官は買いに行ったでしょうにゃ

    ワイングラスのタワーを傍らに、自らもワインを傾けて地面に垂らしている。さて、このあと彼女はどうしてほしいのか…こぶたちゃんならあとは分かるな?

    あらら~さっさと躓いてくれれば手加減してあげますわ

    スキル1:火力全開
    20秒毎30.0%(最大レベルで60.0%)で発動。10秒間自身の火力が20.0%(最大レベルで40.0%)アップ

    (要改造)
    スキル2:大物狩り
    重巡に与えるダメージが15.0%(最大レベルで25.0%)アップ。
    ――グラーフ・シュペーを撃沈した戦歴か

    性能については、入手時はごく普通の軽巡洋艦。主砲と魚雷の適正があるので火力は高めだが、特筆するほどではない。しかし彼女が本領を発揮するのは改造した後。ステータスが火力192、雷装321、主砲、魚雷補正160%とぶっ飛んだレベルに変化する。雷撃は神通改・川内改に次ぐ第3位、火力に至っては軽巡1位。加えてクイーン・エリザベスの「女王号令」のバフが乗るため、軽巡どころか前衛艦全体で見てもトップクラスの性能を誇る。これだけの高性能でありながら、燃費が9という低コストである点も魅力的。

    所持するスキルも火力重視であり、初期から所持している「火力全開」に加えて、戦術啓発により入手可能な「大物狩り」の2種類を持つ。元々火力が高いエイジャックスにとって見れば女王に子豚鬼に金棒であり、更に高性能な装備を持たせれば凄まじい活躍を見せてくれるだろう。

    とにかく火力特化の女王様らしいステータスだが、その反面耐久力や防御力は平凡な軽巡のままであり、対空も低いことから守りに弱いタイプである。良くも悪くも火力全振りであるため、他の前衛艦や主力艦を用いて援護することが望ましい。

    指揮官、私の史実を見たらきっと驚くわよ。見てみます?ふふ…。

    イギリス海軍のリアンダー級軽巡洋艦については、きっと姉の記事で触れられると思うのでそちらを見てもらうとして(存在しない? そのうち誰かが作るさ)はい、出来ました。こちらの当該記事へ→リアンダー(アズールレーン)。ここでは〈HMSエイジャックス〉について解説する。

    〈HMSエイジャックス〉は、アームストロング・ヴィッカーズ社ベロー造船所にて1933年2月7日起工、1934年3月1日進水、1935年4月12に竣工した。リアンダー級の艦名はギリシャ神話の登場人物からとることになっており、エイジャックス(Ajax)はトロイア戦争の英雄アイアースの英語読みである(サッカークラブのアヤックス・アムステルダムの存在のおかげで、オランダ語読み(ラテン語読みでもある)の「アヤックス」の方が割と知られてたりする)。

    艦首に掲げられた紋章には、ラテン語で”Nec quisquam nisi Ajax”と書かれている。思い切り意訳すると「私ったら最強ね」。

    ちなみに、リアンダー級5隻の5番艦である。おそらく3番艦と自称しているのは、姉にあたる〈リアンダー〉と〈アキリーズ〉はニュージーランド海軍に移籍したため、その2隻を除外して数えているか、もしくは未実装の〈ネプチューン〉〈オライオン〉の2隻を数えていないかのいずれかであろう。

    竣工からしばらくは地中海や西大西洋にいたが、1939年1月に重巡〈エクセター〉と共にチリの地震救難に向かい、そして同年3月から南米艦隊に配属となった。そして1939年9月、欧州にて第二次世界大戦が勃発してからも、彼女はそこでドイツとの戦いを繰り広げることになった。

    1939年、フォースG(G部隊)という正式名を受けた南米艦隊には、新たに軽巡〈アキリーズ〉、重巡〈カンバーランド〉が配属され、そしてその旗艦についたのが〈エイジャックス〉だった。そしてそのG部隊への命令は、「南大西洋で通商破壊を行っているドイツの部隊を捜索・撃破せよ」であった(ちなみに、このときイギリスは南大西洋の通商破壊を阻止するために、G部隊のみならず5部隊、最終的には9部隊を投入している。いかにイギリスがドイツの通商破壊を嫌がったかが判る)。

