ガロン(ヴァンパイア) 単語


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ガロン

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ガロン(ヴァンパイア)とは、カプコンの格闘ゲーム『ヴァンパイア』シリーズに登場するキャラクターである。

キャラクター設定

プロフィール

  • 名前:ガロン(Gallon)   ※ 海外版は「ジョン・タルバイン(Jon Talbain)」
  • 出身地:イギリス
  • 生年月日:1940年 誕生日は不明。
  • 身長:186cm
  • 体重:70kg
  • 種族:ワーウルフ
  • キャッチコピー:「疾風の人狼」(初代、ハンター)
              「苦悩に吠える牙」(セイヴァー)

ストーリー

 イギリスのとある村で生まれ育った、格闘家を志す青年、ガロン。母はガロンを産んで死亡し、父については手がかりさえない。ガロンは生まれたときから一人だったが、村人たちは孤児であるガロンに快く接してくれ、朴訥ながらも純粋に成長した。

 しかし、ある満月の夜。ガロンは己の内に流れる「獣の血」に我を失い、人狼と化して村人を襲ってしまう。逃げるようにして村を去ったガロンは、日に日に強くなる狂気と獣性に次第に蝕まれていく。それでも、自らの内に巣食う獣性を克服しようとしたガロンは、自らを極限まで鍛え上げ「己の限界を超える」ことで「獣の血」を克服する道を見出した。

 一時(初代、ハンターED)は己の限界を超えて人としての生活を取り戻し、村に戻ったガロン。だが、セイヴァーにてジェダの魔次元に取り込まれ、「獣の血」が無くなってはいなかったことを思い知らされる。

 再び人狼と化す肉体、心を侵す獣の狂気、残った理性は一欠片。魔次元での戦いの末、自らの写し身であるダークガロンとの邂逅を経て、ガロンは捨てたはずの獣性に呑まれた。

演出、声優など

 半人半獣の人狼であり、また人間形態も青年で描かれ、ストーリーもシリアスなため、一見2枚目ポジションについているように見える。だが、通常やられのダイナミックなデフォルメ、燃焼やられ時の尻と涙目、裁かれ時のダックスフントなど、意外とコミカルな演出も多い。ブリスやられ時の狼娘が地味にかわいい。

 格闘スタイルは中国拳法をベースとする設定で、登場時の拳法着や一部キックのモーション、ヌンチャクを振るう必殺技などに反映されている。人間形態でも拳法の達人であり、レイレイの姉であるリンリンよりも遥かに強い、らしい。

 セイヴァーにおいて、ガロンのコンパチキャラであるダークガロンが登場する。ダークガロンは全身が怪しく光っているが、キャラ性能は通常のガロンとほとんど変わらない。唯一、ドラゴンキャノンだけグラフィックとフレーム周りが異なるが、これも大きな違いではない。登場時には虚空から突然現れるほか、勝利ポーズ等でも人間の姿になることはない。

 ゲーム中の声は、遠吠え、うなり声から人間形態での勝ち台詞まで、全て上田祐司(現:うえだゆうじ)による。OVAでは立木文彦、ドラマCDでは林延年(現:神奈延年)、三木眞一郎などが演じる。

性能・特徴

 移動速度が全般的に速く、単純なジャンプ攻撃だけでも意外と強力な戦法となる。また、歩き状態ではやられ判定がしゃがみ状態よりも低くなり、標準的な飛び道具の多くを歩いて回避できる。この速くて低い前歩きから接近して、画面端に向かって相手を投げるのが必勝パターンのひとつである。

 初代では通常技、必殺技ともに軸となる技に欠け、投げ間合いも狭く最弱候補の汚名を受けたが、ハンターにて全体的な大強化を受け、逆に最強候補に食い込むようになった。セイヴァーでは攻撃能力の更なる強化を受けたが、防御面ではいくらかの弱体化も受けており、最強には届かない程度の強キャラというポジションにある。

主力となる技

通常技、特殊技

  • ロークランチ:しゃがみ弱P、初代のみしゃがみ中Pも同技。弱攻撃としてはリーチの長い下段技。
  • フレイムファング:しゃがみ強P。下から上に向けて噛み付く攻撃で、先出しの通常技対空として活躍。
  • スナールレッグ:しゃがみ中K。地上牽制の主力のひとつで、相手の下段攻撃を潰しやすい。ハンター以降は必殺技キャンセル可能で、近距離ヒット時はビーストキャノンにつながる。
  • テリブルフライ:ジャンプ中K、初代のみジャンプ弱Kも同技。跳び込みの主力のひとつで、セイヴァーでは空中ビーストキャノンにつながる。
  • バイオレンスランサー:ジャンプ強K。ジャンプ攻撃では最もリーチが長く、空対空、空対地、ダッシュによる奇襲、牽制など幅広く使える。
  • キャニオンラウンダー:キック投げ。レバー入力方向に長く転がるため、相手を画面端に追い込む際に重宝する。
  • ウルフキック:ハンター以降の遠距離立ち弱K。立ちで出せる貴重な下段技。出掛かりと戻りで尻尾が描き分けられている芸コマ。
  • トライデントネイル:ハンター以降のしゃがみ中P。地上牽制の主力のひとつで、やや上に判定が強いが、必殺技キャンセル不可なので立強Pに繋ぐのがセオリー。
  • クロスクリーブ:ハンター以降のジャンプ強P。跳び込みの主力のひとつで、下に判定が強い。
  • テリブルエッジ:ハンター以降のジャンプ弱K。ガロンのジャンプ攻撃で唯一「めくり」が可能。

