サムソンビッグ(ウマ娘) 単語


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サムソンビッグ

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サムソンビッグ

サムソンビッグ(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「サムソンビッグ」をモチーフとするウマ娘である。CV:???

概要

誕生日:?月?日 身長:???cm 体重:??? スリーサイズ:B??・W??・H??

(2023/11/20現在、詳細未発表)

プロフィール(ウマ娘ポータルサイト)より

2023年11月20日公開の漫画『ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム』第16話「ジュニア級王者」にて初登場したウマ娘。ナリタブライアンの出走する共同通信杯を観戦に訪れていた。

サクラローレルを主人公とする『スターブロッサム』では、それまでサクラエイコウオー(がモチーフと思われるウマ娘)が「ヨシノプリヴェール」、タイキブリザード(がモチーフと思われるウマ娘)が「スノウインハザード」という風に、他の所有馬がすでにウマ娘化済の馬主の、実績的に実名登場でもおかしくない馬が偽名ウマ娘として登場していた。そんな中、突如としてサムソンビッグが実名で投入されたことには多くのファンがざわついた。

この数日前にはアニメ3期第7話にヴィルシーナヴィブロスが登場しウマ娘化が正式発表されたのだが、サムソンビッグの馬主はヴィルシーナが2着に敗れた2012年エリザベス女王杯の勝ち馬・レインボーダリアを所有しているため、ヴィルシーナの登場に合わせて今後そちらもウマ娘化されるのかもしれない。

史実

ナリタブライアンが三冠を達成した1994年のクラシック三冠を、ブライアン以外に唯一完走した「逆・準三冠馬」。

1991年、門別町のサムソン牧場で誕生。オーナーはメガネスーパーの創業者・田中八郎の妻である田中由子で、サムソン牧場は田中夫妻が経営していたらしい(なのでメガネスーパーの公式サイトにはサムソン牧場の馬の紹介ページが存在した)。そのため生産馬のほとんどを夫婦で所有、「サムソン」冠名を用いていた。
サムソンビッグといういかつい名前に反して、小柄で非常に大人しく、人なつっこい馬だったそうである。

主に鹿戸雄一・田所秀孝・菊沢隆仁らが騎乗し、障害転向後は中竹和也が引退まで一貫して騎乗した。
鹿戸雄一騎手は、管理した鹿戸幸治調教師の親戚で、馬事公苑騎手養成所の最後の世代の一人である(同期に中舘英二)。また調教師転向後、2008年ジャパンカップのスクリーンヒーローや、2021年にGIを3勝したエフフォーリアなどを輩出している。
中竹和也騎手は1993年に障害競走で12勝をマークし、JRA賞最多勝利障害騎手を受賞。騎手時代にGIを勝利する事は出来なかったが、調教師転向後、ジョーカプチーノ・アカイイトといったGI馬などを管理。現在は日本調教師会副会長兼関西本部長を務めている。

デビュー戦を逃げ切り勝ちするが、札幌3歳Sはブービーに撃沈。オープン特別5着を経て函館3歳Sで2着に食い込み収得賞金をゲットする。このとき、まだシャドーロールをつけていなかった後の三冠馬ナリタブライアン(6着)と初顔合わせ。これが唯一のブライアン相手の先着である。
その後は萩Sで3着、福島3歳Sで2着とオープン特別では馬券に絡むが、デイリー杯3歳Sはブービー負け、朝日杯3歳Sではシャドーロールをつけて覚醒したブライアンの前にブービー惨敗。年明けのシンザン記念もブービー負けと、重賞レベルの勝ち負けには遠い感じであった。

しかし続くきさらぎ賞で、単勝172.0倍というぶっちぎりの最低人気の立場から、誰も逃げようとしないのでハナに立って1000m通過65秒1という超スローペースで逃げた結果、そのまま後続を振り切って逃げ切り勝ち。単勝17200円という、1989年エリザベス女王杯のサンドピアリスに次ぐ、重賞史上歴代2位(当時)の高配当を叩き出した。

このあとスプリングSをブービー負けしてクラシック三冠に乗りこんだが、皐月賞は17着(ブービー)、日本ダービーは18着(最下位)、菊花賞も15着(最下位)。ナリタブライアンが圧倒的なパフォーマンスで三冠を達成したはるか後ろで、逆・準三冠を達成してしまう。他には1961年のヨドノハルしかいない珍記録である。しかも皐月賞最下位の馬は心房細動を起こしていたので、何事もなく走った馬の中では最下位だったというオチもつく。
しかしその一方で、この年のクラシック三冠を完走したのはナリタブライアンとサムソンビッグのみ。同期の中でただ1頭、史上最強クラスのパフォーマンスを見せた三冠馬に三冠全てで挑み、その三冠を見届けた馬ともなったのだった。

その後は特筆することもなく重賞やオープンで惨敗が続き、6歳(現5歳)からは障害競走に転向。障害デビュー戦をレコードタイムで圧勝して注目を集めたが、1年の長期休養などもあり、結局障害でも2勝を挙げたに留まり現役引退となった。

引退後は故郷のサムソン牧場で功労馬として余生を過ごすはずが、故郷がほどなく廃業してしまったこともあってか、筑波大学の馬術部で馬術競技馬となる。2008年に乗馬クラブへ移籍、2009年まで馬術競技大会に出ていた記録が確認でき、2011年頃にもクラブで乗馬をしていたという目撃情報があるが、その後の具体的な消息はよくわかっていない。競走馬の「消息不明」は廃用の婉曲表現であることが多いが、サムソンビッグの場合は最後に所属していた乗馬クラブを出たという情報もないので、単に情報が公開されなかっただけで、クラブで余生を全うした可能性は普通にある。実際のところどうなのかを知るのは関係者のみだろうが。

漫画家のよしだみほはサムソンビッグがたいそうお気に入りで、『馬なり1ハロン劇場』では、前述の三冠完走仲間というところから、友達の少ないナリタブライアンの唯一の親友というポジションを貰っていた。
ちなみに初登場回はnetkeibaのサイト上で無料公開されている[1]

詳細は当該記事へ→サムソンビッグ

関連項目

  • ウマ娘 プリティーダービー
  • ウマ娘の関連項目一覧
  • ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム
  • ナリタブライアン(ウマ娘)
  • 鹿戸雄一

脚注

  1. *第5巻収録 第27R「サムソンビッグ」
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