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この記事は曖昧さ回避ではありません。 |
カクとは、以下のことを表す。
- 将棋のこまの一つ角、もしくは尖っている様のこと。核、にゅーくりあーのこと。一般的にはこちらの意味。
詳しく知りたい人はwikipediaに詳細があるのでそちら(角、核、格)を参照のこと。
※ニコニコ大百科は出展元明示義務がないため、必ずしも正しい知識が掲載されているわけではありません。
「カク」という単語自体が全く分からない方は、書籍の辞書を引くか上記リンク先を参照することを推奨します。
- 漫画『ONE PIECE』の登場人物。
- 三国志に登場する魏の参謀→賈詡
- 水戸黄門の登場人物。渥美格之進、通称「格さん」
- アニメ攻強皇國機甲に登場する登場人物の一人。この項目で説明する。
説明しよう!カクとは、大神祭TKが世界に誇る神祭四天王の一人であるっ!
概要
アニメ攻強皇國機甲における主要登場人物の一人である。
大神祭TKに仕える四天王の一人であり、初代アニメ版の声は山寺幸一が当てている。(原作版は茶が当てている。)
製作スタッフによる企画書には噂を拡散する「カクさん」と核のダブルミーニングとされ、両方の擬人化とされている。
見た目に反してドジな行動(三枚目ともいえる)がしばしばあり、ファンからはデマからの呼称である「カクさん」の呼び方で親しまれている。
第26話「声自粛の恐怖!封じられたA.C.ボイス」にてデマとともに退場。
第28話「新たなる戦い、計画された闇」でカーク0239として再登場。
以降はソレハー・デマ・ナノのパートナーとして最後まで戦い続けた。
かつての人間であった頃の名は角田竜馬。
親しいものからは「カクさん」と呼ばれていた。
概略としての概要は以上である。
以下は攻強皇國機甲に関る「カクさん」の歴史である。
興味のない人は「概要補足(「カクさん」の歴史)」項目そのものを読み飛ばす事を強く推奨する。
また、後日、角明書房から発売された追加資料集の一冊からの抜粋であり初代含め多くのアニメ版に設定全てが反映されて作られたわけではないことにも注意が必要である。
追加資料集のあとがきには井上靖子が「なくても良い設定、蛇足です。整合性が気になる人だけ読んで楽しんでくれれば。攻強皇國機甲は基本的に見てくれてる子供達が泣いて笑って、それと挨拶をすることを楽しむ作品ですから。あとライオンとウナギ」とコメントを載せている。
また攻強皇國機甲が未視聴、デマ(攻強皇國機甲)、カイシーメについて分からないという人も読み飛ばす事を強く推奨する。
以上の注意を踏まえた上で、それでもなお気になる人のみ「概要補足(「カクさん」の歴史)」項目へ
概要補足(「カクさん」の歴史)
それでは、説明しよう。
全ては、今から数年前の軍艦島から始まる。
師である早乙女 英悟朗博士(さおとめ えいごろう 自称Dr.エコロジー、以降はDr.エコロジーで表記)、そして同門であった甲斐標優(かいしめすぐる)とともに、政府が主体となっていた軍艦島大深度地下遺物の発掘チームにエネルギーの専門家として招聘された彼はそこで目にしたものに驚愕した。
彼が目にしたもの、それは大深度にぽっかりと開いた卵型の巨大な区間に湧き出てくる真水、天井から降り注ぐ光、そして中央に静かに眠る古代遺跡らしき巨大構造物(後に轟豪戦虚(ごーごーせんきょ)と名付けられる)だった。
そこで陣頭指揮を執っていた会田博士(会田正太郎、のちのあいさつ坊やの祖父)達により異文明遺産であるらしきことは判明していたものの、それ以外にはなにも分からずにいた。
その後の調査で遺跡の中核部を開くことに成功。
その場所に眠る少女らしき存在と、その周囲に古墳で言うところの副葬品のように配置されていた複数の結晶体を見つける。
その後の調査で、結晶体が感情に反応してエネルギーを増幅させる反応があること、また少女らしき存在が高等哺乳類ではあり得ない冬眠状態であること、さらには驚くべきことに少女自身にも結晶体と同様にエネルギーを増幅、収束、減少させる媒介としての特性があることが判明した。
彼ら発掘団はその副葬品らしき宝石に、Acceleration Crystal(略称はAC。ただし、シアによって「挨拶の石」と散々呼ばれたため、なし崩し的にAisatsu Crystalに呼称変更されていく)、少女にDinamic Entropy Management and Accelerator、通称デマと名付けた。
