ゲームボーイカラーとは任天堂が発売した携帯ゲーム機である。略称はGBC。
任天堂のゲームボーイシリーズの最終形態であり、ゲームボーイシリーズ全てのソフトをプレイできる。
任天堂が1989年4月21日から9年もの間現役を続けてきたゲームボーイシリーズがついにカラーとなったもの。
カラー化した液晶は反射型ではあるがTFT液晶が採用されており、明るい場所での使用であれば同時期の携帯型ゲーム機と比べてやたら綺麗に見える。また、スーパーゲームボーイのようにこれまでのゲームボーイのゲームでも4~16色のカラーになる。
通信はこれまでどおりの通信ケーブルに加えて赤外線通信がサポートされているものの、赤外線をケーブルの通信のように大規模に使用するソフトはあまり多くなかった。
しかしながら、この機能は本体同士の通信にとどまらず、「怪人ゾナー」のようにテレビやエアコンのリモコン信号を読み取るもの、「ぞくぞくヒーローズ」のように別添の変身アイテムの動きを読み取るものなど、ユニークな使い方をしているものもあった。
ちなみにこの赤外線通信機能はGBシリーズと99%の互換性を持たされているGBAには受け継がれることはなく、またDSでは遙かに範囲が広いワイヤレス通信が実現したたためもう過去のものに・・・なったと思われたが、ワイヤレス通信と長所短所が丁度逆であるため(ポケモンBWの記事参照)3DSに再び実装された。
価格は8900円(後に6800円に値下げ)とカラー化したにもかかわらず他のゲームボーイシリーズと同等で、
最近の携帯型ゲームと比較するとあまりにも安い、というか日本全体の富裕化を差し引いても安すぎる。
もともと任天堂はGBの次世代機にGBAを想定していたらしいが、その前に急遽GBCを出したとされている。
そのため、カラー化という大きな変化にも係わらずゲームボーイカラー専用ソフトはあまり存在せず、 ポケモン金・銀版のようにゲームボーイ&カラー対応という形で出されるゲームがかなり多かった。
一部例外もあるが、ゲームボーイカラー「対応」ソフト(すべてのGAMEBOY対応、と銘打たれた)は「黒」、「専用」ソフトはスケルトンのカートリッジになっている。
「専用」ソフトの一部は初代ゲームボーイの電源が入らないよう、隅上部の切り欠きがなくなっているが、中の基板には切り欠きが見える。
また、他社(セガのゲームギア・NECのPCエンジンGT、PCエンジンLT・バンダイのワンダースワンカラーなど)が四苦八苦していた、カラー液晶によるスタミナ不足を見事に解消しており、単三電池2本で約20時間という驚異的なスタミナを持つ。
2001年3月21日に『GBシリーズと互換性を持つ』次世代機のゲームボーイアドバンスの発売を以って、12年というとてつもなく長かったゲームボーイの世代は好評のうちに幕を閉じることとなった。
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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