プレイヤーはファンタジー世界の魔法使いとなって精霊を召喚し、クイズに答えながらクエストを攻略する。
集めたカードを育成してデッキを組むシステムを踏襲しつつ、クイズゲームの要素を合わせたクイズRPGである。
2013年3月5日にAndroid用アプリとしてリリースされ、同年4月22日からはiOS版も提供されている。
運営はコロプラ。
2013年12月、Google Play Best of 2013の「ゲームオブザイヤー2013」に選出された。
このゲーム自体は無料でプレイできるが、クリスタルをリアルマネーで購入できる。所謂基本無料ゲー。
クリスタルは、デイリーボーナスや不具合などのお詫び(通称侘びクリ)、記念キャンペーン、図鑑収集、魔導杯の景品などで手に入ることもある。
クリスタルの使い道は以下の通り。
出題形式は主に4択クイズ。ジャンルは下記の6種類がある。
| ジャンル | 主な出題範囲 |
|---|---|
| アニメ&ゲーム | アニメ、ゲーム、漫画など。 ONE PIECE問が異常に多い事で知られている。ドラえ問も多い。 |
| スポーツ | 野球、サッカー他各種スポーツ。 年代別優勝チーム当てに手こずる人多数。(例:アフリカネイションズカップ) |
| 芸能 | ドラマ、映画、音楽、芸能人、お笑いタレントなど。 テレビからの出題が多いため、芸能人に疎いとグラフが凹みがちに。 |
| 生活&雑学 | 他ジャンルに含まれない問題。 素材クエストではこのジャンルのみ毎日出題される。 |
| 文系 | 国語、英語、歴史、美術、政治・経済、地理など。 QMAで言うところの社会ジャンルはここに放り込まれている。 |
| 理系 | 数学、物理、化学、生物、地学、天文学など。 得意不得意の差が激しいジャンル。 |
また、イベントによってはイベント専用パネルが登場する。
(過去にあったイベント問:三国志、ニコニコ動画、野球、サッカー、進撃の巨人、グリコ)
ゲーム自体の対象範囲が広く、年代によっては正解率90%越えの単色問題であっても「そんなの知るかボケ-!!!」と叫びたくなる問題が出ることも。
ゲームモードは『クエスト』と『トーナメント』の2種類と、時々開催される『イベント』がある。
『クエスト』はいわゆるストーリーモード。人々からの依頼や事件を解決しながら、『零世界』の謎を追い続けていく。
『トーナメント』は擬似オンライン対戦モードで、他プレイヤーのゴーストと対戦することができる。
公式ではオンライン対戦と謳っているものの、どんなに速く回答しても他プレイヤーの回答を待つ時間が発生しないためリアルタイム対戦では無い。
『イベント』は大まかに分けて、一定のテーマやストーリーを中心にしたクエスト形式のイベント(他の作品などとのコラボイベントもある)、『魔道杯』というトーナメント戦での累計ポイントを競うイベント、『~Blader』のタイトルで表示される上級者向けの強敵との対戦イベント、『Gate Defenders』という5人で協力して戦うレイドバトルがある。
それぞれのステージに挑戦するためには魔力が必要で、魔力が足りないと遊ぶことができない。魔力は5分で1ポイント回復する。また、クリスタルを1つ消費すれば全回復する。
クイズジャンルと属性が書かれているパネルを選んでクイズに答え、正解すると自デッキの同属性の精霊が攻撃する。1度クイズに答えるごとに1ターンが経過し、敵の待機ターンが0になると攻撃を受けてしまう。
これを繰り返し全ての敵のHPを削りきれば勝ち、逆に削りきられればクエスト失敗となる。
ステージの最後に登場するボスに勝利すればクリアとなるが、一度でも負けてしまうとそこで終了となり道中で得た報酬は没収される。ただしクリスタルを1つ消費すればその場で全員復活できる。
クエスト進行中に宝箱を発見する事があり、並べ替え形式の問題に正解することで宝箱を開けることができる。
宝箱の中身はクエスト終了時に手に入る。
また、1日1回のみ、画像を見て4択に答える「黒ウィズクイズ」に挑戦でき、正解できれば報酬が手に入る。
カードゲームにおけるカードに当たり、プレイヤーは最大5体の精霊でデッキを編成してクイズに臨む。精霊には火・水・雷のいずれかの属性と、戦闘で使用するスキル、そしてSS~Cのランクが設定されている。また他の精霊と合成することでレベルを上げることができる。
各精霊にはコストが設定されており、基本的にランク・ステータスが高いほどコストも重くなる。
プレイヤーのデッキコストの範囲内でしかデッキを組めないため、ゲームを始めていきなり「SSランクキャラ5体で無双」することはできない。