(後に文献の解析により一連の現象を、その遺跡の文明人は「古の呪文:イーシエ」と呼んでいたことが判明する。)
しばらくの後、デマの覚醒に成功した一同はそこで新たな試練に直面する。
覚醒直後のデマは記憶、情緒、言語の全てを持ち合わせておらず、覚醒後は今まで可能だった現象も全て発生しなくなってしまったのである。
追い詰められた会田博士たちは発想を逆転させる。
デマが原因でこうなったのならば、デマに記憶、情緒、言語を覚えさせ、環境因子を変えれば変化があるのではと考えたのである。
そこで急遽、会田博士の孫であるシア・タウス(後のあいさつガール 詳細は江石姉妹を参照)を呼び「友達」として配置し、二人の世話を当時発掘チーム内でもっとも歳の若かった角田に押し付けたのである。
当然、少女の扱いなど慣れていない角田は悪戦苦闘するが、大勢には関係がないので割愛する。
数ヶ月の後、デマは劇的な変化する。
極めて短期間に、よく笑い、よく泣き、そして素直、聡明な人格へと変化していったのである。
それに伴い共鳴するかのようにAcceleration Crystalにも劇的変化が発生する。
今までとはうって変わり「おはよう」「ありがとう」「ごめんなさい」「おやすみなさい」などといった挨拶の言葉にも強く反応するようになったのである。
さらに研究が進み発掘の傍ら総合研究、開発をしていた会田博士とDr.エコロジーはふとした偶然から「おはよウナギ」の製造に成功する。
その時点では全ては順調であり、いずれは遺跡の持つオーバーテクノロジーを人類に還元できると発掘メンバー全員が確信をしていたのであった。
事態はメンバーの一人、甲斐標優(かいしめすぐる)の謎の失踪とともに急変する。
轟豪戦虚の下に封印されていた大神祭TKとツナーミが復活。
さらに悪いことにデマの増幅試験中だった為、周辺一帯に高濃度の古の呪文:イーシエがあふれ出し人間が生存不能な状態に陥ってしまったのである。
発掘チーム全員に退避命令が出される中、角田は単身デマの救出に戻り絶命する。
(試験直前、デマが角田に「ありがとう、さようなら」と言い残していた事を気にかけ、密かにいつでも戻れる準備を角田はしていたのである。なお「ありがとう」「さようなら」が他の挨拶と比べて一段強い力を持つのはこれが原因ではないかとDr.エコロジーは論文内で考察している。)
再び目を覚ました彼が目にしたのは大神祭TKによって復活させられた自分自身(正確には高濃度の古の呪文:イーシエが原因)と、再び記憶を失ったデマの姿だった。
当初は大神祭TKに反駁した彼だが、大神祭TKに心酔させられているデマも近くにいること、そして、轟豪戦虚を大神祭TKがどこかに隠している事を知り、事態の改善を図る為、配下として生きていくことを決める。
その後、神祭四天王として暗躍するが最終的にACに敗れる。
結果、再び死ぬこととなるが、今度はデマによって轟豪戦虚の中央制御機構に記憶等を転写され、カーク0239としての第3の人生(?)を歩むこととなるのである。
補足ではあるが会田博士はその後、組織としてのACの結成に尽力。ACナンバーを完成させ、孫である正太郎(あいさつ坊や)にACナンバーと未来を委ねた。
またDr.エコロジーは、一時ACに身をおいたものの、最終的には癇凶悶大(かんきょうもんだい)と名を変え大神祭TKと共に歩むこととなった。
なお、人間から神祭四天王へと変わった彼の死体は、かつて発掘チームによって轟豪戦虚の中に植林された小さな人工林の中に埋葬されている。
そこはかつて、デマとシアが良く遊んでいた場所でもある。
以上が「カクさん」の歴史である。
関連動画
関連静画
名言集
神祭四天王・カク
- 3分以内に関東全域の指定された年齢の女子に広めておく。それでいいんだな、デマ様。
- あのなぁ、お前達ACは挨拶なしでは基礎発動もできない、そう出来ている。
- まぁ、落ち着け、落ち着くんだ。デマ様、オレにいい考えがある。
(※カクの「オレにいい考えがある」は失敗フラグ)
- あっちゃー。まいったね、こりゃ想定外だ。
- こぉのぉ、あいさつばかどもがぁっ。デマを泣かせて、生きて帰れると思うなよ。
- あぁ、今度こそは護れたんだな。ならいい。いいんだ、だから泣くなよな。
カーク0239
- 素体確認、全イーシエ投入。デマ…起きてくれ。
- 全て駆逐する。デマ、命令を。しないなら帰るぞ。
