シャベル(Shovel、和名:円匙(えんし、えんぴ))とは、武器の一種である。ショベルとも。
本来は大きいほうがシャベル、小さいほうがスコップと言われているが、誤用により意味が逆になっている地域もある。
そもそもシャベル(Shovel)は英語、スコップ(Schop)はオランダ語の呼び方であり、意味としては同じである。
JIS規格ではさじ部の手前側が平行なものをシャベル、丸くなっているのがスコップということになっている。
いずれにせよ、シャベルもスコップも土を掻き分けて別な場所に移動させるための工具である。
また硬い土を掘り砕くための剣先シャベル・柔らかい土や砂を移すための角シャベル・雪かき用のプラスチック製シャベル、園芸用に用いられる小さな移植ごてなどといった種類がある。
塹壕を掘ったり排泄物を埋めるために兵士がシャベルを携行している場合もある。
そこそこ長く、さじ部が金属製で盾としても使え、片手でも両手でも扱えるため、各国の軍隊は有事の白兵戦においてシャベルをも武器として扱えるように教練していることが多い。
わけてもロシア(ソ連)はシャベル術に熱心であり、往時の赤軍は37mm軽迫撃砲という、迫撃砲とシャベルを合体させた土木兵器を製作・使用していたという。現代のロシアでも関連動画に示すようにシャベル術にかけては熱心である。
中国でも軍用シャベルが開発されているあたり、共産圏では必須の携行武器なのかもしれない。
ニコニコ動画ではシャベルを利用した軍民両方の動画があるが、「JISなんてしったこっちゃねえ!」といわんばかりに両語の誤用が多い。
また、SS界隈においてはSSを次々に読み漁る行為を「掘る」と表現し、それを行う人間がスコップを携えているということになっている。→SS用語一覧
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最終更新:2024/04/25(木) 20:00
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