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サイキックフォース

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サイキックフォースとは、1996年にTAITOがリリースした3D格闘ゲームである。

ストーリー

西暦2010年。世界は安定の時代に入ったかに見えた。

しかし、平穏に見える世界の裏で、奇怪な事件が勃発した。ロシア北部で起きた地方都市消滅事件、国連軍機甲師団の謎の壊滅、そしてヨーロッパでは魔女狩りの復活。その他数多くの事件は一般には決して真相が知らされることはなかった。

こうした事件に関わる不可解な事実は全て闇に葬られていった。
なぜならその事件の影には国家レベルで隠蔽された異能力者、サイキッカーの存在があったからである。

サイキッカーとは、かつて人類が持ち得なかった未知なるパワーを操る超能力者のことである。
念力・透視・テレパシーなどの、まるで夢のような能力。
だが、それは必ずしも使う者に幸福をもたらすものではなかった…。

第二次世界大戦より研究され続けてきたサイキックは21世紀初頭のこの時代、より大規模に研究がなされていた。その大部分は軍事目的によるものであった。
無論、その事実は最重要機密であり、研究サンプルとしてサイキッカーと思われる人物が秘密裏に、数多く拘束されていた。

研究サンプルとして拘束されたサイキッカー達にとって、研究所の毎日は過酷なものであった。
人権を無視した人体実験を休みなく繰り返され、ある者は過酷な実験に命を落とし、またある者は精神に異常をきたして自ら命を絶っていった。
そして実験後も、決して生きて帰れることはなく、まさにそこはサイキッカーにとっての生き地獄だった。

サイキッカーたちにとって、永遠に続くかと思われた冬の時代。

一人のサイキッカーの出現によって、彼らを取り巻く歴史は大きく変わろうとしていた。
そのサイキッカーの名はキース。
彼もまたある機関によって捕らえられ、実験体として過酷な日々を送っていた。
多くの仲間が次々と倒れていく中、キースは遂に仲間達と共に暴動を引き起こし、多くの犠牲者を出しながら
たった一人脱出に成功する。

その後、キースはテレパシーを使って世界中から強力なサイキッカーを呼び集め、サイキッカー集団「ノア」を結成した。
キースは仲間達と共にサイキッカーの理想郷を創り出そうとする。
キースの目的は、サイキッカーによる世界征服だった…。

概要

TAITO初の3Dポリゴンを使った格闘ゲーム。通常の格闘ゲームとは違い、「360度オールレンジバトル(上下左右だけでなく全方向から攻撃可能)」という特異なシステムを採用している。これにより、「どの方向から攻撃をすれば攻撃が成立するか」という戦略の読み合いが戦いの鍵となる。その後、同一のシステムを流用した作品として『テレビアニメーションX 運命の選択』『ローゼンメイデン ゲベートガルデン』などが発売されている。

「男女共に楽しめる格闘ゲーム」として当時には珍しい様々な試みがなされており、大胆なコマンド簡略化などはその一例である。また、TAITOらしくキャラクター設定やドラマ、ヴィジュアルにも力が入れられており、オフィシャルイラスト・コンシューマ(PS)版のアニメーションは大貫健一、キャラクターデザインを青木洋、かどつかさ(坂本勇二)が担当。キャラクターボイスに有名声優を起用し、コンシューマ(PS)版のOP・ED曲を歌うのは影山ヒロノブという徹底ぶりである。

これにより男性だけでなく女性プレイヤーの人気も掴み、パズルゲーム化(パズルボブルのキャラクター版)、CD&ラジオドラマ化、OVA化、その他同人・二次創作の派生等、多くのメディアへの進出を果たす。最盛期にはTAITO主催のオンリーイベント(オフィシャル・二次創作共に)やライブ等も開かれた。しかし、それらのファン人気は本来のゲームインカムに繋がるものではなく、アーケードからは早々に撤退を余儀なくされている。

