デクの樹サマとは、『ゼルダの伝説 時のオカリナ』登場するリンクの育ての親兼ダンジョンである。
ここでは別のシリーズでのデクの樹サマや関係するキャラクターについても説明する。
巨大で太く葉を広げた広葉樹のような見た目の森の精霊で幹に老人の顔のようなものがありその姿は )谷( と表される。禁断の森とも呼ばれるコキリの森の奥に佇み、人を拒み森を守ることで外界をも守っているらしい。事実、大人時代には森は魔物だらけになっている。
デクの樹を自称し、周りからはデクの樹サマと呼ばれる。「木偶の樹様」や「デクの木様」ましてや「デクの貴様」では無い。
自らが生み出したコキリ族からは父または守り神とした慕われている。また妖精にも慕われているようで、デクの樹サマの周辺にはたくさんの妖精が飛んでいる。
時のオカリナはデクの樹サマの語りから物語が始まる。コキリ族の集落に住むリンクにナビィを遣わせて自分の元へ呼び出すと、リンクが悪夢を見るのはハイラルに迫る邪悪の気配をリンクが感じ取っているからであること、自身が呪いによって蝕まれていることを伝え、勇気を試すためにも体内へ行き呪いを解いてくれるようにリンクに言う。その体内こそが一つ目のダンジョン"デクの樹サマの中"である。
体内は魔物の住処になってしまっており蜘蛛の巣だらけである。何故か火のついた燭台やら格子付きの水路やら墓やらがあったりするが呪い以前に大丈夫なのだろうか?
呪いの根源であるゴーマを倒すことでデクの樹サマの呪いは解けるも呪いで蝕まれた命までは戻らず、リンクの行くべき道とコキリの翡翠をたくして死んでしまう。
この死亡時の不気味な音と共に生気を失っていくデクの樹サマの様子は当時の子供に恐怖を与え、場合によってはトラウマになっている。まあ人によってはデクの樹サマそのものが怖く見えるのだが。
ハイリア人のリンクがコキリ族として育てられたのは深手を負いつつも戦火から逃れてきたリンクの母親がデクの樹サマにリンクを託そうとし、デクの樹サマもリンクが世界を善い方向へ導くことを感じ取って引き受けたからであり、陰ながらハイラルにとってかなりの功労者である。
デクの樹サマの所までたどり着けた母親は一体…
物語が進んで森の神殿をクリアすると神殿の呪いが解け、デクの樹サマの傍にデクの樹のコドモが生まれてくる。リンクに上記の出自を伝えることが役目だと語っているが、それだけではなくコキリ族の女性によるとコドモが生まれたことによって森が元通りになるらしい。
ゼルダ無双ではこの時のオカリナの姿で登場。「フィローネの森」ステージで砦の一つでレジェンドモードのストーリーではハイラル軍の拠点となっているが、敵の作戦で火をつけられて全焼しかけたり、ゴーマに襲われたりと散々な目に遭っている。
ラナの武器「大樹」の攻撃の中にはデクの樹サマを地面から出現させたり、デクの樹のコドモによる体当たりなどがある。
時なオカリナの七年後世界から遥かな未来の世界である風のタクトにもデクの樹サマは登場する。時のオカリナのデクの樹サマとは別人で、森の島と呼ばれる筒状の島の中に住んでいる。カートゥーンな世界に合わせて 顔のようなに見えるもの ではなく 顔 が存在する。しかも表情がよく動く
時のオカリナのデクの樹サマと比べると筒のようになって日光が少ない広間の形に合わせてかとても細長く伸びている。
チュチュの集団に寄生されており、全滅させると会話になるのだが、緑の服に懐かしさを覚えて古い言葉(ハイリア語)で話しかけてくるもリンクが理解できないことに気づいて現代語に切り替えてくれる。
コキリ族は海の世界に適応する為に見た目が大きく変化してコログ族となった。デクの樹サマは各地の島々に森の樹を植える儀式をコログ達にさせているのだが、儀式の前にマコレが禁断の森に落ちたと知らせられるとリンクにひねり出して作られた「デクの葉」を渡してマコレの救出をお願いしてくる。無事救出するとフロルの神珠を授けてくれる。
ちなみに最初のハイラル語の内容は
| お前の その格好 もしや 伝説の 時の勇者か? 国王は ついに 時の勇者を 見つけたのか? なんだ ハイリア語が 分からないようだな? では 時の勇者では ないようじゃな |
|---|
であり、緑の衣に懐かしく感じている部分だけを見れば時オカリンクを思い出しているデクの樹のコドモという見方ができるのだが、会っているはずの時の勇者に"伝説の"とつけたり顔を知らなかったり、そもそもコキリ族の衣装が全て緑であったことを考えると、別人であるとも見れる。
時のオカリナと、風のタクトにわずかにだけ登場するデクの樹サマが生み出した種族。
ハイリア人と外見はよく似た種族でコキリの森の奥にある集落に住み、緑の衣装を着ている。大人にならないという性質を持っており、住民全てが子供で七年経っても全員が子供のままである。
コキリ族は相棒の妖精を必ず1匹連れている。また、遠くからでは姿が見えない特性があり近づくまでは相棒の妖精しか見えない。コキリの森から出ると死ぬと言い伝えられているがあるシーンでは平原出ているので真偽は不明。
コキリ訛りという方言が若干あり、稀に「〜ジャラ」と語尾に付く。
サリアについてはサリアの個別記事を参照。その他名前付きのキャラにミドと風のタクトに登場するフォドがいる。
時のオカリナで密猟者のノコギリと交換してくれる女の子の名前はファドとされているが名前がどこからかは不明。
コキリ族が海の世界に適応した姿。ハイリア人似の見た目から樹皮のような肌で首がない明らかに人でない姿へと変化している。全員顔に葉っぱをつけており、それが唯一の服装になっている。
とても軽いようでローターのようなデクの葉で海上を飛ぶ。なお、人間達からは見た目から恐れられているらしい。風のタクトで登場するマコレを含め9人のコログ族の名前は樹の名前から取られている。
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルドにも登場することが判明している。
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最終更新:2025/12/07(日) 10:00
最終更新:2025/12/07(日) 09:00
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