必殺技、EX必殺技など

  • ビーストキャノン:閃光を放つオーラを纏い、遠吠えを上げながら前方へ突進する技。ガロンの代名詞ともいえる必殺技だが、初代ではスペシャル必殺技であった。地上・対空・空中の3つのモーションがあり、初代またはハンター以降の通常版では1回、ES版では最大4回まで方向転換が可能。特にセイヴァーでは方向転換を全てヒットさせることが可能で、そのダメージの大きさは「セイヴァー三大酷い減り」の一角とも称される。
  • クライムレイザー:片足にオーラを纏いつつ上方へ蹴り上げる、いわゆるサマーソルトキック。初代とハンターでは出掛かりに無敵時間があり、出しやすい無敵対空技として活躍した。セイヴァーでは無敵時間が削除され、判定もそれほど強くないので対空技としてはやや貧弱である。ES版は3ヒット技であり、ビーストキャノンがヒットした相手に空中で追撃が可能。このコンボは発見した者の名前を取って「影サマー」と呼ばれ、スタイリッシュな外見とそこそこのダメージが割と好まれる。
  • ワイルドサーキュラー:相手を掴んだまま回転しながら空中へ飛び上がったあと、地面に叩きつける瞬間に膝を落とすコマンド投げ。初代では通常投げの投げ間合いが狭かったため、投げを狙うときの唯一に近い選択肢であった。この技が化けたのはセイヴァーにて出掛かりに無敵時間が設定されてからで、この技と近立強Kによる「自動2択」は回避困難な崩しとして猛威を振るった。ES版は相手を2回叩きつけるものだが、それほどダメージが増えるでもなく、基本的に使って損。
  • ミリオンフリッカー:ハンターから追加された技であり、高速でヌンチャクを振り回す。ハンターでは飛び道具が消せることや判定が強く空中ガード不能なため立ち回りで使い勝手のよい技。セイヴァーではモーションが変わり、飛び道具が消せなくなり判定も弱体化した。
  • クイックムーブ:セイヴァーから追加された特殊技。ごく短い距離の前方ダッシュであるが、必殺技扱いのため通常技からキャンセルして出すことができる。モーション全体の消費時間が短く、中攻撃から繋げて出すと動作終了が相手のガード硬直解除と同時、つまり五分の状態になるため、ここからのワイルドサーキュラー自動2択が強力である。
  • ドラゴンキャノン:ハンターから追加されたEX必殺技。気で巨大な龍の形を模った炎を生み出し、相手にぶつける飛び道具で、飛び道具を消す能力がある。また、相手の飛び道具に消されることはなく、消せない飛び道具はお互いに貫通する。セイヴァーでは4匹の炎の狼のようなグラフィックに変更されたが、基本的な性能に大差はない。
  • ミラージュボディ:ハンターから追加されたEX必殺技。一定時間、時間差で自身と同じ動きをしながら追ってくる分身を2体作り出す。つまり星影円舞プロトタイプと思っていい。分身の攻撃力は本体の25%で、ダメージは単純計算で1.5倍になる。実際には、通常では繋がらないダッシュ攻撃→ダッシュ攻撃などが繋がるようになる代わりに、相手のヒットバックが増えるのでコンボ途中で相手を取り逃すことも増え、単純に攻撃力1.5倍とは言えない。なお、セイヴァーではダークフォースである。
  • モーメントスライス:セイヴァーから追加されたEX必殺技。相手に爪を突き刺してから、その爪を振り上げて斬り裂く、短い動作の乱舞技。順番押し必殺技であり、チェーンコンボに組み込める珍しい必殺技ではあるが、リーチが意外と短く空振りすることも多い。ハンター2ではダークフォース強化対象技で、乱舞途中の打撃が追加され、威力・ヒット数ともに強化される。

二次創作における扱い

 怪物大集合なヴァンパイアシリーズにおいては、勝利台詞の穏当さやエンディングで登場する少年達(兄フレッド、弟マルコ)に慕われている様子などから、好青年で苦労人といったポジションになることが多い。また、ストーリーのシリアスさが受け、原作どおりの「獣の血に苦しみながらも人として在らんとする」キャラ付けも好まれる。 

 また、ハンター設定資料での達人表記、EDでのフレッドの「拳法教えてくれる」という発言により、中国拳法の達人、師匠キャラとして設定されることもある。好青年+苦労人+師匠が加味され、マネージャーやトップブリーダー扱いされることも、偶にある。

 一方で、各種やられモーションのコミカルぶりやドラマCDにおける扱いから、おバカキャラにされる場合もそこそこ多い。OVAのように、自分が闇の存在であることを受け入れたキャラ付けも見られるが、多くの場合はダークガロンがその役回りを担うため、ガロン自身が闇堕ちする設定はやや希少である。

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