――与えられた使命は勝利。――それを遂行する。
シンボリクリスエス(ウマ娘)とは、Cygamesのメディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』の登場キャラクター。
実在の競走馬「シンボリクリスエス」をモチーフとするウマ娘である。
CV:春川芽生
誕生日:1月21日 身長:170cm 体重:圧巻 スリーサイズ:B91・W58・H88
感情の起伏に乏しく、寡黙で、
レースに関しては効率と勝率を最重要視する海外からの留学生――
『仕事人』ともいうべきその風貌から怖がられてしまうことも多いが、
彼女が結果にこだわるのは、自身に関わった者たちへの義を果たすため。
つまりは、気高い精神の持ち主なのだ。
2022年5月5日に開催したウマ娘4thイベント「SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2の中で、タニノギムレットとともにキャラクタービジュアル・担当声優が公開された。(ライブの発表まとめ)
モチーフ馬がいる実名ウマ娘としてはヒシアマゾン以来の褐色肌の持ち主。モチーフ馬が「漆黒の帝王」と呼ばれた真っ黒な馬体の持ち主だったので、それを反映しての色黒ということだろう。父クリスエスから受け継いだ特徴的な耳の形(通称「ボリクリ耳」。子孫にも遺伝している)もしっかり再現されている。
2022年秋公開予定のショートアニメ「うまゆる」では、ティザービジュアルに起用されている。
漆黒の帝王
史上初の天皇賞(秋)連覇(2022年現在でも彼以外はGⅠ9勝を挙げたアーモンドアイのみ)とグラスワンダー以来の有馬記念連覇を成し遂げ[1]、種牡馬としても現在の競走馬血統に多大な影響を与え続けている、いわば米国からの刺客ともいうべき存在。
父はクリスエス、母はティーケイ。母父はゴールドメリディアン。
当時米国重視の路線へ舵を切ったシンボリ牧場がセリで買った母馬が子を受胎しており、そのまま委託先の米国ケンタッキー州レキシントンにあるミルリッジファームにて生まれたのがこの馬にあたる。と言っても当初のオーナー側からの評価は「脚が長くて、ひょろっとしていて頼りない」とあまり期待されてはおらず、一度幼駒セールに出されるも、やはり評価は宜しくなかったのか希望価格に届かず売れ残ってしまう。
日本に持ち込まれた背景も別にこの馬を見込んでのものでもなく、本来来日が予定されていた別の馬[2]が突然亡くなってしまったためであった。この馬を管理していた藤沢和雄調教師も「思い切り追い切りが出来ない疲れやすい体質」と評しており、馬体の仕上がりや体質部分に関しては、現役時代を通して悩まされ続けてたようだ。
デビュー後、しばらくパッとしない時期が続いたものの、GⅡ青葉賞を快勝しダービーへの切符を手に入れる。本番の日本ダービーではタニノギムレットにわずかに差し切られ2着。あちらはダービー後に屈腱炎を発症し引退したため、結果的にこれが最初で最後の対決となった。
その後、神戸新聞杯で皐月賞馬のノーリーズンを破った後、菊花賞ではなく古馬との対決になる天皇賞秋を選択。メンバー中唯一の3歳馬としての参戦ながら、牝馬2冠テイエムオーシャン、3年前に菊花賞を制した古豪・ナリタトップロードらを抑えてGⅠ初勝利[3]。
次に出走したジャパンカップでは1番人気に支持されるも、出遅れが響いて3着。続く有馬記念ではここまで無敗の秋華賞・エリザベス女王杯勝ち馬、3歳牝馬のファインモーションと人気を分け合う形に。レース本番では(これ以降4度に渡って対決することとなる)宿敵・タップダンスシチーをゴール前で半馬身差に捉えてGⅠ2勝目。これらの結果を受けて、3歳馬ながらこの年の年度代表馬(と最優秀3歳牡馬)に選出されている。
年が明けた4歳時、今年1年での引退と種牡馬入りが明言される。始動戦となった宝塚記念では1番人気に推されるものの、同期の菊花賞馬にして伏兵・ヒシミラクルの5着。
その速さに疑問符が付く中での次走天皇賞(秋)ではコースレコードを更新すると共に史上初の連覇を達成。昨年のリベンジを狙うジャパンカップでは、タップダンスシチーの後続に9馬身差をつけるとてつもない大逃げを捉えきれずに3着。
そこからのラストランとなった有馬記念では、同じく後続に9馬身差をつけて叩き返すように圧勝。この着差は2022年現在でも「有馬記念の最大着差記録」として残っている[4]。総計GⅠ4勝。加えて翌年でも選出された2年連続の年度代表馬の実績をもって、競走馬生活への別れと種牡馬入りへの花道を飾った。
種牡馬としての代表産駒は、自身が勝てなかったジャパンカップを制し、デアリングタクトやエフフォーリアを輩出して種牡馬として大活躍中のエピファネイア。ダートでもGⅠ級3勝のサクセスブロッケン、GⅠ級4勝を挙げたルヴァンスレーヴといった面子がいる。障害でも重賞2勝のアップトゥデイトとオジュウチョウサンの被害者サナシオンなどがいたりする。この様にコンスタントに活躍馬を輩出したこともあって、最終的に産駒JRA通算勝利数が1000勝を越える大種牡馬にまで上り詰めている。
産駒の活躍馬は牡馬に偏ったが(中央および交流重賞の勝ち馬は全て牡馬)、母父としても優秀で、障害の絶対王者オジュウチョウサンを筆頭に、レイデオロ、アルクトス、アカイイトといったGⅠ馬の血統表に名を刻む。ニコニコ的には、リアルダビスタ企画の繁殖牝馬・シュシュブリーズの母父。
種牡馬引退後、蹄葉炎を患い2020年12月8日に死去。享年21歳。
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最終更新:2025/12/08(月) 02:00
最終更新:2025/12/08(月) 02:00
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