デイジー姫とは、マリオシリーズに登場するキャラクターである。
スーパーマリオランド(1989年/ゲームボーイ)にて初登場。同作品の舞台であるサラサ・ランドのお姫様で黄色のドレスと茶色の髪が特徴。花のマークをシンボルにしている。
実はヨッシー(1990年)やワリオ(1992年)よりも登場が早いかなりの古株キャラクターである。
当初はまさにピーチ姫の色違いで特徴らしい特徴も無く、他作品への出演機会にも恵まれなかった。
マリオテニス64にて「人型のキャラクターが足りない」という理由で引っ張り出され、久々に日の目を見る事となる。
マリオパーティ4にて丸顔・大きな目・カールのかかったセミロングヘアという現在の見た目に変更され
その後も明るく活発・おてんば・わがまま・怪力・直情的と徐々にピーチ姫との差別化が図られた。
(逆にデイジー姫が登場してからのピーチ姫は徐々に大人しくなっていった)
パーティ・スポーツ系の数多くの作品に出演し、現在ではマリオファミリーのレギュラーキャラとして定着している。
しかし、出番といえばそのジャンルぐらいで、ジャンル外の作品ではスーパーマリオランドしかない。
宮本茂氏がピーチ以外のお姫様キャラ否定派らしいと言われているが、じゃあロゼッタ[1]は何だというのか…。
コミックボンボンに連載されていた本山一城氏によるマリオシリーズのコミカライズでは、マリオランドのヒロインを務めた後も準レギュラーとして登場し続けていた。
マリオとピーチとの三角関係になったり、なんだかんだでルイージと良い感じになったりといろんな意味で目が離せない活躍であった。ゲームでのデイジーのキャラに少なからず影響をあたえたという説もあるが、このマンガではピーチ姫も負けず劣らずのおてんばキャラである。
海外版のマリオシリーズでは、ピーチ姫の名前がゲーム中で表示される機会がなく(PRINCESSとしか表示されない) マリオランドでは「DAISY!」と何度も名前で呼んだため、海外ではピーチ姫の本名をデイジーと勘違いした人が多かったという。実写映画でピーチを差し置いてヒロイン役を務めた事[2]もそれを後押ししていたと言える。
元々スーパーマリオランドのヒロイン役も従来通りピーチ姫が務める予定だったが、当時の任天堂アメリカから
「『peach』という単語には卑猥なイメージがある」とクレームがついたため急遽考案されたという説がある。
しかし、当時のピーチ姫の海外名は『Princess Toadstool(キノコ姫)』であり、『Princess Peach』という名前が初めて登場した「ヨッシーのロードハンティング」は1993年、スーパーマリオ64で名前が統一されたのは1996年のことなので、この説には疑問が残る。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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