戦闘方法

  • プレイヤーは「結界」と呼ばれる立方体のフィールド内を浮遊しながら戦う。
  • 攻撃方法は通常の格闘ゲームにある「弱攻撃」「強攻撃」の他に、コマンド+ゲージ消費で「超能力技」を使う。
  • コマンドは相手方向に関係無く入力が可能である。(→→+強でも↓↓+強でも同じコマンドとなる)
  • 攻撃の回避は
    • 「通常ダッシュ」(弱+強+レバー・・・レバーを倒した方向へ飛ぶ)
    • 「クイックダッシュ」(弱+強・・・相手の方向へ飛ぶ)
    • 「通常ガード」(ガードボタン・・・攻撃の軽減)
    • 「バリアガード」(レバー一回転+ガード・・・ゲージを消費するまで全方向の攻撃を回避)
    で行い、どの回避策を取ったかで戦いが左右される。
  • ガードシステムは二種類。初心者向けに、一試合内の規定回数のみAIがバリアガードを行う「オートガード」と、ガードや回避を自分で出せる「マニュアルガード」の2種類がある。
  • 相手の体力ゲージを0にすれば戦闘終了。引き分けの場合には「サドンデスモード」が発生。結界が狭まり、体力ゲージ0でスタート。先に攻撃を入れられれば勝ちとなる。

キャラクター

バーン・グリフィス 声優:真殿光昭(ゲーム版)関智一(ドラマ・OVA版) 能力:火災火炎
本作の主人公。前髪を逆立てた熱血漢。「ノア」の総帥が親友のキースであることを知り、彼の凶行を止めるべく戦いに赴く。
キース・エヴァンス 声優:津久井教生 能力:
サイキッカー集団「ノア」の総帥であり、バーンの親友。「サイキッカーの理想郷を作る」という思想の元、「ノア」に集ったサイキッカーを統率する。
ウェンディー・ライアン 声優:白石文子(ゲーム版)氷上恭子(ドラマ・OVA版) 能力:
ピンクの髪を三つ編みにした活発な少女。エミリオも心を許す存在。同じサイキッカーである姉の「クリス」を探す旅の途中、彼女が「ノア」にいた事を知り、戦いに身を投じる。
エミリオ・ミハイロフ 声優:高山みなみ 能力:
線の細い内向的な少年。「ロシアの地方都市消滅事件」の加害者。自分の中に眠る強大な力(都市消滅は力の暴走)を嫌うが、意に反した力の暴走を止められずに逃亡を続ける。
ソニア 声優:白石文子 能力:電撃
蒼い髪をポニーテールにした女性。「ノア」にて創り出された「人工バイオロイド(アンドロイド)」。その魂の核はウェンディーの姉「クリス」だが、本人はその記憶を失っている。
ブラド・キルステン 声優:中尾隆聖 能力:重力
穏やかな人格と残忍な人格を持つ二重人格の青年。残忍な負の人格を抑制する為に救いを求めて「ノア」に所属したが、徐々に負の人格に心を侵食されてゆく。
リチャード・ウォン 声優:真殿光昭 能力:時間
とある財団の社長。眼鏡を掛けた長身の男。「ノア」のナンバー2であるが、実質上の権力者。キースの計画を利用し、自ら世界の頂点に立とうと企む。
ゲイツ・オルトマン  声優:津久井教生 能力:機械
軍が開発した「対サイキッカー用サイボーグ」の第1号。本来はアメリカ軍の一兵士だったが、愛する妻と娘を殺害したサイキッカーを憎み、彼等を抹殺すべく自らサイボーグになる事を志願した。
六道玄真 声優:秋元羊介 能力:呪術
呪術師の宗派「影高野」に属する僧侶。サイキッカーの存在を脅威とみなし、「人の世のために」と呪術をもってサイキッカーを攻撃する。

関連動画

【オープニング】

【プレイ動画】

【音楽・etc...】

関連商品

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関連コミュニティ

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関連項目

  • ゲームのタイトル一覧
  • 格闘ゲーム
  • タイトー
  • アオキヒロシ
  • ZUNTATA
  • サイキックフォースパズル対戦
  • サイキックフォース2012
  • サイキックフォース2
  • サイキックフォースCOMPLETE

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最終更新:2025/12/08(月) 06:00

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