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コアファイター

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コア・ファイターとは、機動戦士ガンダムシリーズに登場する戦闘機である。

概要

CORE FIGHTER
コア・ファイター
型番 FF-X7
全長 8.6m
重量 8.9t
最大速 マッハ4.8
搭乗者 アムロ・レイ 他
装甲 ルナ・チタニウム合金
武器
  • ミサイル・ランチャー×2
  • 30mm2連装バルカン砲×2

一年戦争時にハービック社によって開発が進められた小型の多目的軽戦闘機。ベース機は同社のFF-6「TINコッド」。

小型戦闘機に似合わない高性能のジェネレータや装甲材として優れるルナ・チタニウム合金を採用する。しかし、地球連邦軍が既に「モビルスーツ」に移行しつつあった中、これ程までに高性能な戦闘機が製造されたのにも幾つかの理由があった。

本機を開発したハービックは古くから連邦軍のFF-S3「セイバーフィッシュ」やFF-6「ティンコッド」に代表される戦闘機の製造を請け負ってきた老舗軍事企業として知られる。
そのハービックが開発したコアファイターはMSの核となるブロックに変形し、脱出機構(分離変形)を持つ重要なコックピット・ブロックまたはコア・ブロックを構成する。

連邦がMSへ移行する際の過渡期に生まれた装甲車両の発展型RX-75「ガンタンク」が初採用し、第1世代MSでは他に人型の中距離支援機RX-77「ガンキャノン」、白兵戦仕様の汎用機RX-78-1「プロトタイプガンダム」、RX-78-2「ガンダム」といった「RXシリーズ」が採用していた。

RXナンバー(RXシリーズ)とは試作機に与えられる型式番号であり、コアファイター開発にはこれらの実戦から得た戦闘データを本機が搭載した「教育型コンピューター」に保存し、戦場から安全に持ち帰るという目的も存在した。(一説にミノフスキー粒子散布濃度次第でCIC、データリンク等が不安定になる事が採用経緯として考えられる。)

またコアファイターは単体の性能も高く、爆撃機や重戦闘機に匹敵する戦果を挙げられかつインターセプトやアタッカーとしても有用な機体であった。 そのポテンシャルに注目し、大型ブースターユニットなどの追加装備を施した「コアブースター」という対モビルスーツ戦に特化した高性能戦闘機も開発された。

コアファイターはこれ以後も試作機に搭載されることが多かったようだ。ただしコアブロックシステムとして構造が受け継がれても、コアブロックにあたる戦闘機は名称が異なる物もある。
MSA-0011「Sガンダム」の「Gコア」、ガンダムTR-1[ヘイズル・アウスラ]とガンダムTR-6[ウーンドウォート]の「プリムローズ」、ガンダム[ケストレル]の「コア・スクァード」、ガンダム[グリンブルスティ]の「コア・ピグレット」などはこれに該当する。

第2世代機以降イジェクションポッドが台頭したが、MSZ-010「ZZガンダム」など、試作機では変わらず採用される事が多い。

ちなみに当時のメインスポンサーであったクローバー社から大型の合金玩具が発売されていたが、なんとコアブロックに変形した際転がし走行できるように、ウイング側面や背面に車輪がついていた。

ガンダム2号機のコア・ファイター

RX-78-2、RX-78-02に搭載されたコアファイターはかの伝説的なエース、英雄アムロ・レイの搭乗機である。2号機が搭載するコア・ファイター(教育コンピュータ)にはアムロの実戦データを集積している。

アニメ本編では当初から搭載されていたが、ガンダムORIGINにおけるRX-78-02ガンダムではコア・ファイターは未搭載でジャブローでようやく組み込まれた。しかし名称は異なっており、コア・ポッドとなっている。

オリジンではコアファイターは単なる戦闘機で、WB隊に配備されていた機体に関してもコアブロックとしての機能は持たされていなかった。当初は演出上の都合で省かれていたが、「やっぱりコア・ブロック・システムって必要だよね[1]」と安彦が大河原に発言しており、結局コア・ポッドというコアファイターの代替品を組み込む事に決定したらしい(コアブロックでないラストの脱出シーンまで考慮されているが、やはりビジュアル的なインパクトが全然違うとの事)。

両作品ともアムロ・レイのデータを積んだコア・ファイターは最終的にア・バオア・クーからの脱出後に廃棄された。

そこから約60年後、コア・ファイターを回収した当時の木星側がアムロ・レイのバイオ脳を作り、「胸に髑髏を刻んだガンダム」や「謎の旧式機」と交戦の末に破壊されたという未確認情報が入っているが、真偽は不明。

FF-X5(プロトタイプコア・ファイター)

メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場。型式番号FF-X5

FF-X5プロトタイプは制式採用に至ったFF-X7の前身・テストベッドモデルである。ただしこの時点では出力不足や変形時の機体制御に課題を残した。このためFF-X7のロールアウト前にも幾度かテスト・改良を行った。

テストは17回以上行われソフト面の更新の他、最終的に火器換装・翼状の変化などを経て現在の形に至る。このプロトタイプ1号機がプロトタイプガンダムに搭載されるのだが、その際に型番をFF-X7へと改めている。

ホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式

RX-78においてコア・ファイターはMSブロック構成時、コックピットとジェネレーターのみが使用出来るに留まる。

従来のバーティカル・イン・ザ・ボディ方式と呼ばれる構造上、タテに収まるためスラスターや武装が扱えず、さらに腹部の脆弱性が問題視されていた。これはホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式…すなわち水平にコアブロックとして差し込む方式に刷新されたことで改善を見せ、MSコア時でも武装・スラスターを兼用できるようになった。

採用機にRX-78GP00「ガンダム試作0号機」、RX-78GP01「ガンダム試作1号機」などが挙げられる。

またアナハイム社製の機体以外に、ガンダム[ケストレル]やサナリィ製のF90ⅢY「クラスターガンダム」、F97「クロスボーンガンダム」、リガ・ミリティア製の「ヴィクトリーガンダム」など、他社・他組織の一部機もこの方式を採用していた。

その他のコア・ブロック・システム

∀ガンダム

アニメ『∀ガンダム』に登場する∀ガンダムにもコアファイターが搭載されている。ただし、コアファイターの位置は胸部ではなくフロントアーマー・股間部分になっている。
一説にターンエーは外宇宙から飛来した謎のサイコミュ搭載機(ターンX)を基に、当時の地球文明を駆使して製造した機体とされるため、搭載機でも何ら不思議ではない。また、この機体もナノマシン技術を採用している。

アナザーシリーズ

  • 『機動武闘伝Gガンダム』
    •  MF用コックピットであるコアランダーを採用。航空機ではなく車両であり、ホバリングを行う。
  • 『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』
    •  ZGMF-X56S「インパルスガンダム」の核となるコアスプレンダーが存在する。
  • 『機動戦士ガンダム00』
    •  第二世代ガンダム「ガンダムプルトーネ」、「アルケーガンダム」、イノベイター製MSの基礎を作った「ガルムガンダム」などのGNZシリーズ。他、「GN-XⅣ」にはGN-XⅤ開発の際に標準搭載予定のコア・ファイター技術を試験的に先行導入したバリエーションも作られた。

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関連項目

  • プロトタイプガンダム
  • ガンダム
  • プルトーネの惨劇
  • ガンダムシリーズのMS・MAの一覧

脚注

  1. *『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック』P84
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