- あー、それはMPの減りそうな踊りだな、デマ。…………え、わかんないの。それもそうか。
- …轟豪戦、虚、き、のう。て、いし、する。デ…マ、に、げ……
- 轟豪戦虚、再起動。………………おはよう、デマ。泣き虫は直らないんだな。
- お前が望む限りそばにいる。共に進もう、デマ。命令してくれ。
カクの関係者
- 神祭四天王・デマ、ソレハー・デマ・ナノ(CV:田村ゆかな)
- デマ(攻強皇國機甲)の記事を参照。
- ホウシャドー(CV:伊藤健四郎)
- 神祭四天王・カクが雇った戦士。 カクのことは(カクの希望により)カクさんと呼ぶ。
ステルス能力、物体透視能力、物体拡散能力などを持つが、これらは全てカクによって付与された能力である。
巨大化戦闘時にはバッタの様な元の姿の上にカクに良く似た鎧を身にまとう。
ベータガン、アルファブーメランといった専用武装、グレイキックなどの技を持ち高い戦闘力を保持している。
かつて、人間だった頃にレスキューに所属しており、小さな少女を救えなかった過去を持つ。
その為、同様の経験を持つカクに親近感を持ち配下となっていた。
デマから離れにくいカクの代わりに何度かあいさつアニマル達とぶつかり合う。
第6話で帝澱との共同作戦が立案されたが仲が悪く実施できなかった。
ここがホウシャドーの初登場シーンである。
第9話、第10話で部下を送り込むが作戦に失敗。
第14話「こだまでしょうか?いいえ、誰でも」で自身が出撃し、ACと激しい戦闘をするも巨大化効果時間内に決着がつかず撤退。
第19話、第20話、第21話で戦闘から逃げたイジーメと、それが気に入らないホウシャドーの喧嘩に近いやり取りが各話に1シーンずつある。(イジーメについての詳細はデマ(攻強皇國機甲)を参照)
第22話「ロストワード」で再登場、イジーメがホウシャドーを庇い爆死した事により暴走。
(自暴自棄な戦闘に移行した為、22話「ロストワード」でACは敗退する。 結果、ACは戦闘力強化の為グレートポポポポ~ンの構築を急ぐこととなる)
第2期では一時期カイシーメに雇われていたが見解の違いからカイシーメの元を離れる。
(カイシーメはホウシャドーを七つの災厄の一人の仕立て上げようと考えていた。)
その後、第37話「さよなライオン、ちょっとだけバイバイ」にてシア(シア・タウス あいさつガール)を助け死んだ。
ホウシャドーはソレハー・デマ・ナノに回収されエックスシャドーへと改造される。
なお、次年に公開された映画「攻強皇國機甲~さよなライオン! 魂の出撃~」ではイジーメ、ホウシャドーの両名とも(劇場作品としての尺の関係もあり)登場しない。
その為、ファンへの補完作品として、後につくられたOVA第3弾で活躍することとなった。
- 推失尾閃(すいしつおせん CV:野村健史)
- ホウシャドーの配下
第9話「ただいマンボウ!帰ってきた深海の紳士!」に登場。
ホウシャドーにより生み出された双子のバイオ生命体の一体。
全身が廃液で出来ており水中を自由に泳ぎ回り水を汚す。
ただいマンボウに倒され爆死した。
- 滞奇尾閃(タイキオセン CV:野村裕児)
- ホウシャドーの配下
第10話「ココロは夢の中に、おやすみなサイ」に登場。
ホウシャドーにより生み出された双子のバイオ生命体の一体。
推失尾閃の双子の兄で、弟を倒したACに恨みを持つ。
全身が排煙で出来ており空中を自由に飛び、空を汚す。
おやすみなサイに倒され爆死した。
- エックスシャドー(CV:伊藤健四郎)
- 第38話にて登場。
一度死んだホウシャドーが轟豪戦虚内部にてソレハー・デマ・ナノ、カーク0239によって再改造された姿である。
特段拘束されているわけではないが肉体のないカークから、ともあれば敵地の最前線に突っ込むソレハー・デマ・ナノの保護を(可能な限りという条件で)依頼されている。
第38話後半でイジーメと何か話しているらしいシーンの後、一人静かに上を仰いでいるカットがある。
(台詞なし。イジーメは爆発時、間一髪でデマの『縮小化』と回収が成立していたため奇跡的に生きていた)
轟豪戦虚より提供される救急装備であるエクスワイヤーやエクスドリル、エクスカッター、エクスペンチ等の救急用エクスツール初め、対象を一瞬で絶対零度まで鎮火させる救急ツールであるエクス・アブソリュート・ゼロを持つ。
(エックスシャドーのエクスツールのシステム音声は帝澱Ⅱと同じ音声(CV:宮家健一)が使用されている。
