ゴードンとは、「きかんしゃトーマス」に出てくる青色の大型テンダー旅客用蒸気機関車である。
声優は第1期から第8期まで内海賢二が演じ、第9期から三宅健太が演じているが、
小さい頃から見てたファンにはゴードン=内海賢二の定着が多いニコニコユーザーで一番の人気を誇るキャラクター、一部では「ゴードン兄貴」と呼ばれる。
原作の「汽車のえほん」では主人公のトーマスを差し置いて、
1巻でエドワード、ヘンリーとともに初登場するがアニメではトーマスと共に第1話「トーマスとゴードン」で登場した。
原作での一人称は「僕」だが、アニメでは「俺、俺様」の二つがある。
後述の性格なためか一人称「俺」の方がゴードンのイメージが強い。
漢の中の漢ならぬ、機関車の中の機関車である。
いばりんぼうでプライドが高いうぬぼれ屋で、荒っぽい性格をしている。
だが、その分仕事に対して持っている誇りの強さも人一倍で、自分の受け持った仕事については一生懸命取り組む。
後述のとおり、ゴードンの馬力とスピードはレギュラー陣の中で最高であるため、その点についても誇りを持っており、「俺みたいな機関車には急行列車がふさわしい」と常々主張しており、小さな客車や貨物を曳くことを嫌う。
しかし調子に乗り過ぎて事故を起こすこともあり、さらに一旦ミスをすると激しく凹むという面倒な一面もある。
やきもち焼きで、自分より綺麗で立派な機関車に対してはまず決まって悪口を言う。
トーマスたちでガキ大将的な存在だが、いざとなるとみんなの兄貴分となったり、ほかの機関車を助けてあげたりもする。
トーマスの中でのツンデレキャラ。
特に第26話では自らを中傷していた機関車を助けるだけじゃなく、赦したりするという器の広さを見せた。
1922年生まれ(製造)。
車体番号は4番。カラーリングは青のボディ。
車輪配置-動輪は3軸(車軸配置4-6-2)、外側シリンダー式。
主に本線の急行列車をティッドマス~イギリス本土の本土のバロー・イン・ファーネスまで担当、
最高時速は160km/h(日本の在来線の最高速度で京成の新スカイライナー号のみ出せる(かつての北越急行のはくたかも))以上という速度を持つ。
炭水車の容積は石炭8トン、水22.75キロリットル。
ヘンリーと同じく大型だが、彼は客車を20両牽引できるというパワーの持ち主。
馬力・スピード共に、レギュラー陣の中では最高を誇る。
第1話にて、生意気だったころのトーマスに何回も脅かされており、
長距離運転で疲れて寝ようとしたところをトーマスにたたき起こされ
「いつか仕返ししてやるからなぁぁ!」と叫びながら激怒。
しかし、トーマスが客車の準備にもたもたしている隙を見て素早く客車と連結をし、
ゴードンがいきなり出発したのでトーマスの連結解除が不可能になり、トーマスに自慢のスピードで仕返しをする。
第2話では、エドワードのことを「チビ」と呼び続け(実は原作ではトーマスはまだ居なかった)バカにしていたが、
汚い貨車たちを引きながら丘の途中で止まってしまう。
その後にエドワードが駆けつけ、ゴードンを後から押して頂上を物凄いスピードで登りきったが
エドワードにはお礼を言わなかった。これが後のゴードンの丘である。
第3話では、ヘンリーが雨を怖がってトンネルで閉じ込められているのを笑いながら走り去っている。
しかし、第4話にて、ヘンリーをからかおうとしたらトンネルの前で安全弁がイカレてししまい、
急停車したところを逆にヘンリーに笑われた。
原作では、かの有名な機関車フライング・スコッツマンとは双子の兄弟だが、どっちが兄かどっちが弟かは不明。
アニメでは、他のよそ者高性能機関車に対するそれと同じ対応で、愚痴愚痴言っていた。
ゴードンは四角いバッファーをしている。
なぜかと言うとソドー鉄道に入線したときにクルー工場にて改造されたものらしい。
第8話では、ジェームスが客車のブレーキパイプを破損してしまい、
それを新聞紙と旅客の靴紐で修理した事件を言ってはジェームスをからかっていた。
また一度も自分が走ってる路線を直感で間違ったりはしないと言うが実は信号手がポイント切り替えてるので、
本人はそれを忘れていた。
そしてジェームスをパシリに使ったりするなど調子に乗りまくったが、
ハット卿や親方が乗っている急行を引っ張って出発したところ、
信号手が本選を環状線に間違えて切り替えてしまったため、ナップフォード駅に逆戻りしてしまった。
これがきっかけでジェームスとは和解、現在も多少張り合うときはあるものの、いい友達となる。
第15話では、トーマスがジェームスの救助活躍により入れ替え専用ではなくなって支線に行ってしまったので
ゴードン、ヘンリー、ジェームスが自分たちで客車を取りに行かされるのを嫌がった。
また、転車台にてゴードンの重たい体重と強い風によりコントロールができなくなり、
逆さまで急行を引っ張ることとなる(ちなみにトーマスからは「タンク機関車のまね?」ジェームスかせは「デブ」とも呼ばれる)。
そしてその夜、
ジェームスもヘンリーもついにゴードンと同じく激怒してしまい、三台でストライキを起こす。
第16話で、エドワードがトーマスの代わりに客車を入れ替えをするが、
