カードファイト!!ヴァンガードG NEXT 単語


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カードファイトヴァンガードジーネクスト

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カードファイト!!ヴァンガードG NEXTとは、2016年10月2日より2017年10月1日まで放送されていたテレビ東京系アニメである。略称は「GNEXT」。
アニメ「カードファイト!!ヴァンガード」シリーズ第8期であり、第5~7期目の「カードファイト!!ヴァンガードG」の続編である。
2017年10月8日からは本作の続編となる第9期「カードファイト!!ヴァンガードG Z」(以下「GZ」)が開始する。なお、「GZ」が「ヴァンガードG」シリーズの最終章となるが、GNEXTと直結した話であることから、配信動画タイトルにおける話数はGNEXTの最終回(第52話)からリセットされておらずそのまま継続している。
当記事では、制作体制が変更された「GNEXT」以降のシリーズを扱う。

放送枠は過去作と同じく、テレビ東京系とBSジャパンで日曜午前10時から放送。
ニコニコ動画での配信も、前シリーズまでと同じく毎週火曜日20時30分にニコニコ生放送[1]21時から1週間無料での配信が行われる。
「GNEXT」放送開始当初は前シリーズまでと同じく第1話のみ永久無料だったが、後に第2話と第3話も無料配信化した。それ以外は無料配信が終了すると有料配信に切り替わる。GZは現時点では第53話(事実上の第1話)のみ永久無料配信予定。

概要

前作「ストライドゲート編」の後、高校1年生となった新導クロノらの物語である。

「GNEXT」から、地上波アニメのヴァンガードシリーズでは初めてになる制作会社を変更。過去作品において制作を担当していたトムス・エンタテインメントに替わり、今作より劇場版ヴァンガードの実写版「3つのゲーム」の方を担当したOLMが制作を担当。

それに伴いメインスタッフが前シリーズから大幅に変更されており、シリーズ構成の吉村清子・ファイト構成の中村聡以外はすべて変更。ただし前作までの監督の梅本唯もOP絵コンテなどに関わっており、ヴァンガードGの既存BGMも使用されている。27話では初代監督の辻初樹が絵コンテを担当した。
「GZ」では監督の川崎逸郎はストーリー監修となり、新たに近藤信宏が監督を務める。
またそれとは別に、「GNEXT」以降安城トコハ役が新田恵海から相羽あいなに変更されている。

チーム・トライスリーの面々はそれぞれ新たなチームを組み、新たに開催される大会「U20(アンダートゥエンティ)チャンピオンシップ」において、3人それぞれがライバルの立ち位置となる。
同大会は「GNEXT」の物語の基軸となり、「GZ」はU20チャンピオンシップ終了後の話を描くこととなる。

本作においてはよりカードゲームと綿密な連携がとられており、アニメキャラクターのつながりを意識した「キャラブースター」が新たに発売されている。
また、GNEXT以降は月刊ブシロード連載の短編小説連作「惑星クレイ物語」との連携があり、双方の話が明確につながっている描写が存在する。

また、「GZ」ではあにてれの有料会員限定のコンテンツとして、過去作で行われていたオーディオコメンタリー「アイチのへや」が月2回ペースで復活する。同企画のG版となる「クロノのへや」も行われる。

登場キャラクター

各キャラクターの分類はアニメ公式サイト、ならびにヴァンガード公式サイトで発表された情報に準拠している。
単語記事のあるキャラクターの概要は太字で記載する。各記事参照。
また、本作初登場のキャラクターは斜文字で表す。

第二回U20チャンピオンシップ参戦チーム

「U20チャンピオンシップ」とは、その名の通り20歳未満=19歳以下のファイターが集まるヴァンガードの全日本大会。プロへの登竜門的な存在でもあり、非常に注目度の高い大会。
伊吹コウジ本部長による新体制となったヴァンガード普及協会が新たに打ち立てた大会であり、第一回の優勝チームは鬼丸カズミをリーダーとしたチームだった。なお第一回当時、チーム・トライスリーの面々は受験シーズンだったため、参戦できなかった。

