ガンダムアストレアとは (ガンダムアストレアとは) [単語記事]

ガンダムアストレアとは、「機動戦士ガンダム00P」に登場する機体である。

本記事ではそのバリエーション機も解説していく。

概要

GUNDAM ASTRAEA ガンダムアストレア
型式番号	GNY-001
全高	18.3m
重量	55.1t
搭乗者	ルイード・レゾナンス
動力	GNドライヴ
武装	GNビームサーベル GNビームライフルプロトGNランチャープロトGNソード GNシールド

『正義の女神』の名を冠する第二世代ガンダム。
第三世代ガンダムエクシアのテストベッドにあたる機体。

アストレアのマイスターはルイード・レゾナンス。後のプトレマイオスクルー、フェルト・グレイスの父親である。

エクシアのプロトタイプだが、格闘に特化しているわけではない。むしろ0ガンダムの汎用性を濃く継承した機体で、第二世代の中でも汎用性の高い機体に仕上がっている。

これはアストレアが各種武装のテストに使用されるため。
CBのガンダムは将来的に特殊機の役割に応じた武装を持つ予定であり、アストレアはその武装の試験運用に使用される。

次世代型ガンダムが使う武装のテストが、第二世代ガンダム試験運用型1号機、アストレアの役割である。

エクシアとの相違点はドライヴカバーがスリースラスター型という点。
スリースラスター型は太陽炉の出力を最大限まで引き出せるが、かかる負荷が大きいというデメリットもある。

「プロトGNソード」
GN粒子を纏わせた実体剣。これがGNソードの基礎を作った。
エネルギーを大量に消費するためGNコンデンサーを内蔵する。しかし大型化は避けられず、取り回しが難しい。
ビームサーベルが切断に長けているのに対し“敵のバランスを崩す”、“突き刺して切り開く”など実体剣ならではの用途も多い。将来的に銃の機能を内蔵するらしく、複合兵装になる時にはプロトという名前が外れる予定。
「GNランチャー」
GNバズーカの基となった武装。両肩部からGNドライヴと直結し、高濃度に圧縮したGN粒子を放つ。
使用の際、両肩部クラビカルアンテナをパージするため、粒子制御能力は単純計算で20％程低下している。
登場時点では供給するGN粒子のパワーは許容量を超えており、バックファイアー（粒子漏れ）を起こした。

「クアッドキャノン」

「00V戦記」においてアストレアにGNランチャーを4基装備するテストが行われた。
上記の理由によりGNランチャーはそのままでは使い物にならないが、内蔵したGNコンデンサーを強化したことで、太陽炉に直結せずともコンデンサーに貯蔵した粒子で発射が可能となる。（回数制限は残る）
しかし威力の低下は免れなかった。そこでヴェーダは「粒子ビームの収束」を利用した。4基の砲門から放たれるGN粒子のビームはまるで引き寄せられるかの如く一つに収束し、莫大な火力を生み出した。

ガンダムアストレア改

形式番号：GNY-001B

アストレアの太陽炉ユニットをスリースラスター型からコーン型に変更した形態。
「ガンダムエクシア」に繋がる機体で、姿もよりエクシアに近付いている。

試験運用の結果、コーン型太陽炉に関しては問題ないとの判断が下る。
しかし残念ながらアストレアではバランスが取れず、元のスリースラスター型に戻された。

本機の運用データは、開発中のガンダムエクシアに活かされる。

ガンダムアストレア TYPE-F

形式番号：GNY-001F　搭乗者：フォン・スパーク

CB内のサポート組織「フェレシュテ」での使用にあたり改良されたアストレア。Fはフェレシュテの意。

武装は15年前のままだが全体的なカラーリングを赤色に変更した。一部ファンから「あげゃトレア」と呼ばれる。

フェレシュテでは任務に使用する際、フェイスにセンサーマスクを着用する。プトレマイオスの影で動くフェレシュテの任務をこなす為に、ガンダムである事を隠さなくてはいけないからだ。
マスクは自在な脱着が可能だが、搭乗者の独断で度々マスクを外すシーンが見受けられる。これは一種の合図みたいなもので、「ガンダム」を見た者に対して正体を秘匿するべく、通常ミッションから殲滅戦へ移行する。

フェレシュテでは一基の「オリジナル太陽炉」を任務に使うガンダムに換装している。
アストレアを含むフェレシュテの各ガンダムは、本編と同時期に「トランザム」を使用可能となった。

