シャンタウ星域の戦い 単語


ニコニコ動画でシャンタウ星域の戦いの動画を見に行く

シャンタウセイイキノタタカイ

2.2千文字の記事
これはリビジョン 3421722 の記事です。
内容が古い・もしくは誤っている可能性があります。
最新版をみる
銀河英雄伝説戦闘
リップシュタット戦役
シャンタウ星域の戦い
基本情報
時期 帝国488年 7月上旬ごろ
地点 銀河帝国シャンタウ
結果 リップシュタット貴族連合軍の勝利
詳細情報
交戦勢力
リップシュタット貴族連合 ゴールデンバウム朝銀河帝国
指揮官
ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将 オスカー・フォン・ロイエンタール大将
リップシュタット戦役
オーディン制圧
ルテナ会戦 - レンテンベルク要塞攻防戦 - 
キフォイザー星域の会戦 - シャンタウ星域の戦い - 
イエスブルク要塞の戦い - ヴェスターラントの虐殺 - 
ローエンラム侯暗殺未遂事件 - オーディン再制圧
前の戦闘 次の戦闘
レンテンベルク要塞攻防戦 ガイエスブルク要塞の戦い

シャンタウ星域の戦いとは、「銀河英雄伝説」の戦闘の一つである。

概要

帝国488年、リップシュタット戦役における、銀河帝国軍(リヒテンラーデ=ローエンラム枢軸/討伐軍)とリップシュタット貴族連合貴族連合軍)との間に発生した戦闘

戦略的意義にとぼしい戦闘ではあったものの、初戦であるアルテナ会戦以来敗北を続けてきたリップシュタット貴族連合軍にとって最初の勝利となった。

経緯

アルテナ会戦ののち、討伐軍は貴族連合軍の本拠地であるガイエスブルク要塞をさして進撃をつづけた。このうち、オスカー・フォン・ロイエンタール大将の率いる艦隊は討伐軍側の勢力拡大にともなってシャンタウ域に進出した。

これに対し貴族連合軍は、堅実な用兵で知られる実戦総司令官ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ上級大将が大軍を率いて直接前線に出戦。シャンタウ域において貴族連合軍とロイエンタール艦隊との戦闘が発生した。

戦闘経過

従前の戦闘とことなり、メルカッツ上級大将が血気盛んな大軍を直接効率的に統率しえたため、貴族連合軍はりある攻撃と統一された動きによって、数に劣るロイエンタール艦隊に対し三次にわたる攻勢を実施するにいたった。ロイエンタール艦隊はこれをいずれも撃退したものの、貴族連合軍の攻勢の前に意外なほどの損を受けた。

ロイエンタール大将貴族連合軍の指揮官把握していなかったが、戦況から対手が老練のメルカッツ上級大将に替わったことを推測。その力と彼の兵力差の不利から、これまでのような圧倒的な勝利不可能であり、シャンタウ域防衛のためには多大な犠牲が必要となることを認識して域の放棄を決断する。この選択は貴族連合軍に初の勝利を与えるかたちになるものの、死守するための犠牲は同域の戦略的重要性に見合うものではないという判断であった。

7月9日、後退の準備としてロイエンタール艦隊は全方面で攻勢を実施する。戦線数カ所へ兵力を集中したロイエンタール艦隊に対し、貴族連合軍は艦列を崩すことなく迎撃にうつり、ロイエンタール艦隊の攻勢限界にあわせて反撃を開始した。これを受けたロイエンタール大将は戦列中央の後退と両の横展開によって艦隊を形に再編成し、貴族連合軍の突出を誘うかのような体勢を作り上げたが、これは撤退を容易にするための偽装であった。

ロイエンタール艦隊の再編成はメルカッツ艦隊部からも明瞭に見て取れたため、諸参謀も突出の危険性を具申している。メルカッツ上級大将はその動きの不自然さからむしろロイエンタール艦隊が後退する可性を予測していたが、貴族連合軍全体が持つ秩序さへの懸念から戦術的に慎重方針をとらざるをえず、またロイエンタール艦隊の撃滅を戦略的としているわけではないこともあって、参謀の意見を受け入れ追撃を緩和した。ロイエンタール艦隊はその後も慎重に形を維持して追撃に備えつつの後退を続けたが、域外縁部に達すると一転して球形を形成し、最大限の速力で撤退にうつった。

結果

この戦闘により、シャンタウ域は貴族連合軍の支配領域として確保された。

ロイエンタール大将シャンタウ域を放棄した理由は討伐軍を総揮する帝国軍最高ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥も理解するところであったため、その敗北は問題とはされず、むしろロイエンタール大将が示した戦略レベルの視野が高く評価されることなった。以後、討伐軍は敵将メルカッツ上級大将の力量を認めたうえで、その手腕を十分にふるわせないことに重きを置くこととなる。

いっぽう、貴族連合軍は戦役中初の勝利に湧きたち、その立役者であるメルカッツ上級大将を全面的に賞賛した。当のメルカッツ上級大将は、自軍の勝利というよりもロイエンタール艦隊が域を放棄したにすぎないとして貴族たちの楽観を諌めたが、勝利をさすかたちとなったこの諫言は貴族連合内の空気を転換するにはいたらなかった。

この戦闘ののち、7月末には貴族たちを挑発する「決戦状」がローエンラム元帥から貴族連合のもとに送付され、リップシュタット戦役戦場ガイエスブルク要塞周辺へと移っていくこととなる。

描写

原作では本伝第2巻『野望篇』第六章「勇気と忠」中盤で描写。同章後半で描写されるガイエスブルク要塞の戦い緒戦への導入となっている。

石黒監督OVAでは第22話「勇気と忠」中盤、Die Neue Theseでは第20話「惨劇」中盤で描写される。

関連動画

関連項目

関連記事

親記事

子記事

  • なし

兄弟記事

おすすめトレンド

ニコニ広告で宣伝された記事

記事と一緒に動画もおすすめ!
もっと見る

急上昇ワード改

最終更新:2025/12/09(火) 14:00

ほめられた記事

最終更新:2025/12/09(火) 13:00

ウォッチリストに追加しました!

すでにウォッチリストに
入っています。

OK

追加に失敗しました。

OK

追加にはログインが必要です。

           

ほめた!

すでにほめています。

すでにほめています。

ほめるを取消しました。

OK

ほめるに失敗しました。

OK

ほめるの取消しに失敗しました。

OK

ほめるにはログインが必要です。

タグ編集にはログインが必要です。

タグ編集には利用規約の同意が必要です。

TOP