ケット・シー(Cait Sith、あるいはCat Sí、またはCat Sidhe)とは、アイルランドの伝承に登場する猫の妖精である。
ケットは「猫」、シーは「妖精」を意味する(同じアイルランドの伝承にある女モンスター「バンシー」の「シー」も同じ語源である)。
人前では普通の猫のように装うが、そうでないときは二本足で歩き、人語も解するという。伝統的なケット・シーの姿は犬くらいの大きさで、胸毛の白い黒猫だという。それ以外の毛色や大きさのケット・シーが出てくる話もよくあるが、一方で人間の姿になる話はあまりない。アイルランド人はケモナー趣味ですねかわります。
一般的に人間に仇なすような存在ではないが、猫を虐げる者には容赦しないという。ヨーロッパでは猫は魔女の象徴(化身とも使い魔とも)と考えられてきたこともあり、キリスト教の土着神話否定によって悪魔として解釈されることもある。
アイルランドの民話に限らず、ケット・シーはファンタジー系の創作作品でもよく見かける存在である。扱いこそ様々だが、総じて原典通りの二足歩行の黒猫姿で登場することが多い。
同じような妖精にクー・シー(犬の妖精)がいるが、人間じみたケット・シーとは違ってこちらは常に四本足で歩くケモノの姿をしている。
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最終更新:2024/04/19(金) 20:00
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