サクラバクシンオー(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「サクラバクシンオー」をモチーフとするウマ娘である。CV:三澤紗千香
誕生日:4月14日 身長:158cm 体重:増減なし スリーサイズ:B83/W55/H83
一度走り出すと止まらない大爆走っぷりを発揮する天然ウマ娘。
かなりせっかちな性格で、考えたことはすぐに実行するタイプ。
しばしば周りを巻き込んで大失敗をするが、本人にはまったく自覚がないらしい。
自分のクラスの学級委員長をやっている。
せっかちで熱血なポニーテールのウマ娘。サイドがすっきりした髪型なので側頭部にヒト耳が無いのがわかりやすい。名前に「サクラ」があるため瞳の虹彩は桜の花かと思いきや何故か桃の花になっている。(桜の花は花びらの先が二股に分かれている。先が尖っているのは桃の花。)
口を開けば「バクシンバクシーン!」と叫びながら暴走しており、学園内に大波乱を巻き起こしている。
クラスの学級委員長を務めているが、それだけにとどまらず学園内のことには片っ端から首を突っ込んでいる。
バクシンと同じぐらい「学級委員長」にも異常なこだわりを持っており、日常生活でもレースでも、他のウマ娘のお手本とならなければならないという信念を持ち合わせている。その割には頭の方はあまりよろしくなく、後先考えずに暴走したり、トレーナーにうまいこと言いくるめられたりしている。
彼女の口から「バクシン」と「学級委員長」という言葉を聞かない日は(たぶん)ない。
ちなみにプロフィールによれば手順がたくさん(3つ以上)あることは苦手らしく、それもあってか料理の腕前は家庭科の先生に単位はあげるから何もしないでと懇願されるほど。育成ストーリー中のバレンタインや、彼女が登場するCD「Starting Gate 10」のドラマパートでもその片鱗が伺える。
OVA『BNWの誓い』にて、BNW駅伝の実況兼司会者として登場。この人繋がりか。
Season2では4話で登場。ミホノブルボンのスピードを見込んで短距離路線に誘うが、クラシック三冠制覇に進むブルボンには断られてしまった。後述のゲーム版と異なり、アニメでは本人も短距離に絞るつもりでいるようだ。
| スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
|---|---|---|---|---|
| 87 (120) |
54 (74) |
93 (128) |
85 (116) |
81 (112) |
| バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
| 距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
| A | B | G | G | |
| 脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
| A | A | F | G | |
| 成長率補正 | スピード | 20% | 賢さ | 10% |
サービス開始時から育成ウマ娘として、初期☆1[サクラ、すすめ!]が実装。
適性は当然ながら「芝、短距離~マイル、逃げor先行」に偏った純粋スプリンター。
目標に振り回されるウマ娘が多い中で、目標の中でも要となるレースがほとんど短距離(マイルもいくつかあるが楽な方)であり育成方針を非常に定めやすい。一番長いレースでスプリングステークスの1800mであり、このレースは出走さえすれば目標を達成できるので勝敗は気にする必要がない。具体的にはとにかくスピードを最優先に振るというバクシン脳育成で安定した勝利を収められるため、完全クリア自体が困難なゲームバランスの中で最も攻略が楽なウマ娘として話題を集めている。より安定するにはパワーを鍛えるとよい。まあ普通にサポートが育ってくるとスピードはカンストするので、その分をパワーに回すことになる。しかもチュートリアルのガチャ(内容固定)で入手できる5人のうちの1人であり、入手できない可能性は万が一にもない。参考→バクシン教
よく見ると1着目標5連続というのはかなり厳しい要素なのだが、(G1は最後の2つだけなのもあり)それを感じさせないほどの強みを持つ。