ゴードンはせっかく自分のために持ってきてくれたエドワードを批判し、蒸気を吹き掛けたりもした。
これにはハット卿もついにカンカンに怒ってしまい、三台を罰として機関庫から外出禁止(幽閉)される。
第17話では、自分たちの過ちを反省をしたためか、やっとお許しが出た。
ところが、新しくやってきたパーシーが本線でずっと立ち止まってしまったために、
危うく正面衝突になるところだったが、パーシーが逆走行で暴走したときには助けに行き、
パーシーに「お前が素早く逃げてくれたおかげで、恐ろしい事故を避けられた」と褒め、
今ではパーシーとも友達となる。
余談だが、呪いの館でひろしが「イ゛ェアアアアア」はゴードンが
「イ゛ェェェェァァアアアアア!!」と同じ叫び声をしたこともある。
第20話ではヘンリーの改造された姿にやきもちを焼き
「汽笛を鳴らしすぎ」と言う、だが、自分も汽笛を鳴らしすぎた(故障)ためにヘンリーにからかわれる。
第24話では、臨時貨物列車を引くのが嫌でエドワードを押してもらい、
転車台に乗せたが、不機嫌で冷静さを失っていたこともアリ誤って溝に落っこちてしまった。
しかも放置プレイという憂き目に遭ってしまう。これがゴードンの初の事故となる。
その後第25話では、その事故でトーマスに悪口を言われたりもしたが、
そのトーマスが高山の穴に落ちてしまうことで笑ったが、トーマスのことが心配になったのか、
彼を穴から助け出し、自分の悪口を言われたのを気にしないと言い、器の広さと漢気を見せる。
この話でアニーとクララベル(いつもトーマスが牽引している客車)から尊敬されていることが判明している。
誹謗中傷は走るソーセージ。
第48話では、ディーゼルのボコが本線を走っているのが気に入らず、支線は下品だとも発言をするが
その夜の接続列車では機関士のミスによりエドワードが間違って本線に出発してしまい、
その後ブレンダムの港で一晩を明かすこととなった。
日ごろ支線を馬鹿にしていたので、間違えて初めてブレンダム港に来たときは、双子のビルとベンが言った彼を殺そうとの冗談を真に受けてびびってしまったときに、ボコに助けられる。
それ以来ボコを命の恩人だと思っている(双子のことは小悪魔と呼んでいる)。
第72話では、ゴードンの兄のフライング・スコッツマンの炭水車を見て「俺に必要」と言うが、
そこにディーゼルがやってきて『最後には石炭が無くなっちまうだろ、俺たちがてめーらの代わりに走ってやる』
と言ったのをショックを受けた印象がある。
第80話では作中の機関車で一番名誉ある「お召し列車」の牽引機という大役を務めている。
当初はヘンリーの役目だったのだが、白いペンキが車体に当たって
デコレーションケーキ(トップハム・ハット卿曰く)になってしまった為の代役である。
ちなみに露払い(先導列車)はエドワードで、客車の入れ替えはトーマスが行っている。
なお冒頭でゴードンがウインチを装備し、トーマスと一緒に機関区へ帰投しているのは
原作絵本の話で(第26話)トーマスを救出した直後の話だからである。
第5期の第107話では、
新しくできた大型駅のカーク・ローナン駅で、最初に到着したときに不満を持ち
『広々とした風景が必要だ、これじゃあ乗客も悲しむ』と腹を立てた。
だが、カーク・ローナン駅の二度目の到着に暴走してしまい、壁に激突した。
そして数日後にはゴードンの型を取った『ゴードンの窓』が作られる。
第8期の第193話では、
自分の車輪が原因でディーゼルからはスクラップになると言われるが、子供たちを船に乗せようと、
「これが俺の最後の旅になるかもしれんが、絶対に子供たちを船に乗せてみせる!!」
と自分の死を覚悟にさらに漢を見せた、これが彼の名台詞である。
第10期の第243話では、
石炭を炭水車に積む際、間違ってヘンリーの特別な石炭を使ってしまい、ヘンリーの具合が悪くなってしまう。ヘンリーの具合が悪いのを知りながら、新記録を目指していた。しかし、達成目前でヘンリーの元へ引き返し、ヘンリーとゴードンの炭水車を交換したことでヘンリーは回復した。その話では記録を達成できなかったが、後に第244話で新記録の記念として、特別な客車をもらった。
第13期の第2話では、
自分が貨車を牽いてゴードンの丘を登る際にできた雪だるまがトーマスにぶつかった。それで仕事がはかどらなかったトーマスのためにロッキーを引っ張って助けたが、その後にトーマスがにゴードンの丘を登るのを後ろから押して手伝ったりした。
この他にもさまざまな逸話があるが、やはりゴードンはかっこいいと思う。
彼のモデルは、兄弟とも知られているフライング・スコッツマンと同じく
ロンドン・アンド・ノースイースタン鉄道(LNER)の「クラスA1」。
なんと顔のモデルも実在しており、モデルは初版当時の担当編集者でダルビーを3代目の画家に起用した
エリック・マリオットと言う人物がモデル。
彼の名言は前述の性格通り熱いものが多い。
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最終更新:2025/12/10(水) 00:00
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