「あっ…害虫だと認識して思わず撃ちましたが――
あなたがご主人様ですか…?失礼しました…
ロイヤルメイド隊、軽巡洋艦シェフィールド、仰せのままに」
シェフィールド(アズールレーン)とは、サウサンプトン級(タウン級)軽巡洋艦5番艦『シェフィールド』(HMS Sheffield, 24) をモチーフとしたSTGアプリ『アズールレーン』の登場キャラクターである。
ロイヤル所属の軽巡洋艦。レアリティはSR。イラスト:玛雅G、CV:小原好美
指揮官を御主人様と呼び慕うメイド姉妹の2018年2月現在一番姉な方。
2018年2月26日より開始の期間限定イベント『凛冽なりし冬の王冠』にて実装された。
ロイヤルメイド隊のお掃除担当。極めて淡々とした言動と、冷徹な行動力でテキパキとあらゆるゴミ、塵芥を(指揮官を含めて)お掃除してくれるメイドの鑑である。
彼女の外見上の特徴は全身グレー系で統一したメイド服。妹のベルファストが胸元を大きく露出した大胆なものなのに対し、こちらはまさに英国の本家本元のメイドを思わせる清楚なもの。大きさも控えめと言いたいところだが、生ゴミにされるので黙っておこう。
これも妹と同じワンポイントとして鎖のついた鋼のチョーカーをしている。その先には逆十字[1]のロザリオがかかっている。
足元は白いガーター付きニーソックス、境目でくびれた太ももが柔らかそう。公式絵師さんの発言によると、「はいてない」そうである。下の関連静画を参照…。だが、その上に履いているブーツは鈍色に光る鋼鉄製。装備する艤装もかなり厳しさをもち、メイド服の清楚さと対比になっているようである。そして、対空砲を拳銃タイプにしたものを両手にもち、二丁拳銃のスタイルで立つその姿は、一瞬でも気を抜けば蜂の巣にされそうな闘士のオーラをまとっているようにみえる。
つまり、戦うメイドさんサイコーってことである。あっ、シェフィールド!これは違うんだ、「燃えるゴミは月・水・金」と書いてある収集車に放り込まないで!
性格面は、上でも触れたとおり無愛想、無表情。薄い金髪の前髪に右目は常に隠れており、残る左目は薄茶色(いわゆる榛色、ヘイゼル)の印象的な瞳である。寮舎では前髪をいじる仕草をすることがあり、その時に右目がちゃんとあることを確認できる。
初対面から指揮官を「害虫」と認識して、いきなり銃口を向けて撃ってくる。幸い弾は逸れたようだが、最悪の出会いである。その後も、なにかと指揮官をゴミ扱いし、始末しようと隙を伺ってくる。彼女の言うには、「ベルファストはご主人様を甘やかしすぎです」とのこと。
親密度が少し上がると、今度はお掃除のお約束として指揮官のコレクションしてる本を「見やすく並べて」くれる。もちろん薄い本も含めて。しかし、これらの行動はすべて指揮官を慕うからこその行動である。嘘だと思うなら親密度を100まで上げて確認しよう。聖母に誓って、シェフィールドが君を狙うものを全て「お掃除」してくれるに違いない。
攻撃面のステータスはさすがにベルファストに劣るものの、他は決して低い水準ではない。SRらしいなかなかのレベルにまとまっている。特に対空はアトランタ級防空型軽巡を除く軽巡洋艦の中ではトップクラスになる。
そんな彼女が保有するスキルは二つ
・艦隊の中で、自身より耐久値が低い艦へのダメージを、一回一回の着弾ごとに8%(初期3.5%)の確率で、30%(初期10%)減らす『シャイニーシェフ』[2]
・自身の主砲のクリティカル率を、12%(初期4.5%)上昇させ、クリティカル時のダメージを30%上乗せする『バレンツ海の逆襲』
限定的ではあるものの、弱い艦を守ることが出来る上に、装甲の厚い敵もバシバシとクリティカルダメージで削っていく。もちろん雷撃もかなり得意なので、手動で一撃必殺も狙える。
そして、軽巡ジャマイカと組むことで、彼女のスキル『正義の仲間たち』を発動させることが出来る。しかし、不思議と二人共そのことに触れるセリフは特にない。
