カーン(ジョジョの奇妙な冒険)とは (カーンとは) [単語記事]

一度闘った相手は　たとえ持ち主が変わったとしても、絶対に…絶対に絶対に絶っ…
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～～対に！負けなあああああああいィィィ

カーンとは、ジョジョの奇妙な冒険･第3部「スターダストクルセイダース」に登場する最強の床屋キャラクターである。

概要の下だなポルナレフッ！

アヌビス神に憑かれた床屋。
旅の途中、ポルナレフはアヌビス神に取りつかれた男チャカと戦い、奥の手である剣針発射で辛くも勝利。柱を通り抜ける斬撃やその異常な切れ味を不気味に思ったポルナレフが、念の為この刀を回収する。

その後、エドフの町へ向かい承太郎とポルナレフは町の床屋へ入る。その床屋の妙にガタイのいい店主こそ、カーンである。もちろんこの男、ただの一般人の床屋でありスタンド使いでもなければ、DIOの手下でもない。

髭剃りの最中、アヌビス神に取り憑かれたカーンはポルナレフに襲いかかり、ポルナレフもこれに応戦。だがチャカとの戦いでアヌビス神が、ポルナレフの技を「覚えた」ことにより圧倒される。さらにパワーも格段に上がっており、ポルナレフのシルバーチャリオッツに力でも勝り、追い込む。苦し紛れにポルナレフが放った剣芯も、目隠しをされながらにして叩き落した。ポルナレフをかなり追いつめるが、承太郎のスタープラチナに刀身を白刃取りでへし折られ、そのままカーンは伸びてしまう。だが不注意で刀に触れたポルナレフをアヌビス神が操り、再び承太郎を襲って敗北寸前にまで追いつめた。

原作での彼の登場シーンはここだけであり、二度と登場しない。さらに原作では「床屋」であるということ以外明かされていなかった。登場シーンこそ非常に少ないが、名言が非常に多く（というか、発した台詞がほぼ全て名言）台詞の知名度はそこそこ高い。

名前の由来は、チャカと同じく女性ロック歌手の「チャカ・カーン」。

ちなみにカーンという名前は原作では出ておらず、カプコンの格ゲー（後述）出演に際して名付けられたものである。

おれだよまぬけっ　アヌビスの暗示のスタンドさ

アヌビス神
【破壊力:B / スピード:B / 射程距離:E / 持続力:A / 精密動作性:E / 成長性:C】: 妖刀に宿るスタンド。むしろこっちが本体。詳細は「アヌビス神」を参照。

「一度戦った相手には絶対に負けない」と豪語する通り、一度受けた攻撃を完全に「憶えて」しまうのがアヌビス神最大の特徴である。一度喰らった攻撃ならば確実に見切り、たとえ攻撃を防がれようとも次の一太刀で確実に切断してしまう。

要するに戦えば戦うほどに強くなるスタンドであり、承太郎からも「ひさびさに登場した策や術を使わない『正統派スタンド』」と評された。

格闘ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険』

カプコンの対戦型格闘ゲームでは『未来への遺産』およびプレイステーション版第1作より隠しキャラクターとして登場し、『HD Ver.』ではデフォルトで使用可能になっている。

当然、誰も格ゲー化されるにあたって登場するなんて思ってもなかったし、出てきたときも「誰コイツ？」「なんでこいつが？」という空気になったのは言うまでもない。名前すら出なかったうえにアヌビス神に操られていただけの男が、えらく出世をしたものである。

性能

チャカと同じくスタンドであるアヌビスの能力により相手の技を覚えられたり、強なら多段ヒットし一撃でスタンドを粉砕する対空技の既命斬という優秀な必殺技を持つ（ただし対空技としての性能は低く、専ら連続技用）。他のアヌビス使いと比べ、一番素早いのも魅力。

しかし通常技の性能が今一つで連続技も繋がりにくい。スタンドモードが無い上に防御力もとても低い。ゲームの展開を左右するほどの突出した力を持っていないため、高威力のコンボを持つ他のアヌビス神使いと比べると毛色がかなり異なる。コンボ力がない分その場その場に的確に必殺技を選び使う慎重さが要求されるため上級者向け。

防御側に回ると非常に苦戦するので、攻めを継続していくのがベター。