シャディク・ゼネリとは、テレビアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の登場人物である。
アスティカシア高等専門学園のパイロット科3年。グラスレー寮の筆頭にして決闘委員会に所属。褐色の肌、金髪碧眼の色男。
ベネリットグループ内御三家企業「グラスレー・ディフェンス・システムズ」CEOサリウス・ゼネリの養子。前述の通り学生でありながらも、サリウスの補佐としてグラスレー社業務にも携わる、次世代の幹部候補。
ベネリットグループ内の不審な動きを訝しむサリウスの指示により、スレッタ・マーキュリーやミオリネ・レンブランの学園での動向を注視している。
表向きは派手な女遊びしている軟派な男であり、グエルやエランと比べるとにこやかで人当たりも良く、スレッタに対しても「水星ちゃん」と呼び、決闘や学園内のことを教えるなどフレンドリーに接していた。だが、その本性はクレバーな野心家で自分が欲しいものを手に入れるためにはあらゆる手段を講じてくる危険な人物である。他人には自分の本性を見せようとせず、相手の信用を得ることに長けている一方で、他人を信用せず自分で物事の処理にあたろうとする傾向がある。
乗機は「ミカエリス」でパイロットとしての腕前も相当高い。彼の側近ともいえるサビーナたちグラスレー寮の女性パイロット5人組(視聴者からはシャディク隊、シャディク・ガールズと呼ばれている)との高い操縦技量と息の合った連携を駆使した団体戦を得意としている。ちなみに、シャディクの野心も含めた腹の内まで全て知っているのもシャディク隊の5人のみである。
ミオリネ・レンブランとは幼馴染の間柄であり、かつては共に事業プランを作成・提出したこともある。ミオリネに対しては特別な感情を抱いており、ミオリネを隣で守りたいという密かな願望を抱いていたが、本人に直接伝える勇気が湧かず、本心を隠しつつビジネスパートナーという立場で彼女に近づこうと探っていた。だが、ミオリネはそんなシャディクの本性を見破っており、表向きはホルダーに興味を示さずグエルとの決闘を避け続けていたまわりくどい行動から不信感を買い、遠ざけられるようになっていた。
養父であるサリウスとの関係も表向きは良好で、彼の意向に従順に従っていたが、ガンダムに対して頑なまでに断固否定の見解を持つサリウスを本音では「狭すぎる。視野も、思想も…」と評している。自身はガンダムをの可能性に期待しており、自らの手札として利用するために裏で画策している。ミオリネが立ち上げた株式会社ガンダムに妨害行為を仕掛けたのも、ミオリネとガンダムの両方を手中に収めたいというのが本音であった。
地球寮との決闘に敗れ、ミオリネに「自分がホルダーとなって守りたかった」という本心を吐露したもののもはや全ては遅かったことを悟り、潔く身を引くのだったが・・・・・。
この項目は、第10話以降に関するネタバレ成分を多分に含んでいます。 ここから下は自己責任で突っ走ってください。 |
グエルの父であるヴィム・ジェタークから持ち掛けられたミオリネの父でもあるデリング・レンブランの暗殺計画に乗ることを決断。連絡係であるニカ・ナナウラを通じて地球のテロ組織「フォルドの夜明け」に依頼してプラント・クエタに居るデリングの暗殺を実行に移す。このとき、プラント・クエタにミオリネが居ることも知っていたが、冷淡に振る舞っていた。
計画の実行はヴィムの脱出前に開始しており、共謀したと見られたヴィムをも騙していた。結果、暗殺は失敗に終わったもののデリングは重傷を負い、ヴィムは息子であるグエルによって悲劇的な最期を迎え、さらにはスレッタによる「やめな…さい!」など多くの惨劇を産んだプラント・クエタ襲撃事件の黒幕となるのだった。
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最終更新:2024/04/19(金) 12:00
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