エバ国家とは、世界平和統一家庭連合(統一教会)の教義の1つである。
統一教会は「韓国はアダム国家で日本はエバ国家」という教義を持っている(動画)。
アダムとエバはどちらも旧約聖書の創世記の「エデンの園」に登場する人物である。「エデンの園」では、「絶対神の禁じた行為を先に行ったのがエバであり、エバはアダムに迷惑をかけた」という物語構成になっている(資料1、資料2)。
また統一教会は韓国の宗教団体なので、「日本は植民地支配をして韓国に迷惑をかけた」という思想を濃厚に抱いている。
統一教会にとって、韓国とアダムは「迷惑をかけられた存在」として共通しており、日本とエバは「迷惑をかけた存在」として共通している。
統一教会は「日本は韓国に償いをしなければならない」という思想を濃厚に抱いている(動画)。このため韓国で創設された宗教団体であるのにもかかわらず、日本が資金集めの本場となっている(動画)。
1990年代の合同結婚式では、韓国人信者が統一教会の合同結婚式に参加するための費用は140万ウォンで、日本人信者が統一教会の合同結婚式に参加するための費用は140万円であり、韓国人は日本人よりも10分の1ほどの安い値段で合同結婚式に参加することができた(動画、1990年代為替レート資料)。このように、韓国人に優しくして日本人から厳しくお金を取り立てるという反日的な傾向がある。
文鮮明は「韓半島は何かといえば 男でいえば生殖器です 半島です 島国は女性の陰部と同じです 日本が一九七八年から世界的な経済大国として登場したのはエバ(イブ)国家として選ばれたので (中略) 日本はすべての物資を収拾して 本来の夫であるアダム国家韓国に捧げなければならないのです」と天聖経で語っていて(動画)、「朝鮮半島は男性器、日本列島は女性器」という思想を披露している[1]。
統一教会は日本で霊感商法を繰り返して激しく信者から搾取しているが、日本以外の国では全く霊感商法を行っていない(動画、記事)。そうした行動も「日本はエバ国家」という思想から発生している。
ちなみに一般においてエバはエヴァ、イヴ、イブなどと表記されることがある。しかし統一教会は「エバ」という表記を正式に採用している。
アダムとエバはキリスト教や統一教会の教義によると全人類の父と母になる。このため統一教会は「韓国が父の国、日本が母の国」と表現することがある。
教団歌「み旨の応援歌」で「母の使命を果たすまで」という歌詞があるし、教団行事「母の国使命完遂決断式」では「母の国使命」と書いてあるが、これらは「エバ国家の使命を果たすまで」という意味である。
統一教会は「韓国はアダム国家、日本はエバ国家」という思想を抱いているが、教祖の文鮮明はさらに「日本の天皇を拝跪させてやりたい」という思想を抱いている。
文鮮明は「日本は今 私を入国できないようにしていますね いいでしょう 天皇がやってきてひざまずいてひれ伏して慟哭するのを見るまでは私はいつまでも(日本に)行ってなんかあげませんよ」と語ったことがある(動画)。
1980年代には四大名節という記念日に、日本の昭和天皇やアメリカ合衆国大統領ロナルド・レーガンやキリストや釈迦やマホメットなどに扮した幹部が教祖の文鮮明の前にひれ伏す儀式を行っていた。このことは「これが『統一教会』の秘部だ-世界日報事件で『追放』された側の告発」で告発され、同時代の国会議員が国会で話題にしている[2]。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/08(月) 00:00
最終更新:2025/12/07(日) 23:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。