セレスト(ユニコーンオーバーロード)

セレスト(ユニコーンオーバーロード)とは、ゲーム『ユニコーンオーバーロード』の登場人物である。CV:赤尾ひかる

概要

「お願いです…どうか町の人たちを救ってください」

エルヘイム編のサブクエスト「流転の賊」に登場するグリフォンルーラーの少女。ゼノイラ帝国の支配に抵抗するエルヘイム義勇軍の団長でもある。ゼノイラ軍が招き入れた黒爪盗賊団が、キウルクッカの町に住むエルフを拘束して売り飛ばそうと画策しており、その企みを阻止するべくアレイン率いる解放軍に助力を乞う。アレインたちもまた黒爪盗賊団との因縁があったため快諾。彼らと共同戦線を張る事になった。

コルニア編のサブクエスト「孤高の反抗者」と「天翼騎士」で、それぞれギャメルとマンドランを見逃したかどうかで若干展開が異なる。見逃していた場合は義勇軍の一員として二人が登場。アレインに見逃されて改心した彼らは盗賊団から足を洗って義勇軍に入ったのだという。この場合は味方ユニットとして操作可能。逆にギャメルを自警団に引き渡したり、マンドランを処刑していると、ギャメル(生存している場合はマンドランも)が敵将として出現する。ちなみに「孤高の反抗者」をクリアしない変則プレイを行った場合、セレストがフィールド上に登場せず「流転の賊」を始められない仕様がある。

黒爪盗賊団は町までの細い一本道に幾重にも防衛線を敷いており、更にゼノイラ軍からの応援部隊も得ているなどコルニアの時よりも強大になっていたが、解放軍とセレストの同時攻撃を受けて敗北。捕まっていたエルフは全員自由の身となった。目的を達成したセレストは自ら解放軍への参加をアレインに希望し、認められた事で仲間に加わる。

人物像

グリフォンを神聖視する村の出身。パッと見だとエルフと見間違えやすいが正真正銘人間であり、人間の彼女がエルヘイムにいた理由については詳しく語られていない。コルニアが滅亡した時にエルヘイムが人間の難民を受け入れていたのでこの時に移住したか、グリフォンを駆って空からエルヘイムに入ったと思われる。好物は鶏肉。村のしきたりであまり食べられなかったらしい。純粋無垢な性格をしており、苦しむ人を助けたい一心で各地を回ってゼノイラ軍や盗賊団と戦う聖人。実際エルヘイムでは義勇軍を率いてゼノイラ軍と戦い、エルフを売りさばこうとしていたギャメルに対しても「私は大切な人を守るために あなたたちと戦いました」「あなたも妹を救うために命懸けだったのでしょう？」「そこまで妹さんを大切に思っているなら」「妹さんが元気になれば もう悪いことはしないと思うんです」と救いの手を差し伸べる。仲間加入ルートだと襲われていたギャメルの故郷を救っており彼が義勇軍に入るきっかけを作った。

父親は腕の良い医者。ギャメル未加入ルートでは、病に苦しむ彼の妹を救うためセレストは父親宛ての手紙を書き、それを持って妹と父親のもとに訪ねるよう促している。思わぬ救いを得たギャメルは「すまなかった 恩に着る」と感謝の言葉を述べながら去っていった(加入ルートでは義勇軍に入った時点で妹の病気が治っていたためこのやり取りは無い)。父親が医者である事、ギャメルに「世間知らずのお嬢」と呼ばれている事から、貴族の令嬢である可能性がある。

アレインと一緒にいると極度に緊張してしまう性質がある。このため食事会では味が分からなくなって塩や胡椒などの調味料を大量にかけてしまったり、会話しているだけでも風邪を疑われるレベルで体が熱くなるほど。ただ顔には全くと言って良いほど出ないので気付きにくい。アレインとの親密度会話で、徐々に慣らしていくべく毎朝顔を合わせて握手する訓練を重ねた結果、何とか平熱程度にまで収まったとか。彼女曰く、彼の手を取ると一時だけ童話のお姫様のような気分に浸れるという。

関連人物

• ギャメル、マンドラン
  加入ルートではエルヘイム義勇軍の協力者、未加入ルートだと敵対した盗賊。いずれのルートでもセレストが大きな影響を与えた人物である。ギャメルとの親密度会話において彼はセレストに大きな恩を感じており、ささやかな恩返しのため彼女が探していた友人を見つけ出して再会させた(幸運にも友人は黒爪盗賊団の元団員だったのでギャメルの立場なら容易に探し出す事が可能だった)。友人からの話を聞いてギャメルが団長として優しかった事をセレストは理解し、ギャメルはまだこの程度では恩を返し切れていないと語るなど、良好な関係を築けている。

関連項目

• ユニコーンオーバーロード