ストライダーズ

再起したクロノが中心となって新たに結成したチームであり、クロノが勤めるカードキャピタル2号店をホームグラウンドとする。

  • 新導クロノ
    本作では晴見高校に進学し、カードキャピタル2号店のアルバイトを始めている。しかし親しい仲間たちの多くと離れたせいもあってか、虚脱感に苛まれる日々を送っていた。おそらくクランリーダー試験には落ちたが、ジェネレーションマスターとして彼への挑戦者は多い。
    • 東海林カズマ (CV:バトリ勝悟)
      「しょうじ」と読む。本作で初登場のキャラクターであり、キーワード能力「儀式」を中心とした「シャドウパラディン」を使用。
      晴見高校1年生で、後述の岡崎クミと同級生。ある理由で後ろ向きな性格をしているが……。
    • 明日川タイヨウ
      宮地学園に進学しており中学1年生。クロノに真っ先にチームに勧誘され快諾する。

福原高校ヴァンガード部

シオンの進学先である福原高校のヴァンガード部は、かつての栄光も見る影もなく廃部の危機に瀕していた。唯一残った部長・早尾アンリと、新たに釣られた羽島リンを加えた3人で、廃部取り消しをかけてU20に挑む。

  • 綺場シオン
    綺場コンシェルン代表として正式に綺場家を継いでいる。本作では福原高校に進学している。
    • 羽島リン
      福原高校3年生。シオンの誘いに釣られ勧誘を請けカードファイト部に加入。 
    • 早尾アンリ (CV:西健亮)
      福原高校2年生。相手のカードをバインドすることに特化した「雷激」能力主体の「なるかみ」のデッキを使用。廃部寸前だった福原高校カードファイト部の新部長に就任。

ハイメフラワーズ

とある事情により帰国したトコハと、チームを組むと約束していたクミに、ドラエン支部で下働きしていた江西サトルを加え3人で結成したチーム。

  • 安城トコハ (CV:相羽あいな)
    本作では唯一CVが過去作から変更となっている。
    G3期最終話時点で留学。本作開始時点ではパリに在住してたがU20開催に併せて帰国。
    Gシリーズより髪型が変わっており、新しい衣装も紳士に人気である。
    • 岡崎クミ
      クロノと同じ晴見高校に進学しているがクラスは別であり、東海林カズマと同じクラス。かねてからの約束により、本作では念願叶いトコハと同じチームで公式戦に出場する。
      本作の第三期EDは彼女を中心としたものとなっている。
    • 江西サトル
      G3期最終話でダークゾーン支部長を辞職した後、ドラゴンエンパイア支部でアルバイト生活を送っていた。当初19歳だったこともあり、トコハや大山リュウタロウ支部長との話の結果参戦を決意。なお、大会中に誕生日を迎え20歳になった。

チーム・ディフライダー

第一回大会優勝経験のある鬼丸カズミを中心としたチーム。全員が右手の甲を隠している特徴がある。
昨年度の優勝チームはカズミ、ベルノの二人に加え「ミゲル・トルレス」(CV:野島裕史)の三人で挑んだ「チーム・オーガ」だったが、第二回大会を目前にミゲルが交通事故で死亡。空席となった枠にサオリが入っている。
「ディフライダー」とは、惑星クレイのユニットと意志が繋がった=「時空間憑依(ディファレント・ワールド・ライド。通称:ディフライド)」した存在。それ自体は地球・クレイ間の交友でしかなかったが、管理者の監視の目を断ち切り《忍竜 シラヌイ》(CV:松風雅也)は相手の意志を無視してその身に憑りつく強制ディフライドを敢行。鬼丸カズミを乗っ取り、彼を己の傀儡とした。そのため、1話から登場している「鬼丸カズミ」は全て「シラヌイ」が成り代わっている状態である。
「シラヌイ」は第二回U20チャンピオンシップのファーストステージにおいて、かつて世界を混沌に陥れた《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》を、自身と同様、チーム新ニッポンの星崎ノアに強制ディフライドさせる。果たして、カズミの身を乗っ取ったシラヌイの目的とは……。

  • 鬼丸カズミ (CV:松風雅也)
    第一回大会優勝チームのリーダー。彼がカードキャピタル2号店を訪れたことが、虚脱感に苛まれていたクロノの歯車を再び動かすきっかけとなる。「ぬばたま」のデッキを使用。
  • ベルノ・ファーレンハート (CV:尾高もえみ)
    カズミの以前からのチームメイト。「ジェネシス」のデッキを使用。
  • 渕高サオリ (CV:松本恵)
    ミゲルの死亡により生まれた空席に新たに入った少年。「かげろう」のデッキを使用。