ウマ娘ストーリーと育成モードでは、彼女の学級委員長としての矜持が前面に出されており、他メディアにはない彼女の新たなバクシン観が明らかになった。
史実では血統から中距離もいけるのではと当初思われていたが、ウマ娘の世界ではトレセン学園のトレーナー陣が最初からスプリンターに絞る気満々でいる。しかし、本人は「自分は学級委員長なのだから、他の模範としてあらゆるコースに精通していなければならない」という信念を持っており、最強の「スプリンター」を目指しましょう、というトレーナーのスカウトは片っ端から断っていた。
一方、ウマ娘にとって最も重要なのはスピードという信念も持ち合わせており、プレイヤーであるトレーナーがちょっと言い方を変えただけでスカウトを受ける。
育成モードでもそれは変わらず、距離適性がまるで合っていないクラシック三冠や有馬記念に出たいと言って聞かないのを、トレーナーがうまいこと言いくるめながら、スプリント最強への道をバクシンしていく。他のウマ娘の時は本人の意向を大切にする傾向が強いトレーナーだが、ここでだけは容赦がない。
どう考えても無理のある詭弁を弄してまでもバクシンオーをスプリント路線に引きずり込むトレーナーだが、彼女の意見を尊重する用意もしていないわけではない。ストーリー終盤では、スプリンターズステークスという最高の舞台の後で、史実と現在で日程が逆なのを利用して彼女の全距離バクシン道を支援する第一歩として、マイルチャンピオンシップを最終目標に設定する。
共通Rと、SSR[はやい!うまい!はやい!]が初期から登場。
所持スキルは6/8が短距離専用、かつ逃げあるいは前目の動きを参照するものが3つ。例外は「逃げ駆け引き」「逃げ焦り」という逃げデバフ2つ。
当然得意トレーニングはいずれもスピード。友情トレーニング性能が高めで、イベント内容もスピードを上げるものばかりで、SSRの固有イベントですら顕著。固有イベントが完了すれば短距離用加速レアスキル「スプリントターボ」を確定入手できる。
方向性のはっきりした使いやすいサポートだが、唯一にして最大の問題はバクシンオー本人の育成に使えないこと。
ちなみに、バクシンオー産駒に「マズイマズイウマイ」という馬がおり、カード名はそれに掛けているのではという説も。
2021年4月15日~4月27日のレジェンドレースでは、スプリンターズステークスがフィーチャーされた。サクラバクシンオーは必ず入手でき、クリアしやすく、スピード特化での育成がしやすいこともあって、他のレジェンドウマ娘対策に大活躍することになった。
しかし、このレースには当然ながらサクラバクシンオー自身もレジェンドとして参戦している。
発表時点ではステータスや作戦が不明であり、「スピード全振り+逃げ」という黄金パターンであった場合は苦戦が予想された。本作はNPC戦で同キャラが使えないため、短距離対策をバクシンオーに頼っていた初心者プレイヤーが、誰で彼女に挑むかが問題となった。
筆頭候補はバクシン育成がしやすいタイキシャトルとカレンチャンだが、彼女らは☆3であり、ガチャ運次第では入手できない可能性がある。
短距離適性があってレアリティの低いウマ娘にはキングヘイローがいるが、彼女は目標レースの都合上、スピード特化の育成がとても難しい(詳しくは本人の記事参照)。
他にはスピード特化しやすいウマ娘に短距離適性を継承させる、などの対策も考えられた。
実際に登場したバクシンオーはそこまで偏ったバクシン育成にはなっておらず、スピードはB止まりと他のウマ娘に比べて控えめであった。また、作戦も「先行」であったため、ブロックされてバ群に沈む可能性があり、トロフィーの獲得だけなら初心者でも達成できる範囲内にとどまった。さすがに、現時点での実装状況ではユーザーに明らかに不利と判断されたようである。
ゲームのサービス開始に合わせて『サクラバクシンオーのバクシン!お悩み相談!』という初心者向け解説動画が投稿されている。
しかし解説役ができるような知性は到底持ち合わせていないため、『委員長にもわかる!ウマ娘育成』というそこら辺で拾った本を読みながら答えている。
そんな体たらくでなぜ起用されたのか疑問に思った人もいたと思われるが、もしかすると、彼女が初心者向けキャラであることを示唆する意図が含まれていたのかも……?
