スタージョンの法則とは、SF作家シオドア・スタージョンの提唱した法則である。
文学に関するパネルディスカッションで「SFの90%はクズじゃないか」と批判されたスタージョンが「それならば、あらゆるものの90%はクズだ」と反論したことが起源であるとされる。
これは、一部を取り上げて全体がそうであるかのように非難する論調に対しての逆批判として極めて有用であるため、それ以後も様々な場所で用いられている。
例1:ニコニコにある動画の90%はクズである。そしてあらゆるものの90%はクズである。
例2:ニコニコ大百科にある記事の90%はクズである。そしてあらゆるものの90%はクズである。
実は、本来スタージョンの提唱した法則は「常に絶対的であるものは存在しない」 ("Nothing is always absolutely so.")というものなのであるが、どうしたものかこちらはほとんど使われていない。
したがって、注釈無しの「スタージョンの法則」にこちらの意味が使われる場合はほぼないと考えてよい。
なお、創作においてはこうした駄作とも言える作品は、名作を含むジャンルでは必ず多く存在する。名作はこれら駄作、凡作から修練を得て成り立つものも多い故に、常に名作ばかりというジャンルではジャンル自体の将来性に危険が生じやすい。
急上昇ワード改
最終更新:2025/12/07(日) 22:00
最終更新:2025/12/07(日) 22:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。