ガンダムアストレア TYPE-F2

GUNDAM ASTRAEA TYPE-F2　ガンダムアストレア TYPE-F2
型式番号	GNY-001F2
搭乗者	フォン・スパークエコ・カローレ
動力	GNドライヴ
特殊機能	GNリフレクション
武装	GNビームサーベル×2 GNビームライフルプロトGNランチャープロトGNソード GNシールド

タイプF各部をエクシア用のパーツで改修した形態。
「ガンダムアストレアタイプF改」という呼称もある。

アストレアのGNコンデンサーをエクシア用の物に交換。
フェレシュテのメカニック、シェリリンのレポートによるとコンデンサーは15年の間にかなりダメになっていたらしく、新型に取り替えた事で全体的に能力が底上げされた。

形状が大きく変化した頭部アンテナは粒子制御能力を付加した物。従来のクラビカルアンテナとの併用で、粒子制御能力も40％以上に跳ね上がった。

アストレア自体は15年前の機体だが、本形態は改修により第三世代にも引けを取らない性能を持つ。

搭乗者はフォン・スパーク。
エコ・カローレも搭乗したが戦闘描写は無く、念願のガンダム搭乗描写は雑用係となった。

「GNリフレクション」: シェリリンがタイプF2に搭載した、トランザムの粒子解放時に機体周辺の粒子をコントロールする新技術。
ただし粒子移動量は極僅かでタイミングも神業に近い。フォンは難無く使用してビームを曲げていたが、ピンポイントで移動させる繊細な粒子コントロ－ルに加え、タイミングをコンマ数秒でも測り違えると直撃していた。
ハナヨ曰く「まともなパイロットは使わない」。つまりフォンは…

ガンダムアストレア TYPE-Fブラック

イノベイターが「ヴェーダ」のデータからタイプF機を最製造した機体。
カラーリングは黒に変わっているが、擬似太陽炉搭載型という点以外に元の機体との違いはない。

フォンの乗るアストレアタイプF2との戦闘で撃破され、フォンが機体ごと回収した。

ガンダムアストレア TYPE-F（フォン・スパーク専用機）

上記のイノベイターが再製造したタイプFを回収後、フォン専用機として使用するために修復。
全体の機体色はフェレシュテ仕様にリペイントされている。

フォンがソレスタルビーイングの格納庫から装備を集め、様々な改造をした。
後述する二つの形態はフォン機に追加パーツ・追加武装を装備した物。

「GNハンマー」
「00I」・「00V戦記」で使用されたGNコンデンサー内蔵型のハンマー。
粒子の性質を利用した質量可変効果を活かし、命中時の衝撃を増大させる。
質量で押し潰すだけでなく、粒子で敵を内部から破壊する事も可能。

ガンダムアストレア TYPE-F フルウェポン装備

ASTRAEA TYPE-F FULL WEAPON アストレア TYPE-F フルウェポン装備
搭乗者	フォン・スパーク
武装	GNビームサーベル×2 GNビームライフルプロトGNランチャー、GNランチャープロトGNソード NGNバズーカ GNハンマー GNミサイルポッド GNピストル GNシールド

改造にはCBだけでなく、連邦MSの武装も使用している。その全てを取り付けたのが重武装形態（フルウェポン装備）である。

脚部「GNピストル」はガンダムデュナメス、腕部「GNミサイルポッド」はガンダムキュリオス、「NGNバズーカ」はアヘッド。

ガンダムアヴァランチアストレア TYPE-Fダッシュ

AVALANCHE ASTRAEA TYPE-F´ アヴァランチアストレア TYPE-Fダッシュ
型式番号	GNY-001F/hs-A01D
搭乗者	フォン・スパーク
武装	GNビームサーベル GNビームライフルプロトGNランチャー GNソード GNクロー GNシールド

エクシア用のアヴァランチダッシュ装備を格納庫から盗み去って勝手に改造し、装着した高機動形態。ユニットもタイプFに合わせて赤色にペイントされた。
アストレアではパーツの規格が合わなかったが、フォンは無理矢理装着している。（高速機動は可能）

脚部ダッシュユニットにはGNビームサーベルも内蔵する。

本形態は2度の使用を確認。「00P SPECIAL EDITION」では月面のイノベイター基地を襲撃。「00I」では1.5ガンダムとの戦闘で出撃し、終始ビサイドを圧倒した。

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