エンディングで歌われるオリジナルのバクシンソングが中毒になると評判で、「バクシン教」なる語が爆誕した原因の一つになっている。この歌、毎回収録し直しており、たまにバテたり、トウカイテイオーと掛け合いになったり、テイオーだけが歌っていたりする。
なお、『バクシン!お悩み相談!』をアプリのバナーから見ると、ジュエルなどのおまけがもらえる。「サービス開始前にYouTubeで見たわい!」という人も、もう一度見てみよう。
ライバル兼友人。史実では同期のライバルであり、唯一スプリント戦で敗北した相手。
友人。それなりに関わり合いがある。史実の同期だが、ライスは根っからのステイヤー、ブルボンはバクシンオーとは逆に短距離寄りの血統ながら中長距離に進んだため、共に同じレースで1回戦ったっきりである。
ミホノブルボンは彼女から電池を差し入れてもらったことがあるもよう。当人に一切悪気はないのだろう…
アニメ版2期に登場した史実での孫。今のところウマ娘では関わりはない。
『バクシン!お悩み相談』では頭のレベルが同程度ということもあり共にバクシンソングを歌う仲。史実ではトウカイテイオーが1年先輩。距離適性がまるで異なり対戦経験はない。
→バクシンテイオー(ウマ娘)
94年 スプリンターズステークス
絶頂を極めた者に、もはや勝つべき戦いは残っていないのか。
レコードを叩きだした、ラストラン。
最後に勝つものが勝者だ。その馬の名は―――2012年JRAスプリンターズステークスCMより
1986年天皇賞(秋)優勝馬サクラユタカオーを父に、天皇賞と有馬記念を優勝したアンバーシャダイの全妹・サクラハゴロモを母に、80年代〜90年代前半の名種牡馬ノーザンテーストを母父に持つ。
1992年にデビューすると、小島太を鞍上に1400m以下のレースで圧倒的なスピードと強さを発揮するスプリンターとして活躍。
通算成績21戦11勝。その11勝全てが1400m以下のレースであり、JRA史上最強のスプリンターとも評される。
1993年と1994年のスプリンターズステークス連覇、1200mと1400mの当時レースレコード樹立、1994年JRA賞最優秀短距離馬受賞。
中でも勝敗に関わらず引退が決まった中で出走した94年のスプリンターズステークスでは、当時のコースレコードを樹立して連覇。有終の美に相応しい走りを見せた。
ではマイル以上ではダメかと言われると必ずしもそうでもなく、1600m戦では「マイルの女王」ことノースフライトに追随する2着入りしたり、最終年のGⅡ毎日王冠(1800m)では4着にこそ敗れるも自身も当時のレコードを0.1秒更新していたりと、運が良ければマイル以上の重賞も取れていたかも知れないと思わせるところはあった。
種牡馬としてもかなり優秀で、短距離を中心に活躍馬を輩出し、2010年には国産種牡馬として史上3頭目となる産駒JRA通算1000勝を達成。ブルードメアサイアー(母父)としても中央G1通算7勝を達成したキタサンブラックなど、中央・地方のカテゴリや距離を問わず活躍馬を数多く輩出している。
史実では「バクシンオーの現役時代に、もっと重賞スプリントレースがあったらなあ!」と言われていたが、ウマ娘のバクシンオーは、よりどりみどりとなった現在のスプリント路線を思う存分バクシンできる。
しかしながら、なぜ現代にスプリント重賞がこれほど充実したのかと言えば、そもそもの発端は史実のサクラバクシンオー自身である。トレーナーはバクシンオーを丸め込んで勝てるレースをお膳立てしているように見えるが、実は「彼」が開拓した道の案内をしているだけなのかもしれない。
なお、バクシンオーが覚醒Lv.4以上になるには、史実で勝てなかった安田記念の優勝レイが必要。トレーナーとして史実を超えたいなら、タイキシャトルのをあげたりせずしっかり勝たせてあげよう。
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最終更新:2025/12/07(日) 18:00
最終更新:2025/12/07(日) 18:00
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