サッカーカタール代表 単語


ニコニコ動画でサッカーカタール代表の動画を見に行く

サッカーカタールダイヒョウ

4.2千文字の記事
これはリビジョン 3263735 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる

サッカーカタール代表とは、カタールサッカー協会(QFA)によって編成されるサッカーのカタール代表チームである。愛称は預言者を意味する「Annabi」。ユニフォームはホーム用が上下マルーン、アウェイ用が上下白。

概要

サッカーのナショナルチーム
カタール代表
基本情報
国旗
協会 QFA
大陸 AFC(アジア)
FIFAコード QAT
FIFA加盟 1972年
監督 ティンティン・マルケス
FIFAワールドカップ
出場 1回
最高成績 グループリーグ
AFCアジアカップ
出場 11回
最高成績 優勝(2回)

1990年代以降に力をつけるようになり、2019年のAFCアジアカップで初優勝を飾っている。また、西アジアの地域の大会であるガルフカップでは3度優勝している。また、1981年のFIFAワールドユース選手権準優勝、1991年のFIFA U-17世界選手権ベスト4と若年世代で好成績を収めている。FIFAワールドカップは、開催国となった2022 FIFAワールドカップが初出場となり、アジア予選を通過しての出場経験は無い。

早くからアンダー世代が世界の舞台で好成績を残し、1990年代後半からは他国の選手を帰化させる「帰化戦略」によってチームを強化してきた。当初は外国から有力なサッカー選手を豊富な資金力によって帰化させようとし、かつてJリーグで活躍したエメルソンをカタール代表に入れようとしたこともあった(結局規定に抵触したため実現せず)。

2004年に「アスパイア・アカデミー」を設立し、スペインの育成機関をモデルにした若年層の強化に力を入れ、近年は自国の選手を強化する方針に切り替えている。カタール黄金世代と呼ばれる2019年アジアカップ優勝メンバーも8名がアスパイア・アカデミー出身の選手である。

歴史

初試合は1970年。1980年代に入って力を付け始め、1981年のFIFAワールドユース選手権本大会では準優勝というサプライズを起こす。1981年のU-20代表が主力に定着した1990 FIFAワールドカップアジア最終予選は2位UAEと勝ち点わずか1差の3位に付け、本大会出場まであと一歩というところまで迫る。さらに、1992年のバルセロナオリンピックでは、U-23代表がベスト8入りを果たしている。

日本で開催されたAFCアジアカップ1992で優勝候補に挙げられていたが、結果はグループリーグ敗退。一方、直後に自国で開催されたガルフカップ1992では、優勝し、初のタイトルを獲得。しかし、翌年の1994 FIFAワールドカップアジア予選では1次予選で敗退となる。

以降、カタールサッカー協会は帰化選手による強化戦略を開始。AFCアジアカップ2000でベスト8、ガルフカップでは2004年に優勝と中東の中では上位に入る力をつけるようになる。また、この頃から「アスパイア・アカデミー」が設立され、国家プロジェクトとして長期プランでの強化を開始する。2006年のアジア競技大会で優勝の立役者となったセバスティアン・ソリア(ウルグアイから帰化)がエースとして台頭するようになると、自国開催でのAFCアジアカップ2011では準々決勝まで進み、日本をあと一歩のところまで追い詰めながらも敗れている。

FIFAワールドカップでは、2010年大会、2014年大会ともに最終予選までは進出するが、アジアのトップ4には入ることができず、敗退している。2018 FIFAワールドカップ・アジア最終予選でもグループA最下位に終わり敗退。これによって2022年自国開催予定のワールドカップに、開催国枠で初出場を果たす最初の代表チームとなった。

2017年からアンダー世代の監督を務めていたスペイン人のフェリックス・サンチェス・パスが監督に就任。AFCアジアカップ2019では、カタール黄金世代と呼ばれるアンダー世代でアジア制覇を経験したアカデミー出身の選手たちが中心となり、スペイン式のポジショナルプレーを導入したスタイルを披露。決勝では日本を相手に快勝し、19得点1失点という圧倒的な内容で初優勝を果たす。

自国開催で初出場となった2022 FIFAワールドカップ・カタール大会では入念な強化プランで準備を進めてきたが、エクアドルとセネガルを相手に連敗し、大会最速でグループリーグ敗退が決定する。さらには最終節のオランダ戦にも敗れ、3戦全敗の最下位に終わる。

2024年1月に自国開催となったAFCアジアカップ2023ではグループステージを3連勝、しかも3試合無失点で突破。ノックアウトステージではいずれも接戦となるが、パレスチナ、ウズベキスタン、そして準決勝では優勝候補のイランを下し、ファイナルへ進出。伏兵ヨルダンとの決勝ではアクラム・アフィーフが3本のPKを決めてハットトリックを達成。史上5か国目となるアジアカップ連覇を果たす。

主な戦績

FIFAワールドカップ
グループリーグ敗退(2022)
AFCアジアカップ
優勝(2019, 2023)
ベスト8(2000, 2011)
グループリーグ敗退(1980, 1984, 1988, 1992, 2000, 2007, 2015)
ガルフカップ
優勝(1992, 2004, 2014)、準優勝(1984, 1990, 1996)、3位(1974, 1976, 2003)
FIFAアラブカップ
準優勝(1998)、3位(2021)
コパ・アメリカ
グループリーグ敗退(2019)
CONCACAFゴールドカップ
ベスト4(2019)

