シバテリウム(けものフレンズ)とは (ケモノフレンズノシバテリウムとは) [単語記事]

シバテリウム(けものフレンズ)、またはシヴァテリウム(けものフレンズ)とは、各種メディアミックスプロジェクト『けものフレンズ』に登場するアニマルガール及びフレンズ(動物が女の子になった擬人化キャラクター)である。

CV:和多田美咲(アプリ版)

概要

大昔のユーラシア大陸に生息していたキリンやオカピの仲間（キリン科）たる動物・シバテリウム(またはシヴァテリウム)のフレンズ。キリン科ではあるがオカピと同様に首や四肢は長くなく、ヘラジカのようにがっしりとした巨体を誇る動物だったとされる。また、頭部に計4本の角を持っていた。シバ/シヴァとはヒンドゥー教の最高神の1柱の事で、名前はシバの獣を意味する。

一人称は「我」、古めかしい堂々とした話し方をする。インドで破壊と再生を司る神様として崇められているシバ神の名を冠するのだが、彼女自身は一介の草食動物系フレンズで特別な事が出来るワケではないらしい。インドで最も有力な神様の名を持つが故にイメージがドンドンデカくなってしまい一人歩きしている様子。本人は名前負けしている感を気にしており、人を救う神様の名前を持つ動物(のフレンズ)なのに人生や進むべき道を迷っており、プレイヤーなどの他者に救いを求めてくる。

アプリ版では名称表記は「シバテリウム」だったが、後に下記の外見リニューアルと同時に名称の表記も「シヴァテリウム」に改められている。

外見

アプリ版の時には、他のキリン系のフレンズに似通った服装＋シカ系フレンズのように角が両端に付いた武器を持っている、というデザインだった。

だが元動物がキリンのように首が長かったわけではない（キリン科だけどキリン属ではない）事や皮膚の模様が不明である事を考慮してか、「けものフレンズプロジェクト」の公式サイト内に開設された「けもフレ図鑑」やそれ以後の関連商品内ではデザインが変更されている。

アプリ版

インドの神様の名前を冠している動物のフレンズだが、見た目にインド感は存在しない。姿はマフラーを巻いた女子高生である。

髪型は後ろ髪を切り揃えたアレンジポニーテールで、テール部分はキリンの尻尾のフサフサ部分や首の鬣部分を模していると思われる(ただし化石でしか姿が分からないシバテリウムに本当にこれらパーツがあったのかは不明、キリンを参考にした推測である)。髪の色はキリンの体皮の色を参考にしている。頭からは4本の角パーツが髪の一部という扱いで伸び出ている。

瞳の色は青色。絶滅動物の目にハイライトは無いという法則により、瞳にハイライトは入っていない。

白色のカーディガンを着込み、その下に長袖を着て、下半身にはミニスカートとタイツを履いている。長袖シャツ・スカート・タイツの色はキリンの仲間らしく斑点模様だが、皮膚の色を模したと思われるソレも現生動物を元にした想像によりものである。黒色ブーツは蹄を現している。

首にはマフラーを巻いている。キリン系フレンズは長い首をファッションと言う形で再現したマフラーを身に付けているが、シバテリウムの場合は首はそんなに長くないのに身に付けている。

キリンのように皮膚で覆われていたか・シカのように露出していたかで議論が別れる平べったい角は武器という形で再現された。

リニューアル版

「白いカーディガンを着た女子高生風の服装」「後ろ髪を切り揃えたアレンジポニーテール」といった全体の要素は変わりないものの、キリン要素が薄くなり、その分シバ神要素がさらに盛られた。

キリン模様だったミニスカートは黄色地に茶色の横縞となった。同じくキリン模様だったタイツは長さが短くなりソックスになって、上半分には斑点が残るが下半分はスカートと同じく横縞になった。

前髪の真ん中には青い模様が入っている。これはシバ神が持つという額の「第三の目」を表していると思われる。

首に巻いていたマフラーは青い蛇になっている。キリンのように首が長かったわけではないことを踏まえて、シバ神が蛇をネックレスにしていること、そしてシバ神の首が青いと言われていることを反映するようなかたちに変更したものか。

右手に持っている武器はリニューアル前は「長い柄の両端に角が付いている」というシカ系フレンズの武器に準じたものだったが、リニューアル後は「通常の槍の穂先に、両脇から包むように角が付いている」という三叉槍のような武器になった。さらに反対側の左手には砂時計のような形のものを持っている。これらは、シバ神が持っているとされる三叉槍と鼓（つづみ）だと思われる。