チーム新ニッポン

かつてクロノの父・新導ライブや現カードキャピタル2号店店長・新田シンが結成し、日本一に輝いた幻のチームである「チームNIPPON」をリスペクトするチーム。そのため、三人のうち二人がチームNIPPONと同じクランを使用している。
しかし、U20本戦ファーストステージ中に起こった異変により、チームはバラバラになってしまう。

  • 西沢アラタ (CV:堀江瞬)
    純粋で真っ直ぐな少年。新導ライブの使用していた軸と同じ、「ガイア」軸「たちかぜ」を使用。
  • 浅田マコト (CV:青木志貴)
    冷静だが根は熱い少年。新田シンと同じ「むらくも」を使用。
  • 星崎ノア (CV:喜多村英梨)
    一人だけチームNIPPONの使用クランではなく、「好きだから」という理由で「リンクジョーカー」を使用している。担当声優から直々に「男の娘」認定をもらったことで男性と明確に判明してしまった。

ラミーラビリンスwithサーヤ

  • 弓月ルーナ
  • 蝶野アム
    アイドルユニットコンビ「ラミーラビリンス」の二人。前期では重要キャラクターだった二人だが、その物語を乗り越え、再び大舞台に立つ。U20チャンピオンシップの宣伝も担当。
  • 弥富サヤ
    本作以前に「みにヴぁん」でチームを組んでいたが、まさかのチーム編成でまさかの参戦

ヘル&ヘヴン

「G」に作品が移って以降目立った活動をしていなかった、元チームQ4の葛木カムイ。だが本作ではある事情から、大規模大会に再び出場と相成った。しかも見てる側としては両手に華。

  • 葛木カムイ
    初代からの登場人物であり、クロノの師匠兼表の先導者。ただしアルバイト先がカードキャピタル1号店に異動しており、クロノとの接点は少なくなった。同店舗のショップ予選の審判も務めた。既にレジェンドファイターである彼は本大会の出場に消極的だったが……。
  • 先導エミ
    後述の初代主人公・先導アイチの妹。多分カムイ的に天国。
  • 大文字ナギサ
    現在高校1年生。多分カムイ的に地獄。そろそろ本当に結婚できる年齢に近づきつつある。

U20大会実行委員会

  • 伊吹コウジ
    実行委員長であり、「リンクジョーカー」クランリーダー。前作最終話時点でヴァンガード普及協会の本部長に就任し、彼主導でU20チャンピオンシップを開催している。
    クロノの裏の先導者。また、《破滅の竜神 ギーゼ》と対を成す存在である救世の竜神「メサイア」を中心とした「リンクジョーカー」デッキを使用している。
  • 安城マモル
    トコハの兄にして「かげろう」クランリーダー。普段はドラゴンエンパイア支部のスタッフとして同支部を支える。
    U20チャンピオンシップ実行委員会の副委員長であり、委員長の伊吹を支えている。

レリクスの使徒

全てが惑星クレイのユニットに身体を奪われ、成り代わられた存在である。

  • 星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン(CV:喜多村英梨)
    「GNEXT」作中から登場している、「リンクジョーカー」のユニット。
    G以前には、リンクジョーカーの傀儡として操られた櫂トシキを利用する形で、かつて一度地球に降り立っていたが、先導アイチらの活躍によりその目論見は砕かれていた。
    本作ではその暗躍により、レリクスの使徒を惑星クレイから惑星E=地球に呼び込む。
    「GZ」では自身の新たな姿《星輝兵 カオスブレイカー・クライシス》も使用しているため、クレジット名は「カオスブレイカー」。
  • 炎熱傭兵 ダムジッド(CV:松本恵)
    「GNEXT」作中から登場している、「かげろう」のユニット。
    元々観光合法的な手段で惑星Eに訪れていたが、レリクスの使徒に堕ちる。
  • 百害女王 ダークフェイス・グレドーラ(CV:田村ゆかり)
    「GZ」から登場。犯罪結社「メガコロニー」の女王であり、全ての怪人や兵器の母。
  • 威圧怪人 ダークフェイス(CV:浜添伸也)
    使徒としては「GZ」から登場しているが、身体を奪われた被害者は「ストライドゲート編」で登場した「若水ソウスケ」。犯罪結社「メガコロニー」に属する自称“最強”の怪人。
  • ヴァレオス(仮称)(CV:竹内良太)
    「GZ」から登場。「アクアフォース」初代元帥であり、当初は《破滅の竜神 ギーゼ》と敵対していたのだが、何故かギーゼに与する存在となっている。とある聖剣との因縁があるらしいが……。
  • 邪神司教 ガスティール(CV:小野友樹)
    「GNEXT」終盤で登場。「ダークイレギュラーズ」のユニットであり、魂の牢獄“レリクス”の支配者。

