ソーラーセイル実証機「IKAROS」とは、H2Aロケット17号機で金星探査機「あかつき」と共に打ち上げられた、実証試験機である。
正式名称は小型ソーラー電力セイル実証機「IKAROS」。
ソーラーセイル実証機「IKAROS」は、その名の通りソーラーセイル(太陽帆)の実証を行うことを目的とした機体である。ソーラーセイルの構想自体は100年前から存在していたが、その開発はかなり困難であり、宇宙空間に至った実証機としては世界初となる。
ソーラーセイルの開発で苦労したのは、宇宙空間の過酷な環境に耐える軽量かつ薄い帆に使用出来る素材の開発と、宇宙空間での帆の展開をどうするかという点である。「IKAROS」の帆には0.0075mmのポリイミド樹脂が採用され、折りたたまれて収納されている。そして本体をスピンさせることによって遠心力を生み出し、帆を展開する予定である。
なお、ソーラーセイルには薄膜太陽電池が付けられており、こちらの実証試験も兼ねて行う。
ソーラーセイル実証機としては「IKAROS」が世界初となるが、運用トラブルによりソーラーセイル効果による姿勢制御を行った機体としては、小惑星探査機「はやぶさ」がある。
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最終更新:2025/12/10(水) 04:00
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