一度でも仲間にした精霊は図鑑に記録されていき、記録された精霊数が一定になるとボーナス景品が貰える。
特定の精霊を集めるのではないため、コンプガチャには該当しないらしい。
このゲームを始める前にKuma the Bearというアプリをインストールすると、開始時にマロマルという精霊が手に入る(iOS版はインストール不要)。あまり強くは無いが、入手手段が他に無いので図鑑を埋めたいなら貰っておこう。コスト11のAランクなので序盤の戦力にはなる。
精霊はガチャから入手することができる。ガチャには主に2種類ある。
ほとんどの精霊はAS(アンサースキル)とSS(スペシャルスキル)を1つずつ持っている。
| 主なアンサースキル(AS) | |
| 攻撃アップ | 敵へのダメージがアップ。 特別な発動条件がない分、ダメージは低め。 |
| 味方攻撃アップ | 敵へのダメージがアップ。特定属性に属する味方全体に効果がある。 条件が緩い割にダメージ倍率が高め。他メンバーの強さ次第で強さが上下する。 |
| 連続攻撃 | 敵へ複数回攻撃。1撃あたりの威力は落ちるが、合計すれば攻撃アップと同程度になる。 弱った敵へトドメを刺しつつ、残った敵に攻撃することもできる。 |
| 属性特効 | 特定属性(主にスキル所持精霊の得意属性)に大ダメージ。 ダメージ倍率が高く強力だが、属性が合わない相手にはAS未発動時と同じ威力になってしまう。 |
| 全体攻撃 | 敵全体に攻撃。ダメージを敵の数で割る分散型と、敵の数で割らない非分散型がある。 多数の敵相手には非分散型が猛威を振るうが、分散型の方がダメージ倍率は高い。 |
| コンボ数 攻撃力アップ |
クイズを規定数以上連続正解すると威力アップ。規定数は精霊によって異なる(2~15)。 規定正解数が大きいほど威力も高いが、達成するのも難しくなる。 クイズを誤答した場合は、またコンボを稼ぎ直さなくてはならないという弱点がある。 |
| パネル属性数 攻撃力アップ |
選択したパネルの色の数で攻撃力が変化する。 3色パネルを選んだ時の攻撃倍率は最高クラスだが、単色パネルだとAS無しの威力に。 |
| デッキ属性数 攻撃力アップ |
デッキ内の精霊の属性数で攻撃力が変化する。援軍は数に含まないので注意。 デッキを2色以上で組むと安定して高威力を出せるが、単色でもそれなりに強い。 |
| 属性回復 | デッキ内にいる特定の属性を持つ全員のHPを回復する。多属性を回復できる精霊も存在する。 精霊のHP回復はこのスキルで行うことが多いため重要なスキル。 |
| 主なスペシャルスキル(SS) | |
| 単体攻撃 全体攻撃 |
敵単体/全体へダメージ。 敵を素早く倒したいトーナメント戦で特に活躍する。 |
| 歩合ダメージ攻撃 | 敵単体/全体へ最大HPの10~30%ダメージ。 体力の高いボス敵で効果を発揮する。HP20万の敵を20%削れば4万ダメージである。 |
| パネル変化 | 現在場に出ている4枚のジャンルパネルを、特定属性に変化させる。 システム上、パネルの属性が合わないと攻撃できないため非常に重要なスキル。 変化するのはパネルの色だけで、問題難易度は変化しない。 |
| パネルシャッフル | 現在場に出ている4枚のジャンルパネルを、火か水か雷の単色パネルに変化させる。 ランダム性が高く安定しないものの、発動までのターン数が短いのが特徴。 |
| 攻撃遅延 | 敵の攻撃ターンを数ターン遅らせる。重ねがけして、ずっと俺のターン!にする事はできない。 稼いだターンでパーティを立て直したり、敵を足止めして攻撃したりと、攻守に使える強力なスキル。 |
| ダメージ軽減 | 特定属性の敵からのダメージを数ターン軽減する。 1撃で壊滅させられるような攻撃をする敵もいるため、クエストによっては大活躍する。 |
| 全体回復 | デッキ内の精霊のHPを回復する。精霊のHP回復はASで行うことが多いが、 攻撃ASを増やしたい時やピンチ時のフォローにあると便利。 |
| 問題選択肢削減 | 4択クイズの回答を削り、3択~1択に変化させる。 3択、2択にするスキル(通称閃き)は使い勝手が悪く微妙なスキルだったが、 1択にするスキル(通称見破り)は窮地に難問が出たときなどに重宝するため人気が高い。 クイズゲーの意義を問われそうなスキルだが、高難度クエストだと入れる余裕が無いことも。 |
精霊や敵モンスターは火・水・雷のうちいずれかの属性を持っており、火は雷に強く、雷は水に強く、水は火に強いという三すくみの関係にある。得意属性への攻撃はダメージが1.5倍、苦手属性への攻撃は0.5倍となるため、同じ精霊でも最大で三倍ものダメージ差が発生する。防御力の概念はなく、同じ属性の敵であれば一律に同じダメージを与えられる。
