デマンドバスとは (デマンドバスとは) [単語記事]

デマンドバスとは、デマンド（運行依頼）に対応して運行されるバスのことである。

概要

書籍によってはオンデマンドバスとも呼ばれる。インターネットや電話などの要望を受け付けて運行される乗り合い形式の交通機関で、運賃はタクシーより安く路線バスより高めという中間の特徴を持つ。路線バス廃止に伴いデマンドバスに移行する事例も多い。

現在、人口減少局面にある日本で利用が増えている交通形態である。なお、必ずしも大型バスである必要はなくタクシー車両を利用したものもある。

インターネットでの予約で運行するデマンドバスの場合、シビリアンなどのマイクロバス程度で需要が満たせることから一回当たりの運航費用はメンテナンスなどまで含むと路線バスよりも安くおさえるができる。限界集落対策として費用面において地方公共団体が助成している場合も多い。

JR北海道の開発した鉄路と道路の両方を運行できるDMVも運区形態としてこのデマンドバスのような運行が可能になることが期待されていた。

アニメ「サクラクエスト」の第18話でもこのデマンドバスが作中に出ている。

なお、ソフトウェアについては今後普及が進むにつれて汎用のパッケージソフトが開発されるk十が望まれているが、現時点ではまだそこまでのニーズがないため、個別のフルスクラッチ（特定路線専用に開発したソフト）が主流となっている。