    1939年12月13日、〈エイジャックス〉〈アキリーズ〉〈エクセター〉はラプラタ河の河口で待ち構えていた。襲われた商船からの打電で、相手はここに来るであろうと司令官のハーウッド代将(イギリス軍で、諸事情で一時的に佐官に艦隊司令などの将官の仕事をさせるときは「代将」としていた)が予想していたのだ。そして予想通り出現したのは、ドイツの装甲艦〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉であった。これは小型の艦に戦艦なみの火力を搭載した、いわゆるポケット戦艦であった。

    こうして発生したラプラタ沖海戦は、イギリス側が重巡〈エクセター〉と軽巡2隻を分けて接近したところで、〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉が〈エクセター〉を大破させてしまった。しかし〈アキリーズ〉〈エイジャックス〉もそれぞれ手傷を被りながらも〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉に集中砲火を浴びせて大破させ、ついに中立国のウルグアイのモンデビオ港に追い込んだ。

    当時、中立国の港にいられるのは24時間以内という規則があった。一応「修理のため」であればそれ以上にとどまることができたのだが、当時のウルグアイはイギリスの影響が強く、イギリス大使の抗議などによって、〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉の停泊時間は72時間以内、とされてしまい、さらにハーウッド代将は残る重巡〈カンバーランド〉を呼び寄せるだけではなく、「空母〈アーク・ロイヤル〉、巡洋戦艦〈レナウン〉を含む艦隊が本国からやってくる」と偽情報まで流した。さらに〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉は燃料系統に致命的なダメージを受けており、72時間ではどうしようもなかった。

    結局〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉は72時間の経過後、港から出たところで「降伏はする、しかしガンダムは渡せん」「任務了解」自沈した。結果的に巡洋艦で戦艦を倒した〈エイジャックス〉と〈エクセター〉の乗組員達は凱旋後、祝勝会で国王夫妻から直接お褒めの言葉をいただく栄誉を受けた。

    その後〈エイジャックス〉は地中海でイタリア海軍相手に腕を振るった後、1942年2月に一度イギリスに戻って改装を受けた。12月末にその改装が終わって前線に戻ろうとしたが、その直後の1943年1月1日、アルジェリアで爆撃を受けて大破してしまった。このときは500kg爆弾がボイラーに直撃し、航行不能になるほどの痛手を負ったが、なんとか曳航されてジブラルタルにたどり着いた。そこで応急処理を受けた後、アメリカに回航されて本格的に修理が行われた。さらにイギリスに戻って再改装を受け、前線に復帰したのは改装のためにイギリスに戻ってから2年が経過した、1944年2月であった。

    とはいえ、その頃はもう艦隊同士が決戦を行うような状況では無かった。〈エイジャックス〉の仕事も、商船護衛や、さもなければ上陸部隊の支援のための艦砲射撃であった。

    そして終戦を迎えた後、〈エイジャックス〉は皮肉にもウルグアイに留め置かれていた〈アドミラル・グラーフ・シュペー〉の乗組員達を本国へ返す任務を行ったりしている。

    1948年2月に除籍された後、〈エイジャックス〉はチリ海軍へ売却される話が持ち上がったが、チャーチルが許可しなかった。チャーチル曰く、「このような武勲艦は、他の国に売り払うより、大英帝国で生涯を終わらせてあげる方がいいと思わんかね?」

    そんなわけで、〈エイジャックス〉は1949年11月に解体された。

    そんな関連動画を触るヘンタイは、思い切り踏んづけてあげますわ

    ふふ~ この関連静画は感謝してア・ゲ・ル~

    指揮官、5秒数えますから、数え終わるまでに関連項目を見にいかないと…うふふ……

    • アズールレーン
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