グレイスティアラ 単語

グレイスティアラ

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グレイスティアラ(Grace Tiara)とは、2003年5月11日生まれの日本の競走馬である。鹿毛の牝馬。

主な勝ち鞍
2005年:全日本2歳優駿(GI)エーデルワイス賞(GⅢ)
2006年:兵庫チャンピオンシップ(GⅡ)

概要

父フジキセキ、母モンプティクール、母父*クロフネという血統。

父フジキセキはサンデーサイレンス産駒最初のGI馬で、種牡馬としてもGI馬こそグレイスティアラと同年の2005年にカネヒキリがジャパンダートダービーに勝利するまでなかなか出ていなかったものの、最終的にGI級勝ち馬11頭も含め多くの活躍馬を輩出した。

母ロイヤルティアラは中央で19戦5勝。母母ロイヤルコスマーは桜花賞でエルプスの2着、その子孫には上の窓のところに藁置くマンこと重賞馬ロンドンプラン。母母母*マッチレスネイティヴは下河辺牧場が輸入した繁殖牝馬で、ゲームのウイニングポストシリーズでも繁殖牝馬として優秀であることから一部からの知名度がある。更に牝系をさかのぼるとHalo(ヘイロー)の母でもある名牝Cosmah(コズマー)、更にその母はNorthern Dancer(ノーザンダンサー)の祖母でもある歴史的名牝Almahmoud(アルマームード)。

母父*ノーザンテーストは日本でリーディングサイアーとなり数多くの活躍馬を輩出した大種牡馬。

生産者及び馬主は下河辺牧場。

馬名の意味は「上品+頭飾り。母名より連想」。

戦績

2歳(2005年)

美浦の手塚貴久厩舎に入厩し、8月のダート1200mの2歳新馬でデビュー。 田中勝春鞍上で単勝1.5倍の1番人気に支持されると、番手に付けて上がり最速タイを出し2着のコスモバーンに2馬身半付けて勝利。

9月に芝の新潟2歳ステークス(GⅢ)に出走すると伊藤直人鞍上で単勝98.2倍の15番人気となったが、ショウナンタキオンの4着と健闘。

続いて10月のエーデルワイス賞(GⅢ)に出走。田中鞍上で単勝4.1倍の2番人気に支持されたレースでは、中団から進出し、逃げた1番人気アイアムエンジェルを上がり最速で捉えて1馬身半差付けて勝利。

12月には芝の阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)に出走したが、12番人気でテイエムプリキュアの16着。

同月には全日本2歳優駿(GI)に唯一の牝馬として出走。単勝5.6倍の4番人気に支持されたレースでは、開始直前にニコニコ動画で言うところの「日本4大糞ファンファーレ」の洗礼を浴びながらも、中団からの競馬で上がり最速を出し、地方馬アテストに4分の3馬身差付けて勝利。なお、2着から5着はすべて地方馬であった。田中勝春騎手は同レースではGⅡ時代のアドマイヤマンボ以来の勝利で、ヤマニンゼファーの安田記念以来13年ぶりの「GI」制覇となった。因みに牝馬の勝利は交流重賞となってから初。

3歳(2006年)

3歳初戦となる3月は芝のアネモネステークス(OP)で始動。単勝16.6倍の6番人気となったが、逃げた1番人気アサヒライジングは捉えられなかったものの2馬身差の2着と健闘。

4月は前走2着で優先出走権が与えられた桜花賞(GI)に出走したが、流石にここは13番人気でキストゥヘヴンの15着。

5月には兵庫チャンピオンシップ(GⅡ)に出走。単勝3.2倍の2番人気に支持されると、中団から早めに進出し1番人気で後のジャパンダートダービー勝ち馬フレンドシップとの競り合いをクビ差で制して勝利。この競走も牝馬が勝利するのは初である。

更に同月には関東オークス(GⅡ)に出走。牡馬相手に重賞を2勝していることもあってか単勝2.1倍の1番人気に支持され、後方から上がり最速を出して抜け出したもののゴール前で地方馬チャームアスリープにクビ差交わされて2着。チャームアスリープは浦和桜花賞、東京プリンセス賞を制していたため、これによって史上初の南関東牝馬三冠馬となった。

7月は古馬との対戦となるスパーキングレディーカップ(GⅢ)に出走。チャームアスリープは回避したものの、単勝2.8倍の2番人気に支持されたレースでは、後方から迫ったが3番人気レマーズガールに半馬身差で敗れて2着。なお、1番人気グラッブユアハートは7着に終わった。

11月には、1600mでは流石にJBCスプリントは名乗れないということでこの年のみ改名されたJBCマイル(GI)。6番人気に支持されたが、結果は6着。

12月にはクイーン賞(GⅢ)に出走し、単勝3.2倍の1番人気に支持されたが、結果は4番人気レマーズガールが6馬身差で圧勝する中、2着トーセンジョウオーとハナ差の3着。

その後は左後肢フレグモーネのため休養に入り、翌2007年10月に競走馬登録が抹消された。

繁殖入り

2008年から繁殖牝馬となり、JRAで4勝したダノンバトゥーラなど7頭の産駒を産んだが、2019年12月11日に死亡した。

初仔マーメイドティアラの産駒には、麻雀のMリーグチーム「セガサミーフェニックス」にちなんで名付けられたことで話題となり、重賞で2回連対したサトノフェニックスがいる。

血統表

フジキセキ
1992 青鹿毛
*サンデーサイレンス
1986 青鹿毛
Halo Hail to Reason
Cosmah
Wishing Well Understanding
Mountain Flower
*ミルレーサー
1983 鹿毛
Le Fabuleux Wild Risk
Anguar
Marston's Mill In Reality
Millcent
ロイヤルティアラ
1991 栗毛
FNo.2-d
*ノーザンテースト
1971 栗毛
Northern Dancer Nearctic
Natalma
Lady Victoria Victoria Park
Lady Angela
ロイヤルコスマー
1982 鹿毛
*ロイヤルスキー Raja Baba
Coz o'Nijinsky
*マッチレスネイティヴ Raise a Native
Royal Match
競走馬の4代血統表

クロス:Cosmah 4×5(9.38%)、Lady Angela 5×4(9.38%)、Turn-to 5×5(6.25%)、Native Dancer 5×5(6.25%)、Almahmoud 5×5(6.25%)

関連項目

  • 競馬
  • 競走馬の一覧
  • 2006年クラシック世代
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