サイコマン 単語

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サイコマン

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サイコマンとは、漫画キン肉マン』に登場するキャラクターである。か昔に全人への々による裁きから逃れた人「完璧超人始祖」の一員であり、完璧・無量大数軍の一員・グリムリパーのの姿。

概要

当初は完璧・無量大数軍のグリムリパーとして登場した。この時点ではその正体は明かされていなかった。

一度バッファローマンに敗れて姿を消すが、悪魔将軍により墓場解放され、銀のマスクスペインサグラダ・ファミリアにいるところを発見されるとその正体である完璧・拾式サイコマンとしての正体を明かす。

サイコマンとしての彼は、太古の昔に人としてのを正しく使おうと唱え、の座を捨てた男ザ・マン(現超人閻魔=ストロング・ザ・武道)に導かれカピラリア七光線での全殺から逃れた人「完璧超人始祖」の一人。

本来「完璧超人始祖」は地上に出られない身だが、超人閻魔の信頼厚いサイコマンは特命で地上に出る事を許されている。しかし、体裁などもあり堂々と始祖を名乗って出る訳にはいかないため、表向きは無量大数軍所属の人「」グリムリパーとして行動している。この事実超人閻魔と始祖にしか知られておらず、無量大数軍の面々には教えられていない。作中では無量大数軍そのものがサイコマンの活動のための隠れ蓑とさえ囁かれている。

超人強度は、公式の発表はされていない。
しかしサッカラの階段ピラミッドでの戦いでの完璧・無量大数軍側は、ほぼ超人強度の順に上から並んでおり、
ポーラマン7200万、ネメシス6800万、ターボメン4000万、グリムリパー、ジャック・チー3500万、クラッシュマン3000万、マーベラス1600万)
これが超人強度順だと仮定すれば、3500万~4000万の範囲内と推定できる。
完璧超人始祖超人強度は、その実から考えると意外なほど低い数値が多いが、その中ではかなり高い方に位置する。
数値が判明している者はガンマンの3800万が最高、その次はアビスマン2600万なので、実は「始祖最高の3900万パワー」なのかもしれない。それでも彼の実から考えると少ない数値である。

グリムリパー

完璧無量大数軍の第二の一人として現れ、鳥取砂丘の階段ピラミッドの戦いから参戦。

全身をの法衣のようなドレスに身を包み、丸い帽子をかぶっている。口調は丁寧であるが、完璧超人として他の人を見下す態度を取る。笑いはニャガニャガ。

当初はスプリングマンと戦っていたがジャック・チー流による掘削でピラミッドが崩壊、バッファローマンVSターボメンの試合が行われていたリングと合流し、両者合意の上でタッグマッチに変更される。ターボメンとのタッグチーム名はジョン・ドウズ(名無し)。

タッグチームではあるがターボメンとの合体技でバッファローマンスプリングマンディアボロスを苦しめる。しかし、バッファローマンが本来なら止められるはずがないツープラトン技を受け止めたのを機にそのパワー興味を持ち、そのパワーの正体を見極めようとする。タッグマッチターボメンディアボロスのロングホーントレインで敗れ、スプリングマンターボメンアースクラッシュに耐え切れず体が粉々に砕け、バッファローマンVSグリムリパーの一騎打ちに移行する。

バッファローマンとの戦いではグリムリパーは驚異の握力サンダーサーベルなど次々と新技を繰り出しバッファローマンを追い詰める。一方のバッファローマン悪魔超人時代のパワーを取り戻し、これに対抗。そのパワーでグリムリパーがターボメン死体から取り出し右手に装着したアースユニットパワーを逆流させ、これを破壊し、その隙をついてハリケーンミキサーからの十字架落としを決め、グリムリパーをKOした。

試合後、立ち上がったグリムリパーは完璧超人のおきてに従い、バッファローマンに自分にとどめを刺すよう要ロングホーンに貫かれたグリムリパーの体は透けるように消え去ったが、バッファローマンにはその最期に違和感が残った。

サイコマン

墓場陥落後、特命のため、サグラダ・ファミリアでの活動中に銀のマスクから発せられたに場所を明かされ正体を披露。バッファローマンが感じた違和感は正しく、やはり死んではいなかった。負けたら死、という完璧超人のおきては完璧超人始祖である自分には適応されないと言い切っている。

基本はグリムリパーと同じ法衣のような勢な衣装帽子だが、カラーリング逆のを基調としている。

グリムリパー時と同じく道化師然としており常に相手を煽る。飄々と相手を馬鹿にして楽しむ性格はそのままに、冷・残酷さ・狂気サディストっぷりが付け足され恐怖度が上昇している。

危険性が立つがその行動は始祖としての使命を果たすためであり、超人閻魔のただ一人の理解者として動き、そのためなら非な事も辞さない。シルバーマンからは「すぎた」と言われており、この変貌ぶりに心を痛めている。

なお、サイコマンの自室はかなりメルヘンチックである。

戦闘スタイル

グリムリパー時の衣装を自在に操る、サンダーサーベル握力などの怪力のほか、かつて正義超人を苦しめたマグネットパワーを最大の武器として扱う。マグネットパワーの最初の発見者であり、ネプチューンキングに伝授したのもサイコマンだった。