その他

  • ハイメ・アルカラス
    本作の序盤で、既に後述の櫂やオリビエ・ガイヤールが在籍するユーロ第一リーグに昇格。それにより出来た余暇を活かし、トコハの応援に来日。チーム名に食い込む。チーム「ハイメフラワーズ」のコーチである他、U20の解説の代打を務めた。
    プロであることに加えU20の年齢制限に引っかかる年齢のため、彼自体はU20チャンピオンシップには不参加。
  • 先導アイチ
    ヴァンガード初代主人公。前期までは僅かな出演に留まっていたが、今期では本格的に作中に登場する。アメリカの大学に留学中であり、今までは影ながらの支援しかできなかったが、遂に現主人公であるクロノと対面する。
  • 櫂トシキ
    ユーロ第一リーグのプロファイター。彼もオフシーズンであるため、アイチの帰国に合わせてか日本に帰国。しかしそこで、自身も無関係でいられなくなる、《星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン》の暗躍を知り……。
  • 立凪ノーム(CV:杉田智和)
    弟の立凪タクトの一件から、新たに立凪財閥の代表となった男。事態に過剰に干渉してしまったタクトと異なり、彼は徹底して観測者であり続ける。

その他の登場人物は「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物一覧」を参照のこと。

スタッフ

製作総指揮・原案 木谷高明
原作 ブシロード
伊藤彰(連載月刊ブシロード)
監督 川崎逸郎(GNEXT)
近藤信宏(GZ)
シリーズ構成 吉村清子
ストーリー監修 川崎逸郎(GZ)
カードファイト構成 中村聡(遊宝洞)
中尾宗也(遊宝洞)
キャラクターデザイン 磯野智
森本由布希(GZ)
中山初絵(GZ)
色彩設定 篠原愛子
撮影監督 工藤有紀
音響監督 今泉雄一
音楽 都田和志
山本茂
アニメーション制作 チームKOITABASHI
ブリッジ(GZ)
制作 テレビ東京
創通
電通
オー・エル・エム

楽曲情報

OP

  • GNEXT
    • 「Hello, Mr. Wonder land」(1話~25話)
      歌:中ノ森文子
    • 「→Next Generation」(26話~52話)
      歌:サイキックラバー
  • GZ
    • 「情ノ華」
      歌:己龍

ED

  • GNEXT
    • 「Wing of Image」 (1話~13話)
      歌:ラミーラビリンス ※蝶野アム(愛美)、弓月ルーナ(工藤晴香)
    • 「Are you ready to FIGHT」 (14話~25話)
      歌:Raychell
    • 「Pleasure Stride」(26話~38話)
      歌:ミルキィホームズ(三森すず子・徳井青空・佐々木未来・橘田いずみ)[2]
    • 「ナツニナレ!」(39話~52話)
      歌:STARMARIE
  • GZ
    • 「-HEROIC ADVENT-」
      歌:Roselia(相羽あいな、工藤晴香、遠藤ゆりか、櫻川めぐ、明坂聡美)[3]

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関連項目

  • 公式サイト - G2期~G3期と同じURLが使われている。
  • カードファイト!!ヴァンガードG(前シリーズ)
  • カードファイト!!ヴァンガード
  • オー・エル・エム(制作会社)
  • 2016年秋アニメ(GNEXT)
  • 2017年秋アニメ(GZ)
  • アイチのへや
  • 奪われたクロノ

脚注

  1. *2017年2月14日に生放送された19話は、以前の話が間違って流れるという放送事故が発生し、同日22時に放送を仕切り直した。余談だが、それにも関わらず公式生放送終了後アンケートの最高評価が9割を超えるなど、ちょっとしたお祭りとなった。
  2. *一部メンバーが本作の登場人物の声優も務める。佐々木未来は岡崎クミ、橘田いずみは戸倉ミサキ役。中の人繋がりか、ED映像にミルキィホームズを意識したカットが存在する。
  3. *メディアミックス作品「BanG Dream!」とのタイアップ。一部メンバーが本作の登場人物の声優も務める。相羽あいなはGNEXT以降の安城トコハ、工藤晴香は弓月ルーナ役を演じる。

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