ドイツツーリングカー選手権 単語


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ドイツツーリングカーセンシュケン

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ドイツツーリングカー選手権とは、かつて世界最速だったツーリングカー選手権である。通称「DTM」。”ドイツ”と付いているが実際はドイツを中心としてヨーロッパ各地で行われている。

概要

選手権が始まったのは1984年。最初はごく普通のグループA規定によるツーリングカー選手権だったのだが、規制緩和により大幅な改造が認可されるようになった。4WD、ABS、TCS、エアコン電動ウインドウなど当時のF1マシン並のハイテクを備えたマシンによる世界最速のツーリングカーレースは大人気となり、それに目を付けたFIAはこれをITC(国際ツーリングカー選手権)と改め世界最高峰のツーリングカーレースに仕立て上げた・・・までは良かったのだがあまりにもコストが高騰したおかげでその年にメルセデス以外のワークスが撤退を表明。このため1996年をもって廃止となった。

その後2000年に再び再開されることになったが過去の失敗を鑑みてギアボックスの共有化、エンジン交換の制限、市販車との技術的繋がりの徹底的排除など、非常に厳しいコスト規制が行われている。また、タイヤはワンメイクとなっており、タイヤ戦争もない。2013年現在はハンコックタイヤのワンメイクで、2016年まで供給契約を結んでいる。車体形状は2011年までは4ドアのサルーンであったが、翌2012年からは2ドア限定となった。元F1レーサーの選手が多く、ジャン・アレジ、ミカ・ハッキネン、ラルフ・シューマッハ、ハインツ=ハラルド・フレンツェンなどが参戦していた。逆にDTMからF1にステップアップするドライバーもいるが非常にまれである(ポール・ディ・レスタなど)。

ほぼすべての車両が派手なエアロを装着しており、ヨーロッパでは派手なエアロ=DTMというイメージが強いらしい。そのためスカイラインGT-Rがルマンに参戦した際車検場で「DTMにでも出るのか?」と皮肉られたとかなんとか。

また、現在のSUPER GTはその過激(なんでもあり)さに旧DTMの日本版と呼ばれることもある。・・・とか何とか言ってたらSUPER GT(GT500)とDTMの車体規定(「車両」ではない)は2014年から統一されることになった。双方の車両は基本的に相互に参戦が可能となるが、エンジンはDTMがV8、SGTは直4ターボを使用する必要がある。エンジンについては2016年をめどに統一されることになるらしい。

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最終更新:2025/12/09(火) 19:00

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