ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 単語


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ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり

(ゲート じえいたい かのちにて、かくたたかえり)とは、中世欧州風の異世界で奮闘する自衛隊の姿を描いた柳内たくみによる地球なめんなファンタジー小説である。

元々は、「とどく=たくさん」名義で、自作SS投稿サイト「アルカディア」に「自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり」の作品名で公開された作品で、反響の多さからアルファポリスにて小説版が単行本化された。なお単行本化を機にアルカディア内に投稿されていた本編は公開停止されており、現在は外伝のみ閲覧する事ができる。

概要

突如として銀座に出現した「門」を通じて「特地」と呼ばれる中世ヨーロッパ風のファンタジー世界がつながった日本と、銀座の「門」出現時に日本に侵攻を企てて撃退された「帝国」を舞台に、特地へと送り込まれた自衛隊員達の日常と暗躍と奮闘と帝国の内戦を描いた作品で、特地の軍隊を一方的に蹂躙するレベルの装備で固めた自衛隊による戦闘シーンや諜報活動の他、帝国から賠償金や資源を得ようと暗躍する政治家や外務省の役人、自分達も特地の利益にあずかろうとする外国、そして帝国側でも自衛隊に勝てない事を理解した者達による和平交渉の過程や、無能な働き者の皇太子による内戦といったハードな部分と、主人公のオタク自衛官伊丹耀司と、ヒト族の魔導師レレイ、エルフ族のテュカ、亜神のロウリィ、ダークエルフのヤオ、帝国の皇女ピニャら5人の女性キャラとのハーレム系ラノベみたいな日常といったゆるい部分が混在した作品である。

作者の柳内たくみが元自衛官である事から、自衛隊特有の銃火器の扱いや重火器の使い方等が詳細に記されており、その他、魔法は存在するものの大規模戦闘には扱い辛い為に槍と剣と弓矢での接近戦が基本の特地側に対して、地獄の黙示録よろしくワーグナーを鳴らしながら現れたヘリによる一方的な戦闘やF-4ファントムによる精密爆撃、そして古代龍をも屠る圧倒的な火力というパワーバランスが崩れた状況でありながら、その圧倒的武力を簡単に行使できない足かせについてもきちんと描かれている。地上戦メインなので海上自衛隊涙目

また、作中で自衛隊が使用する装備が、10式戦車といった最新兵器ではなく74式戦車などの旧式ばかりなのも、これ幸いと古くて償却が必要な装備を特地にそのまま捨ててくるつもりで配備したという自衛隊らしい理由づけがなされている。けして作者がよく知ってるものを使いたかったからではない・・・と思う。

特地側の世界観は、いわゆるファンタジーRPGライクな中世ヨーロッパに、多種多様な人種やモンスターが存在するというもので、ヒト族と呼ばれる人間のほかに、エルフやダークエルフ、猫耳のキャットピープルあyウサギ耳のボーパルヴォーリアバニーや蛇の髪を持つ吸精種のシャンブロウメデゥサ、頭に羽の生えた女性種族セイレーンやドワーフにケンタウロスに昆虫人間の六翅族のほか、ゴブリンやオークやトロルやジャイアントといった人型モンスターやワイバーンやドラゴン等が登場する。

web公開版では全3編(接触編・炎龍編・冥門編)の構成で作者の政治的主張の強い内容が含まれていたが、小説版では作者の政治的主張は薄められ、当初は全4編の予定だったところに東日本大震災が発生し、4巻に巨大地震が発生する箇所があった為、4巻の内容を分割して再構成し書き足しを行った全5編(接触編・炎龍編・動乱編・総撃編・冥門編)で完結した。なおWeb版と小説版では結末が異なっている。

本編完結後には、冥門編の後日譚的な外伝が出版されており、文庫版や竿尾悟による漫画版も出版されている。無論、外伝でも海上自衛隊の出番は無い

アルカディアには、R-18ライクな外伝と未完の「商売繁盛編」が公開されている。 

ストーリー

筋金入りのオタクな自衛官「伊丹耀司」が某大規模同人誌即売会に向かおうとしていた20xx年8月、銀座に出現した「門」により異世界の軍団が東京に侵攻して多数の日本人および外国人が惨殺される「銀座事件」が発生した。日本の政治中枢が奇襲をうけた状態で指令が発せられない為に自衛隊は即応できず、警察も状況を把握する事が出来ずに被害が増えていく中で、伊丹は半蔵門を開いて皇居の中に通す事で多くの一般人を救出した為、7日ほどで敵軍が撃退・捕縛されると、功績により昇進すると共に自衛隊員として特地へと入った。