主砲はせっかくのクリティカル強化スキルを活かす意味でも、攻撃を集中しやすい砲が好適である。クラップ製の150mmTbtsKC/36連装砲が最もいいチョイスといえるだろう。
設備としては、自動装填機構で手数を増やし、改良型缶で機動力を高めてやろう。あとはフッド、クイーン・エリザベスの支援効果が得られれば言うことなし…とこの辺はベルファスト同様。ロイヤルメイド隊のお掃除担当にふさわしく、海域をチリひとつ残さず片付けてやるのがよかろうなのだ。
余談だが、上記「シャイニーシェフ」のアイコンでは二丁拳銃を腕を交差させて持つ姿となっている。
つまり、「ガン=カタ」である。
シェフィールドはこれを極めることにより、攻撃効果は120%上昇、一撃必殺の技量は63%向上するのである。ウソだが。しかし、上記の内容からすればあながち全くのウソになるとも言えまい。もう一度言うが戦うメイドさんサイk…←パンパンパン[3]
大型軽巡洋艦タウン級の1グループ、サウサンプトン級の5番艦にして最終艦である。
1935年1月31日に起工し、1936年7月23日に進水、1937年8月25日に就役した。
第2次世界対戦の勃発に呼応して、デンマーク海峡の哨戒任務についた。1940年4月にドイツのノルウェー侵攻に対抗する連合軍の支援についたが、これは結果的に連合側の敗北に終わった。その年の残りはマルタに転じて地中海と大西洋で過ごすことになる。彼女のお掃除は始まったばかりであった。
1941年5月にはドイツ戦艦ビスマルクの追撃戦に参加、この時は味方であるはずのアーク・ロイヤルのソードフィッシュ雷撃機に敵艦と誤認され、危うく同士討ちになるところだった。ゲームでもアーク・ロイヤルと組むとこの事に言及している。
1942年には一時トーチ作戦でアフリカに赴くなどお掃除に忙しい日々を過ごし、12月にノルウェー北方で軽巡ジャマイカと共にR部隊を形成して船団を護衛。この時、重巡洋艦アドミラル・ヒッパーとポケット戦艦ドイッチュラント(当時はリュッツォウと改名)の率いるドイツ艦隊との戦いとなった。これがバレンツ海海戦である。彼女はジャマイカと共同で奮闘し、格上の相手に一歩も引かなかった。結局、ドイツ側は船団襲撃に失敗し、逆に駆逐艦1隻をシェフィールドに沈められてしまった。お掃除完了である。
1943年前半は欧州近海に移動し、イタリアへの上陸作戦を支援するなどした。その後は再び北極海に戻り、12月26日に北岬沖海戦に参加。重巡洋艦ノーフォーク、妹艦のベルファストと共にフォース1艦隊としてドイツ巡洋戦艦シャルンホルストと対峙した。やはり夜の闇に紛れて輸送船団を狙ってきたシャルンホルストをレーダーで捕捉。一旦撃退してみせた。しかしシャルンホルストはその後もチャンスを伺う。再び会敵した彼女たちは逃げるシャルンホルストを追いかける。やがて、戦艦デューク・オブ・ヨークとあのバレンツ海海戦での仲間である軽巡洋艦ジャマイカからなるフォース2艦隊が挟み撃ちにし、フォース2艦隊の手によってついにシャルンホルストは沈められた。またもお掃除完了である。
1944年には戦艦ティルピッツへの攻撃作戦に参加。この時は大きな戦果を上げられず、結局ティルピッツは陸上爆撃機によって沈められた。
その後は、イギリスやアメリカのボストンでの長期修理に入り、そのまま終戦を迎えた。
終戦後にはカリブ海や本国艦隊、地中海での任務が主になる。1959年には予備役に入り、1964年まで本国艦隊の旗艦を務める。お掃除はまだ続いたのである。
1967年についに退役、解体されることになった。最後は自分のお掃除を完了させて、彼女は去っていったのである。
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最終更新:2025/12/10(水) 02:00
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