本当の悪は笑顔の中にある
ジョーカー(映画)とは、DCコミックスに登場するヴィラン、ジョーカーを主人公にしたスリラー映画である。
| JOKER/ジョーカー | |
| 基本情報 | |
|---|---|
| 監督/脚本 | トッド・フィリップス |
| 脚本 | スコット・シルヴァー |
| 音楽 | ヒドゥル・グドナドッティル |
| 製作総指揮 | マイケル・E・ウスラン ウォルター・ハマダ アーロン・L・ギルバート ジョセフ・ガーナー リチャード・バラッタ ブルース・バーマン |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 | 2019年10月4日(日米) |
| レーティング | R+15指定 |
| 映画テンプレート | |
2019年10月4日に日米同時公開。監督に「ハングオーバー!」シリーズを手掛けたトッド・フィリップス、主演にゴールデングローブ賞主演男優賞などを数多く受賞した名優、ホアキン・フェニックスを迎えて製作された。
DCの主力作品である「バットマン」に登場するスーパーヴィラン・ジョーカーのオリジンを、第1作公開当時展開されていたDCエクステンデッド・ユニバースの時系列とはまた異なる世界観で描く。
制作費は僅か5500万ドルという低予算ながらも、孤独な男が巨悪へ変貌していく様を表現したホアキンの狂演、マーティン・スコセッシの作品に影響を受けたという脚本や、ニューヨークを中心としたロケーションによる闇の深いゴッサムシティの世界観を映画で表現。2019年度のヴェネチア国際映画祭での金獅子賞を皮切りに人気が爆発し、低予算映画では「ボヘミアン・ラプソディ」に次ぐ利益率となる世界興行収入9億ドルを叩き出した。日本国内でも興行収入が11月時点で50億円を突破し、R-15指定映画では異例のメガヒットを記録した。後にリリースされたBlu-Ray、DVDでは劇場未収録の日本語吹き替え版が新規収録されている。翌年の各映画賞ではホアキンがゴールデングローブ賞、アカデミー賞の主演男優賞を受賞。後者では作曲賞も受賞している。
予告編やポスターにも登場している、ロケ地のNYはブロンクス地区にある階段は本作で一躍観光名所となり、SNS映えを求めて観光客が足を運んでいる。
続編『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は2024年10月4日全米公開。日本では翌週の2024年10月11日公開で、前作では予定に無かった吹替版との同時上映。タイトルのFolie a Deuxはフランス語で「感応精神病」を意味している。
レディ・ガガがハーレイ・クインを演じる事がアナウンスされており、ジョーカーに魅せられたハーレイが如何に彼の狂気に染まるかが描かれる模様。
しかし、前作の約4倍もの製作費をつぎ込んだ本作の蓋を開けてみると前作を鑑賞したファンを中心に賛否両論では片づけられないほどの拒絶反応が飛び交い、ロッテントマトのメタスコアは批評家・観客共に30%台前半という壊滅的な水準。シネマスコア者による出口調査での観客評価もDランクと、『ファンタスティック・フォー』リブート版のC-にも劣るアメコミ映画史上ワースト記録となった。
この厳しい批評が足を引っ張ったのか全米の初動も前作の半分にも満たないという鈍い出足で、2週目の興行収入は初週のわずか19%未満にまで急落。順位も一気に4位にまで下降し、1か月前から公開されている『ビートルジュースビートルジュース』にも抜かれる事態となった。なお、2週目における興収下落幅は2023年公開の『マーベルズ』をも上回り、こちらもアメコミ映画ワーストとされる。
以上の惨状から、ゴールデングローブ・アカデミー両賞に輝いた前作から一転、ラジー賞もささやかれるほどの転落劇を迎えてしまっている。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 11:00
最終更新:2025/12/07(日) 11:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。