現地の情報収集の為の偵察隊隊長となった伊丹は、古代龍と呼ばれる特地では災害と同じ扱いの巨大なドラゴンがエルフの集落を襲っているところにでくわし、全焼した集落でエルフ娘のテュカを救出する。そしてドラゴンの出現により逃避行する事になったコダ村の人々を援護しつつ、村人を襲う為に現れたドラゴンの左腕をパンツァーファウストで吹き飛ばす事で撃退し、伊丹達は「緑の人」と言われる存在となった。

自衛隊についていくことを選んだ中にいた賢者見習いの少女レレイや、逃避行中に合流した戦神エムロイの使徒にして亜神のロウリィ、そしてテュカらの面倒を「なんとかなる」とひきうけた伊丹は、自衛隊が特地の基地としたアルヌスの丘の近くに自活の為の基盤をつくり、自衛隊が特地側に入った際に起きていた連合諸王国軍との戦いで、自衛隊に撃墜された飛竜の鱗や爪を売る為にレレイの師匠の知人にあたる商人のいるイタリカへと向かう。しかしその頃イタリカは、自衛隊の攻撃により完膚なきまでに叩きのめされた連合諸王国軍残党が集まった盗賊の襲撃をうけており、異世界の軍勢の攻撃と勘違いした帝国の皇女ピニャ・コ・ラーダが、幼いイタリカ領主にかわって軍の指揮をとって戦っていた。ピニャの要請をうけて出撃した自衛隊のヘリ部隊は、地獄の黙示録よろしくワーグナーを鳴り響かせてイタリカに現れて盗賊を蹂躙し、地上では死神とも呼ばれるロウリィがその高い戦闘力を見せつけるように無双して盗賊は鎮圧された。

まるで戦乙女の嘲笑の如き自衛隊の圧倒的な火力を見せつけられたピニャは、帝国を救う為に日本との和平交渉の必要性を認識した。部下の失態で伊丹を傷つけた事に端を発した騒動から「門」を越えて日本へと赴いたピニャは銀座の摩天楼に驚愕し、和平派の元老院議員らを結集して外務省と協力しながら和平の為の準備を重ねていた中、皇太子となった異母兄ゾルザルによるクーデターにより帝国が内戦状態になってしまう。

その頃、様々な事情から命令違反をおかしてドラゴンスレイヤーになってしまった伊丹は特地の貴族になり、ダークエルフ族からはヤオ・ロゥ・デュッシと言う美貌の女性を奴隷としてもらいうけていた。命令違反により偵察隊隊長の任務を解かれた伊丹は、レレイ・テュカ・ロウリィの3人娘やヤオと共に資源調査の名目で特地を出歩く中で冥府神ハーディと出会い、「門」の危険性を知る。日本からの調査団を率いて特地の世界の終りを観た伊丹は、基地への帰途の途上に幽閉されていたピニャと皇帝モルトを救出し、外務省の菅原の薫陶をうけた12歳の少女シェリーの尽力で日本と帝国の和平が成った。

帝国の内乱鎮圧の為に出動する自衛隊。しかし「門」を閉鎖する事を考える日本に対して、中国が実力行使にでた結果、自衛隊はその火力を存分にふるえない事態が発生する。自衛隊の助力無しに不利な状況での決戦の指揮をとるピニャと、自分が無能を演じていると思い込まされていた無能者のゾルザルの戦いが幕を開ける。

自衛隊はそして帝国はどうなってしまうのか。伊丹は同人誌即売会と3人娘のどちらを選ぶのか。

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※本編のイラストは「Daisuke Izuka」、文庫版のイラストは「黒獅子」、漫画版の作画は「竿尾悟」が務める。

本編/外伝

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文庫版

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漫画版

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その他

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関連コミュニティ

ニコニコミュニティは2024年8月に終了しました。

関連項目

  • 自衛隊
  • 特殊作戦群
  • 柳内たくみ
  • 地球なめんなファンタジー
  • ワルキューレの騎行
  • Daisuke Izuka
  • 黒獅子
  • 竿尾悟
  • アルファポリス
  • 小説作品一覧

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