拾式義は相手を中に打ち上げ、複雑な関節技に固めたうえで頭からリング突させる「輪廻転生落とし(グリムリーインカーネーション)」。現在のサイコマンはマグネットパワーを使って中で技をかけている相手と地面との間で磁を発生させ、本来の技よりさらに破壊を増している。しかし、マグネットパワーに気を取られたせいで技術的な部分は以前より落ちてしまっている。

戦績

サグラダ・ファミリアの戦いでは序盤は攻められるもそれを悉く切り返し、マグネットパワープラネットマンを圧倒する。さらに「人面プラネット」で人質に取られた元同僚にも全く容赦を見せずに攻略。<>ファントムキャノンプラネットマンを粉々に砕き勝利した。

"許されざる大樹(アンフォーギブン・ユグドラシル)"においてはブロッケンJr.対決。想像以上のを見せるブロッケンに圧倒され、自身に匹敵する握力や「サンダーサーベル」を「ベルリン」で切り裂かれたりと苦戦した時もあるが、やがて地で押し返し勝利。殺そうとした所でシルバーマンが止めに入ったため取り止めた。

一時はシルバーマンとの再会を喜ぶも、お互いの信念の違いは如何ともし難く、説得して変心させようと試みるも失敗。そのまま信念を掛けて突する。

シルバーマン戦ではマグネットパワーを使ってシルバーマンの動きを封じるなどマグネットパワーアピールした戦いをするが、シルバーマンは意に介さない。ついにマグネットパワーを組み込んだ拾式義「輪廻転生落とし(グリムリーインカーネーション)」でシルバーマンをしとめたかと思われたが、ブロッケンJr.戦で掘り返していた地面に落としてしまい、技は不発。逆にサンダーサーベルを利用されシルバーマンマグネットパワー効化し、弐式義「アロガント・スパーク」にてKOされた。

グリムリパー時も含めて合計四回も戦っている。新シリーズにおいて現在最多連戦数キャラ

過去

ガンマンシングマンとは険悪な関係で、彼らをからかうことが多く、ガンマンからは「殺してやりたい」とまで言われている。サイコマンの方は相手を化してその反応を楽しんでいる模様。あまり良い関係ではないらしい始祖メンバーの中でシルバーマンとは密な仲で、尊敬出来る自分の一の理解者だと言っている。シルバーマンからも友として見られ接していた。また、超人閻魔の事を閻魔さんと呼んでいる。

地球に秘められたマグネットパワーを最初に発見したのはサイコマンだが、その利用をほかの完璧超人始祖たちに持ちかけるも全員がそれを拒否。信頼していたシルバーマンにさえ利用するのではなく他の人がそれに触れないように自分たちが管理すべきと全に危険物扱いされてしまう。ザ・マンのみがその利用を認め、サイコマンに更なる研究をするよう促した。

サイコマンの真実

完璧超人始祖超人閻魔の11人こそが至高と信じて疑わず、彼らの導の下でこそ理想郷が作れるという信念を持っていた。マグネットパワー研究もそのためであり、自分たちのかつての理想を遂げるためには始祖としての誇りさえ捨て去る覚悟を秘めている。

自分のためでなく仲間のために戦うその姿勢は、のちの正義超人の姿にもダブる。

サイコマンが敗れ、超人閻魔完璧超人始祖を消し去る10個のダンベルが発動した際にはそのを自分のみに限定させ、他の始祖と閻魔が消滅するのを防ぐ仕掛けをしていたことを明かし、ただ一人消滅が始まる。

消滅のエネルギーは自分に向けなくとも、それこその仲だったガンマンシングマンに向けることは可だったが、「可哀想だから出来なかった。だから私自身に向けるしかない」と拒否。サイコマンにとっては超人閻魔と他の完璧超人始祖が消え去ることは、自分が消える事よりも許せなかったのである。

ゴールドマンシルバーマン以外の他の始祖が現在超人閻魔を「あやつ」と呼ぶ中、一「閻魔さん」と呼んでいたが、これは超人閻魔を認めていたわけではなく、拠に消滅する際には明確に「さすが閻魔さん…いえ、当時のザ・マンが~」と呼び分けている。

また自分は優秀であると言ってはばからなかったが、消滅の間際には「こんな私を始祖に選んでくれてありがとうございました」とザ・マンに対し礼を言っていること、何より彼自身はシルバーマンのように強情でも自分の信念を曲げない人になりたいと吐露していたことから、本心では自分を卑下していたことが伺える。

最後はシルバーマンの腕に抱かれ、帽子のみを残してこの世から消滅。究極の自己犠牲ともいえるその最期は、友であったシルバーマンから「君なら本物の正義超人になれたかもしれない」と称えられた。

死後、その本当の姿をの当たりにしたキン肉マンたちも「誇り高い始祖の一員だった」と称え、実は過去にはゴールドマン悪魔将軍)からも「本当は新たな進化友情パワー)にもっとも近い始祖であり、自身でも気づいていたが、それを否定するためにマグネットパワーに走ってしまった」と評されていたことが判明した。

その胡散臭い言動や衣装から読者からは「いつか閻魔すら裏切るんじゃないか」「全ての黒幕はサイコマンでは」という予想が多かった中、まさかまさかの仲間思いの高潔な人であったことが最後の最後で判明し、その最期は多くの読者の心を打った。

関連項目

完璧・無量大数軍

完璧超人始祖

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