シュヴァルグラン(ウマ娘)とは (シュヴァルグランとは) [単語記事]

……いつか必ず、叶えてみせます。僕だって……！

シュヴァルグラン(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』の登場キャラクター。

実在の競走馬「シュヴァルグラン」をモチーフとするウマ娘である。CV：？？？

概要

誕生日：3月14日　身長：160cm　体重：安定感○　スリーサイズ：B85・W56・H80

内向的で物静か、そして才能ある姉と妹に大きなコンプレックスを抱いている真ん中っ子。
いつか2人を超え、自分の実力を認めさせるべくがむしゃらに努力する日々を過ごしている。
姉と妹とは仲が悪い……わけではないが、2人は華やかな気質のため、集まると少し浮く。

プロフィール（ウマ娘ポータルサイト）より

2022年2月22日に公開された、アプリ版リリース1周年記念のスペシャルショートアニメにて、サトノグループの「クラちゃん」、およびアストンマーチャンとともに初お披露目となったウマ娘。

アストンマーチャンがアニメ公開後すぐにバ名が出たのに対し、「クラちゃん」および彼女は公式ページでも「？？？」扱いだったため、モチーフ馬予想が盛んに行われた。アニメ冒頭の教室の場面でキタサンブラックの前の席にいることから、「キタサンブラックの同期のライバル」「栗毛」「流星」、そして外見上の大きな特徴である「水兵帽」とその配色から、横浜ベイスターズやメジャーリーグで活躍した投手・佐々木主浩が馬主であるシュヴァルグランではないか、と予想された。しかしその後、実に8ヶ月以上にわたって追加情報が出ないまま時が過ぎ、「帽子の子」と呼ばれ続ける状況が続く。
2022年11月5日、4thイベント1st DAYにて、サトノクラウンおよびメジロラモーヌとともにようやく詳細が発表された。

プロフィールにある姉と妹というのは、それぞれ2012年の牝馬三冠を全てジェンティルドンナの2着に敗れ、その後ヴィクトリアマイルを連覇した半姉のヴィルシーナと、2016年の秋華賞馬で2017年のドバイターフを勝った半妹のヴィブロスのことと思われる。この姉と妹にコンプレックスを抱いているというのは、3歳から活躍した2頭に対し、自身はクラシックには縁が無かったことによるものだろう。3頭とも佐々木主浩の所有馬であるため、今後この2頭もウマ娘化される可能性はある。

史実

2010年代後半のGⅠ戦線で息の長い活躍を続け、2017年のジャパンカップを制した「偉大な馬」。

2012年生まれ。父ハーツクライ、母ハルーワスウィート。母は生まれつき尻尾がないという極めて珍しい特徴を持った馬で、戦績的には普通の条件馬だがファンが多かった。ハマの大魔神こと佐々木主浩もそのひとりで、馬主となったらハルーワスウィートの産駒を絶対に所有すると決めており、その熱意の甲斐あってハルーワスウィート産駒は全て佐々木の所有となり、第4仔である彼ももちろんその1頭である。ちなみに彼を含むハルーワスウィートの子供にはちゃんと尻尾がある。

2014年9月にデビュー。2戦目で勝ち上がるが、その後は勝ちきれないレースが続き、毎日杯5着、京都新聞杯8着と前哨戦を連敗してクラシックを断念。
秋になって条件戦を3連勝してオープン入りすると、4歳となった2016年、日経新春杯2着、続く阪神大賞典を制して重賞初制覇。天皇賞(春)に3番人気で乗りこんだが、2番人気の同期の菊花賞馬・キタサンブラックに蹴散らされて3着に敗れる。秋にアルゼンチン共和国杯で重賞2勝目を挙げるが、GⅠでは宝塚記念はマリアライトの9着、ジャパンカップはまたもキタサンブラックの3着、有馬記念はサトノダイヤモンドの6着。
5歳となった2017年も阪神大賞典2着、天皇賞(春)はまたしてもキタサンブラックの2着、宝塚記念はサトノクラウンの8着。秋も京都大賞典3着と勝ちきれないレースが続いたが、ジャパンカップでついに逃げるキタサンブラックを差し切り、悲願のGⅠ初制覇を果たした。

キタサンブラックが引退した6歳以降はまた勝ちきれない戦いが続き、7歳時は海外を転戦するも、結局ジャパンカップが最後の勝利となり、7歳の有馬記念6着を最後に引退。

通算33戦7勝。重賞勝ちはジャパンカップ、阪神大賞典、アルゼンチン共和国杯の3つに留まったが、7歳までGⅠ戦線でコツコツと掲示板入りを重ねた結果、稼いだ賞金は国内だけで10億円。海外を含めると11億円を超えており、馬名の通り彼もまた「偉大な馬」であった。

引退後は種牡馬入り。産駒は2023年からデビューする。

詳細は当該記事へ→シュヴァルグラン