クイズのパネルにも火・水・雷属性が割り振られており、正解すると自デッキに参加している同属性の精霊が攻撃する。クイズの属性は火+水、火+雷、水+雷、火+水+雷の複属性も存在し、正解すると複数の属性の精霊が同時に攻撃できるが、属性が増えるごとに問題の難易度が上昇する。特に3色問題は正解率がほぼ40%以下であるため、初見では運の要素も強い。
ただし、単色でも稀に難しい地雷的問題が出ることも、逆に3色でも簡単な問題が出ることもある。パネル色を変化させるSSもあるが、使っても難易度は変化させる前のままであるため、ボス戦の際にはパネルが全て単色の時に使用するなど、タイミングが生死を分けることも。
例を挙げると、自デッキの精霊が火・火・火・水・水のとき、正解した問題の属性が
となる。ただし、攻撃しなかった精霊もSS発動までのクイズ正解数条件を満たすことはできる。また、連続正解(コンボ)を達成すると与ダメージにボーナスが付く。
プレイヤーは他のプレイヤーをフォローすることができる。
フォローの利点は以下の通り。
ゲーム開始時に貰えるクリスタルを使ってガチャを引き、いい精霊が引けなかった場合はアプリ(データ)を削除。これを繰り返すことで強力な精霊を手に入れた状態で始めることができる。通称リセマラ。
強い精霊と弱い精霊の差が激しいゲームなので、本格的にゲームを始める前に強い精霊を確保できると後々楽になる。ただし、このゲームのレア出現確率は結構低いため、運が悪いとなかなか強い精霊が手に入らないことも。
また、強い精霊は総じてコストが高いため、せっかく引いたレア精霊もすぐにはデッキに組み込めない。レベルが上がって総コスト数に余裕が出るまではデッキ外でお留守番するハメに。
他プレイヤーを招待する事によってクリスタルを貰える『フレンド招待キャンペーン』を利用して、捨てキャラを作ってクリスタルを稼ぐこと。通称自演招待。あらかじめ自分のアカウントをアドバンスユーザー登録しておけば、データを削除しても復帰できるため、携帯1台で行うことができる。
招待した側がクリスタルを貰うためには、招待された側がある程度クエストを進めている必要があるため、慣れたプレイヤーでも一回の自演招待に30~40分程度はかかると言われている。
招待人数の上限は2015年01月現在で120人。まさに修行。
なお、利用規約違反に該当するかはグレーゾーン。
招待マラソンでペナルティを受けた報告は現状見当たらないものの、自演するときは自己責任で。
ゲーム開始時に選ぶパートナー精霊、イグニス、サーシャ、メタルドラゴンのこと。
序盤から戦力として活躍し、SSまで進化する上に進化素材が優遇されており育てやすいため、手持ちの戦力次第では長い間デッキで活躍できる。また、無料のメイトガチャからも低確率で出現する。
ちなみにこの3体のうち、メタルドラゴンだけ微妙に性能が悪い。カワイソス。
クリスタルガチャで手に入る精霊のうち、特に性能の低いカードのこと。
出現率も高く、プレイヤーからは目の仇にされている。主な該当カードは
ベリアル、レイヴン、フェアリーテール、ヴァーミリオン、フェンサー、エルフ、プロコ、コレット、リディア。
最近はB+以下のカード全般がパワー不足なためあまり使われない。
他ゲーの返金騒動を受けて、黒ウィズユーザーからも返金騒動が起こりかけていた頃にコロプラが発した迷言。
これと言って書く必要のなさそうなこの台詞を、(直後のBAN警告と合わせて)コロプラがケンカを売ってきたと判断したユーザーにより騒ぎが拡大。結局ニュースサイト(Yahoo等)に載るほどの騒動となった。
日経MJに掲載されたコロプラへのインタビューで登場した理論。
要約すると、「最初は課金を抑えてユーザーを増やした後、課金を増やしたくなるコンテンツを作って1人あたり課金額を増やし、その後に離れたユーザーを呼び戻す仕掛けを作る」というもの。
数十万課金したユーザー[1]が、「課金を抑えてユーザーを増やし」てるコンテンツに黒猫のウィズが含まれていることに大変驚いたり、記事内にユーザーへの配慮がほぼ皆無だったり、離れたユーザーを本当に呼び戻せるのか疑問視されたり、などなどユーザーの反応はさまざま。
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最終更新:2025/12/09(火) 12:00
最終更新:2025/12/09(火) 12:00
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