世代別の戦績

FIFA U-20ワールドカップ
準優勝(1981)
FIFA U-17ワールドカップ
ベスト4(1992)

主な代表選手

  • マンスール・ムスタファ(1976-2000)- 歴代最多得点(42得点)
  • ムバラク・ムスタファ(1992-2004)- 歴代得点3位(41得点)
  • フセイン・ヤセル(2001-2011)
  • タラール・アル=ブルーシー(2006-2013)
  • ハルファン・イブラヒム(2006-2015)
  • セバスティアン・ソリア(2006-2017)- 歴代出場3位(123試合)、歴代得点4位(39得点)
  • アリー・アフィーフ(2006-)
  • ファビオ・セザール(2008-2013)
  • ハサン・アル=ハイドゥース(2008-)- 歴代最多出場(170試合)、歴代得点5位(36得点)
  • カシム・ブルハン(2009-)
  • サアド・アル=シーブ(2009-)
  • アブドルアズィーズ・ハーティム(2009-)
  • ジャーラッラー・アル=マッリー(2010-2013)
  • アブドゥルカリーム・ハッサン(2010-)- 歴代出場2位(131試合)
  • ハーリド・ムフターハ(2010-)
  • ムハンマド・アッ=サイイド(2010-)
  • アリー・アサダッラー(2013-)
  • アルモエズ・アリ(2013-)- 歴代最多得点(42得点)
  • カリム・ブディアフ(2013-)- 歴代出場4位(115試合)
  • ブーアッラーム・フーヒー(2014-)
  • ロドリゴ・タバタ(2015-2017)
  • アフマド・ファトヒー(2017-)
  • アクラム・アフィフ(2020-)

2022 FIFAワールドカップ・カタール大会メンバー

  • 1 GK サアド・アル=シープ(アル・サッド)
  • 21 GK ユセフ・ハッサン(アル・ガラファ)
  • 22 GK マシャアル・バルシャム(アル・サッド)
  • 2 DF ペドロ・ミゲル(アル・サッド)
  • 4 DF モハメド・ワード(アル・サッド)
  • 5 DF タレク・サルマン(アル・サッド)
  • 13 DF ムサーブ・ヒディル(アル・サッド)
  • 14 DF ホマム・アフメド(アル・ガラファ)
  • 15 DF バサム・アルラウィ(アル・ドゥハイル)
  • 16 DF ブアレム・フーヒ(アル・サッド)
  • 17 DF イスマイール・モハマド(アル・ドゥハイル)
  • 3 MF アブデルカリム・ハッサン(アル・サッド)
  • 6 MF アブドゥルハジス・ハテム(アル・ラーヤン)
  • 8 MF アリ・アサド(アル・サッド)
  • 10 MF ハサン・アル=ハイドゥース(C)(アル・サッド)
  • 12 MF カリム・ブディアフ(アル・ドゥハイル)
  • 20 MF サレム・アル=ハジリ(アル・サッド)
  • 23 MF アシム・マティボ(アル・ドゥハイル)
  • 24 MF ナイエフ・アル=ハドラミ(アル・ラーヤン)
  • 25 MF ジャシム・ガベル(アル・アラビ)
  • 26 MF ムスタファ・タレク(アル・サッド)
  • 7 FW アフメド・アラーエルディン(アル・ガラファ)
  • 9 FW モハメド・ムンタリ(アル・ドゥハイル)
  • 11 FW アクラム・アフィフ(アル・サッド)
  • 18 FW ハリド・ムニール(アル・ワクラ)
  • 19 FW アルモエズ・アリ(アル・ドゥハイル)

歴代監督

ワールドカップを戦った監督は太字。国旗が付いているのは外国人監督。

  • エヴァリスト・デ・マセド(1979–1985)
  • ジノ・サニ(1985-1986)
  • ジノ・サニ(1989–1990) 
  • エヴァリスト・デ・マセド(1992)
  • イヴォ・ウォルトマン(1992)
  • デイブ・マッカイ(1994–1995)
  • ジェマル・ハジアブディッチ(1997-1998)
  • ゼ・マリオ(1998)
  • ジェマル・ハジアブディッチ(1999–2001)
  • パウロ・カンポス(2001)
  • ピエール・ルシャントル(2002-2003)
  • フィリップ・トルシエ(2003-2004)
  • ジェマルディン・ムショビッチ(2004-2007)
  • ホルヘ・フォサッティ(2007-2008)
  • ブルーノ・メツ(2008-2011)
  • ミロヴァン・ライェヴァツ(2011)
  • セバスティアン・ラザロニ(2011-2012)
  • パウロ・アウトゥオリ(2012-2013)
  • ファハド・サーニー(2013-2014)
  • ピエール・ルシャントル(2002-2003)
  • ジャメル・ベルマディ(2014-2015)
  • ホセ・ダニエル・カレーニョ(2015-2016)
  • ホルヘ・フォサッティ(2016-2017)
  •  フェリックス・サンチェス・バス(2017-2022)- アジアカップ2019優勝
  •  ブルーノ・ピニエィロ(2022-2023)
  •  カルロス・ケイロス(2023)
  •  ティンティン・マルケス(2023-)- アジアカップ2023優勝

関連動画

関連項目

  • サッカー
  • サッカーのナショナルチーム一覧
  • カタール
  • 中東
  • アジアサッカー連盟(AFC)
  • FIFAワールドカップ
    • 2022 FIFAワールドカップ
  • AFCアジアカップ
関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
初音ミク[単語]

提供: エック

もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/07(日) 11:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/07(日) 10:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP