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クレヨンシンチャン

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『クレヨンしんちゃん』とは、1990年に『週刊Weekly漫画アクション』(双葉社)で連載を開始し、2000年に『まんがタウン』(双葉社)移動して2009年まで連載されたの臼井儀人の漫画。またアニメもテレビ朝日で放送されており、劇場用アニメも多数制作されている。略称は「クレしん」。国民的漫画作品の一つ。

クレヨンしんちゃん画像

 

概要

野原しんのすけはアクション幼稚園(アニメはふたば幼稚園)に通う園児。天真爛漫なしんのすけと、周囲の人物が引き起こす騒動等を描くファミリーコメディ。舞台は埼玉県春日部市。

当初のコンセプトは「幼稚園に通う子どもを持つ大人向け」の漫画で、掲載誌が大人向けの雑誌だったこともあり、初期の原作では性的な単語やブラックなネタが多く扱われていた。アニメ放送によって子どもに人気が出た後は作者の配慮によって原作もソフトな表現になり、現在のファミリー路線へとシフトした。

評価

本作はギャグ漫画であり、主人公しんのすけの行為には「下品だ」「親を馬鹿にしている」として批判されるものもある。そのため子どもに与える影響を心配してか日本PTA評議会が保護者を対象に行う「子供に見せたくない番組」アンケート調査では例年上位にその名が挙げられる。事実その影響力は高く、「ゾウさん」や「ケツだけ星人」といったしんのすけのギャグや口調を真似する子どもが多く現れ社会問題として騒がれたこともある。

一方で「ギャグによって道徳的なテーマを説教臭くすることなく自然に伝えている」として評価する声もある。本作品はギャグを主体としながらも、根底のテーマとして家族愛や友情を描いた話が多い。特に劇しんと呼ばれる劇場版アニメは感動的な結末が用意されたものが多く、毎年高い興行成績を上げている。中でも『モーレツ!オトナ帝国の逆襲』、『アッパレ!戦国大合戦』の2作は子供の付き添いで見に来た大人も涙なくしては見れないとして非常に評価が高い。

2006年にオリコン・モニター・リサーチが行った「マンガ、ドラマなどに登場する理想のファミリーランキング」調査では野原家は3位にランクインしている。また双葉社からは「クレヨンしんちゃん親子学」という子育て教本も出版されている。 批判は依然としてあるものの、前述のように作風がソフトになったことも手伝ってか近年では「子どもへの影響」という観点からの本作に対する評価は高まる傾向にある。

絶筆

2009年9月11日、原作者である臼井儀人氏が群馬の山中で崖から滑落し、帰らぬ人となった。享年51歳。

国民的人気を誇った作品だけに、その原作者の死は日本中に大きな衝撃を与えた。

原作漫画は原稿がストックされている12月号までをもって終了。
テレビアニメ版の終了も危ぶまれたが、テレビ朝日と遺族との協議との結果、オリジナル脚本で続行することが決定し、現在も放送中である。

漫画は2010年から、アシスタントにより「新クレヨンしんちゃん」として、連載がスタートした。※臼井儀人氏によるものと見分けが付かないくらい、ストーリーも絵も忠実に再現されている。

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関連項目

  • 漫画作品一覧
  • アニメ作品一覧
  • 双葉社
  • 変人だからできたこと
  • らき☆すた こなたによる物まね
  • 野原ひろし
  • ぶりぶりざえもん
  • カンタムロボ
  • クレヨンしゅうちゃん
  • クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ園児
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