カエサル(Fate) 単語


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ガイウスユリウスカエサル

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カエサル(Fate)とは、Fate/Grand Orderに登場するサーヴァントの一騎である。

CV:置鮎龍太郎
イラスト:しまどりる / 設定制作:桜井光

サーヴァントについてはサーヴァント(聖杯戦争)の記事を参照。

概要

Fate/Grand Orderの第二章ローマ編で、敵側のサーヴァントとして登場。
ネロ=クラウディウスの治世の時代にローマの国土をぶんどり、ガリアの治世を任されていた連合皇帝の一人として現れる。
そのやり口に不満を抱く一方、生前ゆえに譲れぬ願いをもってそのローマの簒奪に加担していた。

真名・来歴

真名はガイウス・ユリウス・カエサル。英名「ジュリアス(ユリウス)・シーザー」。カイザーとかチェザーレとか色々言われるあのビッグネーム。

当時はロムルスによるローマ建国の後、領土が巨大化するにつれて統治体制がそれに対応しきれなくなった時代、諸侯貴族による私兵を用いたいわば内乱に近い状態にあった。その中でガリア戦争などで勝利し、名を馳せた将軍にして優れた統治者がカエサルである。
その極めて高い文武両方の政治手腕はまさに伝説であり、ローマを「帝国」に導いた人物と言えるだろう。

元はカエサル含む3人による三頭政治制を敷いていたのだが、カエサルと腐れ縁付き合いの長い2人目の統治者、クラッススの死後、3人目の統治者であるポンペイウスがカエサルに反旗。後にローマ内戦と言われるそれに勝ち進み、ポンペイウスの逃亡先であるエジプトに寄ることとなり、その際にクレオパトラと出会うこととなった。

その後、終身独裁官(事実上の”皇帝”)という地位を得、何かとカエサルにちょっかいを出してきた旧体制の元老院と敵対しながら政治改革を進めてきた。
しかし、改革派の筆頭だったがゆえに共和制の維持を望む保守な元老院派に暗殺された。その一団の中に信を置いていたブルータスがいたため、『ブルータス、お前もか』と呟いた伝説も日本では有名であろう。

しかし、カエサルの死後、彼の遺言でオクタウィアヌス(後のアウグストゥス)が権力を引き継ぎ、「パクス・ロマーナ(ローマの平和)」と呼ばれる新時代を築いたことを考えれば、彼の功績はまさに英雄たるものと言えるだろう。

人物像

史実では痩身の男だったと記されているが、なんと身長≒体重の肥満体で召喚されている。通称DEBU
あと史実と違って男性ホルモン満帆な生活ゆえのHAGEだったはずなのに短いながら頭髪が揃っている。
しかもどちらかというと指揮官なのでライダーやキャスターでの召喚を本人は希望するも、バリバリの肉体派である三騎筆頭のセイバーでの召喚。 
英霊システムバグってるんじゃないかとは本人の言でマスターも同意するところ

食えない男。口が達者なリア充で、あらゆることを話術で丸め込める弁舌の持ち主。そして扇動の天才。
その高度さたるや、ローマの国家予算の1割にまで膨れ上がった借金を文字通り出世払いで返済し(実は前述のクラッススはカエサルの保証人)、男女問わず寝取り放題な弩級のプレイボーイであったために恩赦嘆願により処刑を免れたりナイル一の才女であるクレオパトラのハートをキャッチしたりといったことをして回るほど。 これら全部史実なんだから驚きの限りである。
生前の権謀渦巻く議会との戦いゆえに自然体であることを許されるカルデアの生活を謳歌している模様。
しかし、扇動スキルを悪用してのトラブルメーカーでもあるため、期間限定イベントの黒幕である率が高い。因果応報か、なんでもないイベントのスケープゴートにまで駆り出される始末。

大は小を兼ねる理論の太っ腹。DEBUで召喚されたのはこれが理由か。生前はカネを惜しまずばら撒き、最早経済を回すまでになり、それゆえに民衆の人気が厚かったというのだから驚き。なお、ほとんどが借金であった模様
世界の半分はおろか残り1%に到るまで愛する愛多き男。召喚者たるマスターに対しては皮肉な態度を取っているがあくまで愛あるゆえに提言。

そんな彼の聖杯への願いは「クレオパトラと彼女との子、カエサリオンと会い、認知すること」というささやかな贖罪。
長らく叶うまいと思われていたそれは、2016年のハロウィンにてクレオパトラの英霊召喚が叶って半分達成されることとなる。彼女の世話好きもあいまってカルデアでは睦まじい姿が見られる。あまりに生前とかけ離れた姿だったので失神するほど驚かれた模様。後は息子だけだ、諦めるなカエサル!

