カァネはどォーなるんだよォー!?とは (ンナモンシランガナとは) [単語記事]

この項目はアニメ『BLOOD-C』のネタバレ成分を多く含んでいます。
「未ィ視聴ォ組はどォーなるんだよォー！？
　アンタのご託なんかどーでも良い！　コッチはネタバレが懸かってんだよォ！！」
という方はすみやかに舞台を降りて下さい。ただし、ここまでの出演料は一銭も出ません。

時金さん「カァネはどォーなるんだよォー！？」
それは、いのち。

俺は早く決着つけて概要が知りたいんだよ・・・・・・

アニメ『BLOOD-CHABAN』第10話～12話では、「メインキャスト」と呼ばれる登場人物たちが作中の真相を怒涛の勢いで暴露し、主人公の更衣小夜（きさらぎ・さや）を始め視聴者の大半を混乱の坩堝へと陥れる。

しかし、中でもひと際印象を深かったのはムッツリスケベ時真慎一郎（ときざね・しんいちろう）の豹変であろう。

物語序盤における彼は寡黙でクールな孤高のイケメンクラスメイト（つまりが陰気な不良）といった位置づけであり、時折小夜に気遣わし気な短い言葉をかけたり腹部に彼女のムーンサルトダブルニープレスの直撃を食らう程度であった。しかし物語中盤から小夜に急接近し始め、彼からの一方的なイリーガルユースオブハンズ軽い抱擁に始まり、夜中の神社（小夜の家）の境内での逢瀬（ただし日本刀を持った父親との遭遇イベント有り）をするまでになる。

――だが、これらは茶番だった。全ては莫大な報酬（彼の場合カァネ）を得るためのムッツリ演技だったのである。「カァネはどォーなるんだよォー！？」というセリフは、暴露直後の怪物「古きもの（通称さよなライオン）」出現等で一層混迷を深めた状況であっても、第一に案じるのは報酬の大金だけ、という時真の歪みのない深い欲望が端的に表れたものである。

ハッキリ //´д｀) (´д｀\\ シテナーイ解説らしきもの

とはいえ、全てを曝け出した彼は今までで一番輝いて見えた。時真、いや時金銭一郎さん（ときがね・せんいちろうさん。さん付けは必須）が本音で語る言葉の一つ一つは、これまでのなんだこいつイケメンだからって調子ブッこきやがって思わせぶりな虚言とは違い、弱者を食らった者が強者となる社会の厳格なルール、ひいては他者を食らい命を次世代へと繋げていく自然の生存の法則に沿った、いわば魂の声と呼ぶべきものであり、それがどうして我々の心を揺さぶり動かさないことがあろうか（いや、ない）。そうした法則を象徴化したのがいわゆる「約定」であり、そこにある者の最も原初的な動機を無邪気（イノセンス）に総括・集約したのが時金さんの「カァネ（ｒｙ」発言なのである。

まあ現代の風潮として拝金主義というものが大っぴらに賞賛されないのは、かつてのバブル経済崩壊後の反省ムードや、近年のライブドア事件の経過を見ても明らかであろう。それは賞賛するにしても「こっそり評価されるべき」ことなのは確かなのであるが、人間が世界経済という「約定」に縛られている限りは金銭への欲望を完全に否定する事はできないし、そもそも盛んな金銭欲が無くては今日的な経済と密接に結びついてきた現代文明の維持すらも危うくなってしまうだろう。性欲（エロス）が個体の、ひいては種の「いのち」の維持・発展の原動力であるのと同様に。

そんな人間たちの有様を、自縄自縛から抜け出せぬ者たちの悲喜劇と視るか、大自然の片隅のささやかな営みと視るか、はたまた――その答えは「約定」に翻弄される時金さんたちの姿を観た諸氏の判断に委ねるとしよう。

時金さん名言集

・・・・・・などという妄言なんかどーでも良い！　というわけで以下は時金銭一郎さんの魂の叫びの記録である。

時金さん「チッ・・・俺は早く決着つけて金が欲しいんだよ・・・！」
双子「「ハッキリ //´∀｀) (´∀｀\\ シテルー♪」」
時金さん「もうウンザリなんだよ！俺は金さえ貰えるんなら（支払は）誰でも良いからなァ！　
　　　こいつ（小夜）の記憶さえ戻れば（乳取り）先生から金貰ってここから出る！」
時金さん「カァネはどォーなるんだよォー！？
　　　アンタ（乳取り）のご託なんかどーでも良い！　コッチは命*が懸かってんだよォ！！」
* おそらく大金を手に入れないと自身か関係者が命を失ってしまうような危機的な状況下にあると想われる
時金さん「俺はもう辞める！　けどココまでの出演料は払ってもらうぞ！」
姐御「／人◕‿‿◕人＼・・・・・・あなたの行為は完全に契約違反でしょう（呆）」　
時金さん「うるせえッ！」