スクリーントーンとは、マンガを描くときに使う模様の入ったフィルムである。
同じパターンの模様や複雑な模様を手描きで描いていては大変な手間が掛かる。そんな時に便利なのがスクリーントーンである。
原稿の上にトーンフィルムをかぶせ、必要な部分だけを残してカッターナイフで切り取って使用する。
等間隔に配列された模様を使い、手間を省くだけではなく表現の幅を広げることもできる。
また、濃度が徐々に変わるグラデトーン、多種多様の小さな模様がある柄トーンなど、色々な種類がある。
元々はグラフィック・デザインに使用されていたが、1950年代に漫画家が使用を始め、一気に業界に広まっていった。
作画には膨大な手間と時間が掛かるので、少しでも手間を省きたかったことが大きな要因と思われる。
細かい描写に打ち込むのも、好きな人にとっては楽しい作業であろう。
NHKの朝ドラ「半分、青い」の主人公が、マンガに挑戦したのはよいがスクリーントーンを知らずに一生懸命手描きするシーンが話題になった。
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最終更新:2024/04/26(金) 02:00
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