これはエクスツールのサルベージ、及び改造を、かつての発掘チーム時代のDr.エコロジーがしていたことによる)
コミック版において正太郎と同じあいさつの絆の力「ソウルユニゾン」が使える追加設定がされた。
この設定は初代アニメ版にはない設定なので注意が必要である。
- 火祭龍(かさいりゅう CV:宮島真守)
- 攻強皇國機甲シリーズ、スピンオフ第3弾「デウス・エクス・カルテット」に登場
大神祭TKが次の災害として考えていた存在。
軍艦島の大深度地下に残されていた要石によって封じられていたが、癇凶悶大のアンチイーシエウィルスによって復活してしまう。
- マックスシャドー(CV:伊藤健四郎)
- 攻強皇國機甲シリーズ、スピンオフ第3弾「デウス・エクス・カルテット」にて登場。
火祭龍との戦いで皆を救う為にエックスシャドーが覚醒した姿。
江石芽生と早乙女小衣が開発した外部強化装甲「デウス・エクス・マキナ」が付与された姿でもある。
なお、外部強化装甲「デウス・エクス・マキナ」は地表にあるアンチイーシエを動力素として分解利用することにより動作する。以前より強化されたマックスカッターはじめとする「マックスツール」、そして指定範囲内の任意の素粒子運動現象を凍結させる「マックス・アブソリューター・ゼロ」を持つ。
特殊能力として体中が冷気のバリアで包まれており如何なる高温の火炎でも防ぐ事が出来る(火祭龍の自然発火能力もこれで防いだ)かわりに、一撃ごとにチャージの時間を要するなどの弱点がある。
スピンオフ作中では風氷妃ガイが時間を稼ぐことによって最終技である「マックス・アブソリューター・ゼロ」を放ち火祭龍を撃破した。
- 会田大次郎(CV:二木進一郎)
- ACの創始者の一人であり会田正太郎(のちのあいさつ坊や)、シア・タウス(後のあいさつガール)の祖父
過去については概要補足(「カクさん」の歴史)に登場する会田博士を参照のこと。
軍艦島大深度地下遺物の発掘チームを率いており、当時の事故で本人も重傷を負った。
厳格な性格であり、ACには大神祭と闘う義務があると断言してはばからない。
総合科学者でありDr.エコロジーと並びAC技術の第一人者である。
後に組織としてのACの設立に邁進する。
娘夫婦(シアの両親)が事故死した際にも、正太郎の両親に任せきりで葬式にも出なかった。
現在ACの理事会で役員を務めている。
(その為、正太郎やシアは軍艦島での暴走事故以降、祖父である大次郎にあっていなかった。
また、正太郎の両親が押し切られる形でシアの父方にシアが引き取られる遠因となった。
引き取った理由は主に遺産処分が目的だったといわれている。)
スピンオフ
- 攻強皇國機甲 デウス・エクス・カルテット
エックスシャドーを中心にAC以外の人気キャラクター4人を主人公に据えて発表されたインターネット配信作品。
攻強皇國機甲シリーズ、スピンオフ第3弾。
インターネット上での動画配信の形で発表され、15分の全6話構成となった。
(全話配信後しばらくの後に追加エピソードが足されたOVA版も販売された。)
癇凶悶大のアンチイーシエウィルスによって全てのAC達、轟豪戦虚がウィルス駆除で動けなくなってしまう中、AC上層部が何者かによって買占められてしまうという事態に陥る。
さらには(カーク0239の良い案によって)安全に封印されていたはずのツナーミに匹敵する災厄である火祭龍が復活してしまう。
ウィルスによって倒れた正太郎、シア、デマ、そしてアニマル達と世界を救うため、全てのエクスツールを封じられたエックスシャドーとその仲間(?)が立ち上がる。
エックスシャドー、風氷妃ガイ、江石芽生、そして早乙女小衣の4人組が織り成す、まさかの4重奏。
※エックスシャドーを中心にすえたスピンオフであるが、エックスシャドーをはじめとして、この4名は全員カクに縁があることから当記事に記載。
風氷妃ガイについてはデマ(攻強皇國機甲)の記事、江石芽生については江石姉妹、早乙女小衣についてはシルバーニャンコーの記事をそれぞれ参照。
関連コミュニティ
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関連項目
- ACジャパン(公共広告機構)
- 攻強皇國機甲
- グレートありがとウサギ
- ハイパーおはよウナギ
- 神祭四天王
- デマ(攻強皇國機甲)
- カイシーメ
- ツナーミ
- シルバーニャンコー
- 轟豪戦虚
- 江石姉妹