英霊としての能力

  • 身長/体重:168cm・154kg
  • 出典:史実
  • 地域:欧州
  • 属性:中立・中庸  カテゴリ:人
  • 性別:男性
  • ステータス
    筋力:A 耐久:B 俊敏:B 魔力:D 幸運:C 宝具:B+
  • スキル
    保有スキル
    軍略:B 多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。生前に数多の戦いを勝利に導いたカエサルの知略と軍功がスキル化したもの。
    味方全体の宝具威力をアップ(1T)
    カリスマ:C 軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。ローマ市民の熱狂的支持を受け、将軍としてもガリア戦争で活躍してみせたカエサルのカリスマ性の有無は言うまでもない。
    味方全体の攻撃力をアップ(3T)
    扇動:EX 数多くの大衆・市民を導く言葉を身振りの習得。特に個人に対して使用した場合には、ある種の精神攻撃として働くきわめて強力な思考誘導。英霊カエサルの専用スキルといえるレベルまで昇華されている。
    味方単体のクリティカル威力をアップ(3T)+スター発生率をアップ(3T)
    味方単体の防御力をダウン(3T)【デメリット】
    クラススキル
    対魔力:C セイバーのクラススキル。魔術詠唱が二節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法など、大掛かりな魔術は防げない。
    自身の弱体耐性を少しアップ
    騎乗:B セイバーのクラススキル。乗り物を乗りこなす能力。「乗り物」という概念に対して発揮されるスキルであるため、生物・非生物を問わない。Bランクで魔獣・聖獣ランク以外を乗りこなすことが出来る。
    自身のQuickカード性能をアップ
    神性:D 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。女神ヴィーナスの末裔であり、死後に神格化されたカエサルは低ランクながら神霊適性を有している。
    自身に与ダメージプラス状態を付与

確かに軍師向けのスキルを取りそろえているが、文句を言いつつも素のステータスは他のセイバークラスと比較して遜色ない代物となっており、要するに殴り合いができる水準と言えよう。

宝具

  • 黄の死 (クロケア・モース)
    ランク:B+ / 種別:対人宝具 / レンジ:1〜2 / 最大捕捉:1人
    カード種別:Quick
    敵単体に超強力な攻撃+スターを獲得(5→25個)〈OCで効果UP〉

私は来た! 私は見た! ならば次は勝つだけのこと。

生前、史実に記録された彼の得物である金装飾の施された剣。
宝具ながら、敵の盾に刺さって抜けなくなり、紛失しかけた経験からカエサル本人はあまり使いたがらない。

真名解放をすれば、必中の一打目の剣戟の後に幸運判定が行われ、それが「失敗するまで」の回数分相手に追加の剣戟を叩き込むことができるようになる運命操作系の能力。 要するにずっと俺のターン
本人こそヘタレているが筋力Aと俊敏Bの乱打はまさしく近接戦闘では必勝を約束する代物。
なによりこの宝具を使うところを見ればカエサルを鈍重DEBUだと思っていたマスターは考えを改めるはず。

FGOではQuick種単体宝具。桜セイバー実装までは唯一のQuick単体宝具であった。
この宝具のボーナスとしてスターが固定取得できる上に、この宝具の攻撃にもスター発生判定が生じるため、Quickチェインも併せればクリティカルスターを溢れさせることも不可能ではないという次のターンへの布石としての性能も高い技となっている。

ちなみにこのセリフは彼の有名な語録、「来た、見た、勝った(Veni, vidi, vici)」のセルフパロディである。

キャラクター性能

☆3(R)のセイバークラス。
無料のフレガチャでも排出され、有料の聖晶石ガチャでもハズレ枠で出るため入手性が良い。
セイバーながらカード配分は【Q:2 A:1 B:2】というDEBUな体型ながらQuickを主軸とした立ち回りが得意なセイバーである。

単体としては前述の宝具の通り、Artsの枚数が少ないことを活かしたQuick編重の編成に向いた一騎。
アサシンなどのQuickが多いクラスと組んでひたすらクリティカル率を高め、クリティカルによるNPやスターのボーナスによりパーティを回してゆくテクニカルな使い味に向いている。
そして彼の特徴は「軍略」「カリスマ」という2つの攻撃バフと、「扇動」によるクリティカルサポート。
前述の通り宝具がスターを増やす能力に長けるので、それで底上げされたクリティカル率を燃料にクリティカル倍率という形でパワーに変換してゆくことができるので2ターンに渡るスキルに寄るコンボが最大の売り。

欠点はArtsが少ないため、A1枚自体のNP獲得量自体はそれなりに高いものの、総合的なNP効率は低めなことであり、宝具回転率は素殴りだけでは心もとない。
礼装で補うか、あるいはクリティカル発生によるNPボーナスを頼みにスター発生や、Quick強化を重点するといいだろう。

相方はクリティカルスターの集めやすいライダークラスが分かりやすい相棒となってくれる。
それに加えてパーティ内のQuick枚数を増やすアサシンがいればテーマに沿ったパーティとなる。
逆にバーサーカーやキャスター、アヴェンジャー等をメインアタッカーとして組む場合はスター優先度の関係で彼らにスターが配られにくいので一工夫が必要。

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関連項目

  • TYPE-MOON関連の一覧
  • サーヴァント(聖杯戦争)
  • Fate/Grand Order
  • クレオパトラ(愛人)
  • 動けるデブ
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