サッカーブラジル代表とは (サッカァブラジルダイヒョウとは) [単語記事]

サッカーブラジル代表とは、サッカー王国のブラジルの代表チームである。ユニフォームは国旗の黄色と藍、緑を基調にしていてホームはシャツが黄でパンツが藍。愛称はセレソン（Seleção、代表という意味）、小さなカナリア（Os Canarinhos）。

概要

FIFAワールドカップ本大会にすべてに出場している唯一の代表チームで、優勝5度は最多。いつも名選手を擁し、いつだって優勝候補。攻撃的なサッカーで優勝しないとファンが納得しない数少ない国。南米におけるライバルはアルゼンチン。

最初の代表チームの試合が行われたのは1914年で相手はイギリスのクラブチームであった。

ワールドカップは第1回から出場。自国開催の1950年は初優勝を目前にしながら決勝リーグウルグアイ戦で破れ準優勝に。このときは敗れたショックでショック死する人や自殺する人が出た（マラカナンの悲劇）。

ガリンシャ、ジジ、17歳のペレを擁した1958 FIFAワールドカップスウェーデン大会で初優勝。次の1962年大会も優勝し2連覇。1966イングランド大会はペレやガリンシャが悪質なファウルによって潰されたこともあり一次ラウンドで敗退。

1970年メキシコ大会では歴代のブラジル代表の中でもとくに攻撃的なサッカーで優勝。初めてワールドカップを3度優勝しジュール・リメ杯の永久所持を認められた。

1982 FIFAワールドカップスペイン大会はジーコ、ソクラテス、ファルカン、トニーニョ・セレーゾの黄金の中盤を擁し、優勝候補筆頭であったが2次ラウンドでイタリアのパオロ・ロッシのハットトリックに沈み敗退。

1994 FIFAワールドカップアメリカ大会はダブルボランチを採用した守備的な布陣で4度目の優勝。3R（ロナウド、リバウド、ロナウジーニョ）を擁した2002 FIFAワールドカップ日韓大会で5度目の優勝。

ワールドカップ: 優勝（1958, 1962, 1970, 1994, 2006）、準優勝（1950, 1998）
コパ・アメリカ: 優勝（1919, 1922, 1949, 1989, 1997, 1999, 2004, 2007）、準優勝（1921, 1925, 1937 1945, 1946, 1953, 1957, 1959, 1983, 1991, 1995）