エーデルガルト=フォン=フレスベルグ 単語


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エーデルガルトフォンフレスベルグ

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「忘れないでね師。私は必ずここに戻ってくるわ」

エーデルガルト=フォン=フレスベルグ(Edelgard von Hresvelg)とは、ファイアーエムブレム 風花雪月(英題:『Fire Emblem: Three Houses』)に登場するキャラクターである。

概要

CV:加隈亜衣

ガルグ=マク大修道院の学級のうちの1つ「黒鷲の学級(アドラークラッセ)」の級長を務める少女。
アドラステア帝国の皇女で、皇位継承権第1位の次期皇帝でもある。
落ち着いた性格で何かと個性的なメンバーが多いクラスのまとめ役を務めている。
次期皇帝としての学習にも余念がなく、常に修練を怠らない努力家。
また、自分が皇帝になった時に備えて優秀な人材を探し回っているようである。

主人公(ベレト/ベレス)が担任になった場合、彼(彼女)のことは「師(せんせい)」と呼ぶ(担任にならなかった場合は普通に「先生」)。初めての出会いで盗賊から命を救ってもらったこともあってか何かと注目しており、帝国にスカウトしたりもしている。

他の生徒からは「エーデルちゃん(ドロテア)」「ガーティ(ハピ)」等の愛称で呼ばれることもあるが、長い上に2つに切れる名前が災いし、ネット上では専ら「エガちゃん」と呼ばれるようになってしまった。もちろん某芸人とは全く関係ないので気にしないこと。

プロフィール

年齢:17→23歳
身長:158cm
誕生日:6月22日
趣味:読書・一人で散策
好きなもの:優秀な者・史観や戦略の議論・大自然・美しい風景
嫌いなもの:古い価値観・紋章・ネズミ・鎖・泳ぐこと・取り乱すこと

彼女の真実(ネタバレ)

以下、ネタバレに付きスクロール式で

元々は前皇帝の娘。11人兄弟の第9子。
しかし実権を握っていた宰相一派の貴族達の「強大な紋章を宿した無比の皇帝を生み出す」という野望の犠牲となり、非道な実験の結果殆どが死亡・あるいは廃人となってしまう。
エーデルガルト自身も実験台にされたが、奇跡的に成功してその身に2つの紋章を宿すという通常はありえない力を手に入れることになった。

上記のような経緯から、紋章を実益以上に過度に重視する価値観や紋章に依拠する貴族制度が支配する今の世界を変革するという夢を抱き、皇帝になった後にはそれらの存在しない(実力主義的な)社会を作ろうとしている。
そして、そのためにはそれらの論拠でありその制度を維持しているセイロス教会を滅ぼすしかないと結論付けるに至り、士官学校に入学する。

よって士官学校での生活も彼女にとってはあくまでも隠れ蓑にすぎず、その裏では「炎帝」と名乗り大修道院内で発生した様々な事件に関わり着々と目的のための準備を進めていた。
そして第一部終盤で帝位を継ぐと、ついにセイロス教に宣戦布告し、レア率いるセイロス教団との全面戦争を引き起こし、帝国軍を率いて大修道院に攻め入る。

…というように、彼女の役どころは従来のシリーズではどちらかと言えば敵役に相当する。

いかなる犠牲を払ってでも目的を達成するという決意をしているため、対話を拒否し武力による侵略を押し進める。そのため、第2部以降は人によってはかなり冷徹な印象を受けると思われる。

一方で主人公に対しての好意は本物で、たとえ敵対した場合でも何かと未練タラタラなセリフを投げかけてくる。

まして彼女の味方になる選択をした場合は、従者のヒューベルト共々大歓喜し全幅の信頼を寄せるようになる。そして挙句の果てに蜜月したいとか言い出す。

余談だが「金鹿の学級」に在籍しているリシテア=フォン=コーデリアは過去にエーデルガルトにされたものと同じ実験を受けており、関係浅からぬ間柄である。また、彼女の思想自体に直接的に賛同する台詞がある。
そのため他クラスのメンバーでは唯一支援Aまで存在し、ペアエンドも用意されている。

ユニット性能

個人スキル:皇帝の血統(入手経験値1.2倍)
     →皇帝の血統+(入手経験値1.2倍、行動せずに待機すると魔防+4)

紋章:セイロスの小紋章(戦技使用時、たまに威力上昇)
   炎の紋章(まれに与ダメージの30%回復、ごくまれに威力上昇、敵の反撃不可)

得意技能:剣術、斧術、指揮、重装
苦手技能:弓術、信仰
才能開花:理学

斧がメインウェポンのロードはヘクトル以来久々で、女性では初となる。
性能はパワー系で力と魅力の成長率が非常に高く、魔力も意外と伸びる。
速さと幸運はやや低いが大きな弱点はなく、合計成長率は良成長を持つツィリルに次ぐ。

専用職の「アーマーロード」「カイゼリン」は斧使いの重装クラスで、後衛向きの多い黒鷲の学級では貴重な壁役に適したユニット。
他学級のアーマー担当に比べて圧倒的な守備力はないが魔防がそれなりにあり、魅力も高いため魔法や計略が怖くないのが利点。
もっとも今作で優遇されているドラゴンナイト系の方が扱いやすいかも知れない。
彼女を使えるルートはシナリオ自体が短いので、どちらにするかあらかじめ決めての計画的な育成が必要となる。

後半で手に入る専用武器アイムールの戦技「狂嵐」は攻撃後再行動可能(しかも再行動回数に制限なし)というチート級の性能。アイムールの耐久は20、「狂嵐」使用時の武器消費が4のため、1ターンで最大6回行動が可能となり、移動力に優れるドラゴンナイトでやろうものなら敵軍はまさに嵐が過ぎ去ったかの如く壊滅的な打撃を受けることになる。
一方でカイゼリンのマスターで習得できる戦技「閃花」も低コスト高威力に加え、命中時相手の移動を封じるという破格の性能なのでカイゼリンのままでも十二分に戦える。

設定等も含め、歴代シリーズで「皇帝」や「国王」といった肩書で登場し、主人公らの前に立ちはだかったキャラクターがそのまま仲間になったような性能の持ち主。
一方紅花以外の、彼女と敵対するルートでは上記のアイムールを持って立ちはだかる。特にグロンダーズ会戦のある蒼月、翠風ではとんでもなく高い攻守で「狂嵐」を使ってくるため、考えなしに釣りだそうとすると大惨事不可避。間接攻撃をしようにも、射程を問わず反撃する「応撃」をしれっと持っているため、魔法攻撃のほうが通るからと魔道士をけしかけるのも危険。
そして蒼月ではラスボスとしても君臨。コルネリア、アランデル公が王国軍によって討たれ、帝都アンヴァルまで攻め込まれた際に、最後の手段として自らを魔獣化して「覇骸エーデルガルト」として襲いかかる。
「双紋章」によって常時2回行動となり、「炎の紋章の力」により、主人公またはディミトリが一定距離に近づくまではマップほぼ全域を範囲に収める超遠距離攻撃を、近づいた後は武器を変えて「双紋章の力」(それでも射程1-6あるが)で襲いかかる。

ファイアーエムブレムヒーローズ

現在通常版(士官学校)、伝承英雄版(皇帝)、総選挙版(皇帝)、闇版(皇帝)の4種類が登場。

黒鷲を継ぐ者

他学級の級長&ベレスとともに登場。兵種は斧歩兵。

攻撃と守備が飛び抜けて高く、味方が隣接していない時、戦闘中攻撃守備+6する「攻撃守備の孤軍」、ターン開始時味方が隣接していなければ攻撃守備+6する「攻撃守備の奮起」によりさらにブーストを掛ける。
この性能と、周囲2マス以内の味方の数より敵が多い時絶対追撃になる専用武器「覇道の戦斧」と戦闘中敵近接ユニットのバフを無効化する「強化無効・近距離」で、孤立時対物理で高い戦闘力を発揮する。その一方でHPと速さは並程度なので過信は禁物なのと、魔防が低めなので対魔法に注意。

炎の女帝

火の伝承英雄。兵種は斧重装。

能力傾向はスルトに近く、向こうと比べると攻撃・魔防が高い分HPが低い。

スキルは隣接する味方がいない時、戦闘中敵の攻撃・守備-6かつ敵の追撃を封じる専用武器「アイムール」、同じく隣接する味方がいない時、戦闘中攻撃・魔防+6する「攻撃魔防の孤軍」と、闇カムイやフローラ同様できるだけ孤立した戦い方をすると高い戦闘力を発揮する仕様になっている。
さらに上記に加え、ターン開始時に隣接する味方がいない時移動+1する「重装の遊撃」、自分から攻撃時、1ターンに1回再行動かつ相手が竜・獣で隣接する味方がいない時には絶対追撃になる専用スキル「狂嵐」もあるので、重装ユニットの弱点であった機動力も自力解決してしまっている。
ちなみに「狂嵐」は「疾風迅雷」と重複可能で、上手くやると踊り子等の補助なしで1ターンに最大6マス移動可能という重装ユニットとしてありえないレベルの機動力を発揮する。

近接攻撃には圧倒的に強い一方で、遠距離反撃は持たない。速さは低いので「斧殺し」を持った赤魔法相手では流石に耐えきれないことも。

アドラステア皇帝

総選挙版。兵種は斧重装。

能力は伝承版同様固い、強い、おそい!を極めたステータス。

武器「紅花オートクレール」はミシェイル&ミネルバの「オートクレール」同様、奥義カウント-1に加え、ターン開始時、HPが25%以上なら移動+1かつ周囲2マス以内の味方の隣に移動可能かつ戦闘中敵の攻撃・守備-6する。さらに専用スキル「黒鷺の覇王」により、HPが25%以上なら絶対追撃かつ敵の追撃によるダメージを80%カットするため、機動力を兼ね揃えたタンクとなる。

さらに、伝承版の弱点であった遠距離攻撃に対する反撃手段も「明鏡の反撃・遠距離」で攻撃と魔防を上げながら(対魔法・杖・竜限定となるが)習得した上、周囲に味方がいれば、戦闘中自分と味方の魔防を上げる「魔防の相互大紋章」で底上げされるので魔法で落とすというのも厄介。

覇道の終着点

闇版。兵種は無色獣重装。

それまでのバージョンと比べると攻撃が若干低い分守備・魔防は最も高くなっている。
他のバージョンと異なり武器種が獣となっている。そのため、獣、竜以外と隣接していない場合は化身する。
武器「双紋章の力」は奥義カウント-1に加え、自身のHPが25%以上なら戦闘中、敵の攻撃・守備-6かつ自分も相手も追撃できない(守備隊形)。さらに化身していた場合は自分から攻撃時再行動(疾風迅雷)、遠距離反撃も追加というメチャクチャな性能。
加えて専用スキル「覇骸障壁」により、上記の条件なら相手の奥義カウント上昇量-1かつ自分の奥義カウント変動領+1(奥義隊形)、戦闘後HP7回復、さらに化身状態なら毎フェイズ最初の戦闘で被ダメージ-40%となる。
トドメには自身のHPが満タンまたは何かしらのバフを受けていれば戦闘中、攻撃・守備+7(両方満たしていればさらに+2)する「攻撃守備の万全4」と「重装の遊撃」を持つため、化身してしまうと冗談抜きに手がつけられないレベルになり、対策なしだとこいつ一人に蹂躙されることも。
大抵敵として出てくる場合は1ターン目に手が出せる位置に配置されていないのも厄介さに拍車をかける。

上述のように強スキルの宝石箱状態ではあるが、重装特効、獣特効は刺さるほか、ベレト/ベレスの「天帝の剣」(守備隊形&奥義隊形無効)、奥義「破天」がさりげないメタになっており、ここに「風薙ぎ」を継承させれば反撃されることなくダメージをうまく与えられる。逆に言えば対策というとこれを始め数える程度しかない。

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関連項目

  • ファイアーエムブレム 風花雪月
  • シュヴァルツァアドラーヴェーア
  • 江頭2:50

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